4月号 - JAつがる弘前

平 成 27 年 4 月
JA つ が る 弘 前
岩木地区営農係
管内の生態は、五代で4月14日に展葉日を向かえ、吉川で4月9日・百沢で4月12日芽出し当時向かえて、6日程度早く推移して
います。ふじの展葉 1 週間後の薬剤散布は岩木の平場で4月21~22日頃となりますので散布遅れのないよう注意しましょう。山手で
は生態にあわせて散布を行いましょう。
また、落花期までは凍霜害が受けやすい時期ですので、凍霜被害のないように対策を講じましょう。
☆消雪後の管理


施肥は消雪後できるだけ早めに行いましょう。
園地では剪定作業が遅れぎみの所も見受けられますので、
SSの走路を確保するため、走路点検を行いましょう。
☆病害虫防除
散布時期
反当散布量
薬剤名及び
混合順序
倍数
精製マシン油(97)
ダーズバン DF
ノーモルト乳剤
ベフラン液剤
200倍
3000倍
4000倍
1000倍
オンリーワン F
カスケード乳剤
2000倍
4000倍
250ml×2
250ml×1
スコア MZ 水和剤
500倍
1kg×2
カスケード乳剤
4000倍
250ml×1
対象病害虫
1 回目
ふじの展葉
1 週間後
300㍑
モニリア病・腐らん病
2 回目
ふじの開花直前
320㍑
黒星病・うどんこ病
黒星病・リンゴハダニ
ハマキムシ類
ギンモン・キンモン
腐らん病・モニリア病
ミダレコカクモンハマキ
1000 ㍑
当たり薬量
5㍑(1/4)
モニリア病の重点防除時期となります
167g×2 ので、散布遅れのないよう注意しましょ
250ml×1
う。
500ml×2
黒星病・斑点落葉病
3 回目
ふじの落花直後
350㍑
うどんこ病・黒点病
腐らん病・リンゴハダニ
ミダレカクモンハマキ
防除上の注意
リンゴコカクモンハマキ
モニリア病の多発が心配される場合は、
トップジンM水和剤 1,000 倍を加用しまし
ょう。
黒星病の重点防除時期となります。落花直
後の散布間隔は 10 日以内とし、散布予定日に
雨が続く場合は前倒しして散布しましょう。
リンゴハダニのみられる園地ではピラニカ
2000 倍を散布しましょう。
散布遅れ・散布間隔に気をつけて農薬散布をおこないましょう。
生態
1 回目
発芽日 芽出し当時
展葉日
地点
薬剤散布
五
代
4/1
4/5
4/14
4/21
百
沢
4/7
4/12
4/20
4/27
吉
川
4/6
4/9
4/18
4/25
大
秋
4/15
4/20
4/25
5/2
りんご研究所 3/30・(4/9)
―
4/13(4/19)
―
ふじの生態
と薬剤散布
の予想
☆凍霜害対策






5/3
5/9
5/7
5/14
(5/8)
4 月 14 日現在
 色塗りは予想と
なります。
 りんご研究所は()
が平年となります。
防霜資材一覧
危険温度の目安
資材名
使用方法
燃焼時間/倍数
10a/1000ℓ価格
デュラフレーム
10a あたり 30~42 本
3時間
30 本/17,100 円
―2.0℃
防霜ロック
10a あたり 20 缶前後
3~4時間
20,366 円
―1.5℃
霜ガード
グリーンステム
☆マメコバチの管理
☆人工授粉
開花日
蕾~開花期は、最も凍霜被害が受けやすいので注意しましょう。
降霜は、午後7時の気温が6℃以下で晴天無風時に危険性が高まります。
また燃焼資材は、各生育ステージの危険温度より1℃高い時点で点火しましょう。
防霜ファンは、温度検査器を地上から 1.5mに設置し、始動温度を2℃に設定しましょう。
著しく気温が下がった場合は、防霜ファンと燃焼資材を併用しましょう。
危険温度以下の温度が60分続くと凍霜害がおこります。
凍霜害に対する安全限度温度
生育時期
展葉初期
花蕾着色期
花蕾露出始期
開花初め~落花期
2 回目
薬剤散布
5/1
5/7
5/5
5/12
SS散布・マシン油以外混用可 100倍
4,752 円
SS散布・薬剤混用可
8,104 円
1,000倍
 マメコバチの巣箱設置は展葉1週間頃の薬剤散布から2~3日後に設置しましょう。
 防鳥網の内側に土取り場として穴を掘り、穴の土が乾燥した場合は水を入れて湿らせましょう。
 アシガヤの更新はマメコバチ増殖のために3~5年に一度交換しましょう。
 開花期間中の天候が丌順な場合は必ず行いましょう。
 貯蔵花粉が無い場合は開花の早い品種(王林)を開葯して、人工授粉を行いましょう。
人工授粉の
作業目安
花の採取量1手かごで約20~30a 分とれます。(王林で乾燥葯 おおよそ50cc)
ラブタッチ
作業量
10a 当たり 2時間程度(凡天授粉の 1/4)
花粉使用量 10a 当たり 花粉20g + 石松子 80g
☆摘花剤の活用
 人工授粉を必ず行い、中心花の結実確保をしてから散布
しましょう。
 10a 当たり350㍑を目安に散布しましょう。
 凍霜害の常襲地帯では散布しないようにしましょう。
散布時期
頂芽花の満開日
えき芽花の満開日
薬剤名
倍数
1000 ㍑当たり薬量
展着剤
石灰硫
黄合剤
100~120 倍
8.3~10㍑
丌要
薬剤散布が始まります。SS の走路を確保し、事故のないよう作業を行いましょう。