JA佐渡米 栽培基準 22年版のコシヒカリの栽培を基準に記したものです。 項目 3割減減栽培 使用 地域慣行基準の 制限 3割以上減農薬減化学肥料 5割減減栽培 佐渡地域慣行基準の 5割以上減農薬減化学肥料 コシヒカリにおける「JA佐渡米」の栽培要 「特別栽培米」や「佐渡市認証米」の最低 件です。 栽培要件です。-全品種- 化学合成農薬成分 13成分以内 化学合成農薬成分 9成分以内 作業 項目 化学合成窒素量 4.2㎏以内/10a 化学合成窒素量 3.0㎏以内/10a 指定採種圃産種子を使用 (JAでは指定採種圃産種子を温湯消毒して配布しています。) 種 子 ○温湯消毒済み種子であっても塩水選作業と苗箱消毒[イチバン※]は必要です。 (温湯消毒済み種子を使用しない特殊な場合や追加殺菌をしたい場合は生物農薬[エコホープDJ※ 又はタフブロック※]での消毒とします。 ※印農薬は成分数(0)となります。 育 推奨資材 5割減の中の「特 栽米」としてまと まった販売をして いくためのJA推 奨薬剤でもありま す。 下記体系範 囲内の防除であ ることが前提です が可能な方はご 協力下さい。 ○土 - 購入土の使用が原則です(極力雑菌・雑成分を入れないため)。 使 ~自家製土の場合は土を厳選し、PH検定・くん炭1~2割を混用する(水はけを良くするため)などの 用 処理が必要です。~ 土 ○肥料 - [合成培土]等の肥料入り土を使用するか専用肥料を混用します。 ★育苗期間中の化学窒素も使用量に含める必要があります。通常は0.1㎏/10aとして下さい。 苗 【3割減減の場合】 薬剤成分目標(1) 【5割減減の場合】 薬剤成分目標(0) 障 ○カビ対策及び発根促進として[タチガレン ○カビ対策は必要に応じて実施下さい。 (成分回数制限に注意。) 害 (1成分)]を床土混和します。 対 殺菌剤によっては成分回数が(2)となるものもありますので選定・追加の際はご確認下さい。 策 ○細菌性病害が発生しやすい30℃を超える温度管理には絶対しないこと。 ~細菌性病害対策には[カスミン]を使用する。(成分数 0)~ ○初期害虫被害(イネミズゾウムシ・ドロオイムシ等)を防ぐため、箱施用を基本とした防除を実施しま スタークル 箱 箱粒剤(1) す。 薬剤成分目標(1) 【3割減減の場合】薬剤成分目標(4~5) 【5割減減の場合】薬剤成分目標(3~4) ソルネット(1) 除 ○初期剤は代かきから田植えまでの間が10日以上の場合のみ使用を検討下さい。 草 ○一発除草剤は原則として(3成分)以下の剤を使用します。 ダブルスターSB(3) 剤 ○コナギなど難防除雑草対策でのみ追加散布をする。 バサグラン(1) ○アオミドロ対策で追加散布をする場合、成分数制限に注意下さい。 [モゲトン(成分数 1)] 【3割減減の場合】薬剤成分目標(3~4) 【5割減減の場合】薬剤成分目標(2~3) 病 害 本 虫 田 土 づ 管 く り 理 ○カメムシ対策として畦畔草刈の徹底を。 スタークル(1) ○殺虫剤は使用回数2回以内かつ合計(2成分)をめやすに。 ダントツH(1) ○いもちや稲こうじの発生が懸念される場合は専用殺菌剤を使用。 モンガリット(1) ○その他、追加防除も成分数の少ない薬剤を選定。 ★前年作の収穫後からすでに1年の施肥が始まっています。(栽培履歴の起算) ~土づくりでは化学窒素の含まれた資材の使用は避けましょう。~ ○稲わら腐熟用として[ワラゴールド]等を秋施用。 ○根張りを良くし充実度向上のため、[粒状ようりん]を2~3年に1度は秋施用する。 ○有機入り肥料を使用し、化学窒素分を抑えます。 [さおとめ有機]では40㎏/10aがめやす(全 基 窒素4㎏、内化学窒素分2㎏) 肥 ~[有機一発基肥]による施用法あり。 有機の入らないペースト肥料[ネオペースト]では使用量に 追 肥 ・ 穂 肥 仕上 注意し、穂肥は100%有機肥料と組み合わせます。~ ○生育状況により[スーパーシリカ]や[ケイ酸加里]等のケイ酸肥料を施用(化学窒素含まず)。 ○穂肥は全窒素成分で2.4~2.6㎏を2回に分けて施用 (2回目を重視)。 【3割減減の場合】 施肥の1例 【5割減減の場合】 施肥の1例 1回目 [さおとめ有機穂肥] 出穂20日前頃 1回目 [さおとめ有機穂肥] 出穂20日前頃 10㎏/10a 10㎏/10a 2回目 [さおとめ有機穂肥] 出穂10日前頃 2回目 [味好2号] 出穂12日前頃 10㎏/10a 20㎏/10a ○適期刈取、適正な乾燥調製で品質・食味の向上を図りましょう。 ~掃除の徹底で異物・異品種混入をゼロに。~ 【3割減減、上記例の合計・目安】 【5割減減、上記例の合計・目安】 合計 化学合成農薬 9~11成分(追加防除可能) 化学合成農薬 6~8成分(追加防除可能) 化学合成窒素 4.2㎏/10a以内 化学合成窒素 3.0㎏/10a以内 左記の施肥大 系は基本的な 施肥例です。化 学窒素制限の 範囲内で全窒 素量が不足しな いよう設計してく ださい。 ※化学窒素の 数値は、小数点 第3位を切り上 げて表記してい ます。
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