平成27 年4月 20 日発行 りんご生産情報 大鰐地区営農係 平年よりも9日程度生態が進んでいます。園地の整備を急ぎ、凍霜害や病害虫 防除の準備をしましょう。 管内のふじの生態 調査地点 H27 発芽日 H27 芽出し 森山 4/2 4/6 ★りんご研究所★ 駒木 4/6 4/11 ふじ開花予想 5月3日 古懸 4/5 4/11 りんご研究所 3/30 調査ナシ ※4/15 現在 予想 1、発 芽 日:頂芽の頂部が破れて、青みが現れ たものを 3 ヶ所以上認めた時。 2、芽出し当時:一本の樹で 80~90%芽が割れた 時。 3、展 葉 日:小さくても正しい葉形と認められる 基葉が1枚でも認められたとき。 霜害防止対策 花芽の耐凍性は生育ステージが進むにつれて低下しやすくなり、低温に30~60分遭遇すると被害が出始めるとされており、一般に 降霜被害は晴天無風で、午後 7 時の気温が6℃以下の日の翌日早朝に発生する頻度が高いとされています。 そのため、天気予報に十分注意し防霜対策を万全に行いましょう。また、防霜ファンのある所では、始動温度を2度に設定しましょう。 マメコバチの管理 ~近年マメコバチの数が減ってきています。積極的に増やしましょう~ マメコバチを増やすポイント!! ① ふじの展葉 1 週間後頃(芽出し 10 日後)」の薬剤散布の3日後にマメコバチを冷蔵庫から出して設置しましょう。 ② 飼育場所は日当たりの良い、風の影響を受けにくいところに設置しましょう。 ③ 土取り場には、粘土質の強い乾燥していない土を準備しましょう。 ④ 鳥による捕食を防ぐため、土取り場を含めて防鳥網を張りましょう。 ⑤ 古いアシガヤはコナダニなど天敵が多く寄生しています。アシガヤの更新は積極的に行いましょう。 ※開花期間中の天候不順によりマメコバチの数が少ない場合は人工受粉を行ないましょう。(モニリア病の実腐れ予防にもなります。) マメコバチ出庫日…4月24日・27日・30日 午前9時から午前11時30分 長峰りんごセンター 人工授粉 結実確保・形状の良い果実を生産するためにも人工授粉を積極的に行いましょう。 散布予定日が雨の予報の場合は、降雨前の散布を心がけましょう!! 薬剤散布 回数 散布量 1 300L /10a 2 320L /10a 3 350L /10a ※生態の早い地域では、4/21 頃からの散布予定となります。 1000L 散布時期 対象病害虫 基準薬剤 当りの薬量 モニリア病 1 精製マシン油 200倍 5L ふじの展葉1週間後頃 ハマキムシ類 2 ダーズバンDF 3000倍 334 g (芽出し 10 日後) リンゴハダニ 3 ノーモルト乳剤 4000倍 250cc キンモン・ギンモン 4 ベフラン 1000倍 1 L 黒星病 1 インダー 5000倍 200cc ふじの開花直前 モニリア病 2 トップジンM 1000倍 1kg ミダレカクモンハマキ 3 バイオマックス DF 2000倍 500 g ふじの落花直後 黒星病 1 スコアMZ ミダレカクモンハマキ 2 バイオマックス DF 500倍 2000倍 防除上の注意 モニリア病、黒星病防除の 重要時期ですので、10 日 以上あけないようにしま しょう。 リンゴハダニの多い園地 では落花直後にピラニカ 2kg 2000 倍を使用しましょ 500 g う。 いよいよ農作業も本格化!!農作業中の事故には十分気をつけましょう!!
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