大根の間引き菜への農薬(粒剤)使用について

営農情報(JAちちぶ広報誌やまなみ平成26年5月号)
大 根の 間 引 き菜 へ の 農薬 (粒剤 )使 用 につ い て
1
つまみ菜と間引き菜とは
通 常 の 収 穫 時 期 よ り 早 く 収 穫 し た も の で 、つ ま み 菜 は 本 葉 が 概 ね 2 枚 以 上 の も の 、間
引き菜は本葉が概ね4枚以上のものをいいます。
2
大根の「間引き菜」を食用としたい場合、播種時に殺虫剤(粒剤)を使用できるか
(1)大 根 に 使 用 す る 農 薬 は 、
「つまみ菜」
「 間 引 き 菜 」を 想 定 し て 作 物 残 留 試 験 が 課 せ ら れ
た唯一の野菜です。登録を得る段階で、間引き菜においても残留農薬調査を実施して
います。
(2)残 留 上 問 題 の あ る 農 薬 、 安 全 性 が 確 認 さ れ て い な い 農 薬 に は 、「 間 引 き 菜 、 つ ま み 菜
に 使 用 し な い 」旨 を 記 載 し て あ り ま す 。こ の た め 、「 間 引 き 菜 」「 つ ま み 菜 」に は 使 用
できません。
(3)大 根 に 使 用 で き る 農 薬( 粒 剤 )は 次 の 3 剤 で 、こ れ 以 外 の 農 薬( 粒 剤 )は 使 用 で き ま
せん。
農
薬
名
使 用 量
ダイアジノン粒剤5
時期
使
用
方
法
4 ~ 6 k g /10a 播 種 時 全 面 又 は 作 状 土 壌 混 和
モスピラン粒剤
3 k g /10a 播 種 時 播 種 溝 土 壌 混 和
フォース粒剤
4 k g /10a 播 種 時 播 種 溝 土 壌 混 和 。全 面 土 壌 混 和 の 場
合 の 使 用 量 は 6 ~ 9 k g /10a
平成26年3月26日現在の農薬登録情報に基づいています。
3
大根以外の野菜をつまみ菜、間引き菜として利用する場合
(1)播 種 又 は 定 植 時 に 使 用 す る 粒 剤 は 、作 物 残 留 試 験 を 実 施 し て い な い の で 、
「間引き菜」
「つまみ菜」には使用できません。
(2)大 根 以 外 は 、通 常 よ り 早 い 段 階 で の 収 穫 を 想 定 し て い な い た め 、残 留 の 恐 れ が あ り ま
す。
(3)「 つ ま み 菜 、間 引 き 菜 に は 使 用 し な い 」と 記 載 し て あ る 主 な 農 薬 は 下 記 の と お り で す 。
農
薬
名
農
薬
名
農
薬
オルトラン粒剤
アクタラ粒剤
ガゼット粒剤
ジメトエート粒剤
ジェイエース粒剤
オンコル粒剤
スタークル粒剤
アドマイヤー粒剤
アルバリン粒剤
ダーズバーン粒剤
名