東京都立田無高等学校 平成27年度 生物基礎 年間授業計画

東京都立田無高等学校 平成27年度 生物基礎 年間授業計画
教科:( 理科 ) 科目:( 生物基礎 ) 対象:(第2学年 1 組~8組) 教科担当者:(1組:荒木㊞ )(2組:村井㊞ )(3組:荒木㊞ )(4組:村井㊞ )(5組:村井㊞ )(6組:荒木㊞ )(7組:村井㊞ )(8組:村井㊞ )
使用教科書: 新生物基礎(183 第一 生基 309)
使用教材: スクエア最新生物図説 ビーライン生物基礎
指導内容
【年間授業計画】
具体的な指導目標
【年間授業計画】
評価の
観点方法
第1章生物の特徴
生物学と人間生活のかかわり
〔1〕生物に見られる多様性と共通性
(ア)共通性の由来(1)
4
月
(イ)共通性の由来と多様化
予定
時数
1
すべての生物は共通の祖先から進化したという命題と海洋、河川、山野、高山に
多様化している生物が生存している事実を踏まえて、眼前のさまざまな生物に共
通するものとして細胞を位置づけ中学以来の知識の整理を行う。 ・ 生物にとっての基本単位として
現存する生物の共通の祖先としての原核生物を取り上げることとなっているが、遺 の細胞についての理解
伝子を確実に保護するしくみとしての核膜の成立との関連付けを明確にする。
・単細胞生物と多細胞生物を生物進化の段階を踏まえた発達の歴史として捉えさ
せる。 ・進化に伴う多様化の例として環境に対する適応をという概念を 生物にとっての基本単位として
あわせつつ指導する。
の細胞についての理解
2
1
指導内容
【年間授業計画】
具体的な指導目標
【年間授業計画】
〔2〕細胞の共通性と多様性
・さまざまに多様化した細胞にも共通の構造や働きがあることを理解させる。
・細胞が生命の基本単位であることの研究史を取り上げる。
〔3〕真核細胞の構造(1)
5
月
〔3〕真核細胞の構造(2)
評価の
観点方法
予定
時数
生物にとっての基本単位として
の細胞についての理解
1
・細胞小器官の形とはたらきをメインに、生命の最小単位としての細胞をより具体
性を持って理解させる。
・細胞小器官と細胞質基質の関連性を理解し、多様化した細胞では、基質が変貌 生物にとっての基本単位として
していることを理解させる。
の細胞についての理解
・探究活動の手始めとしてさまざまな細胞の観察を行う
・細胞の増殖と分化を互いに関連する題材として理解させる。
・細胞分裂による増殖では、核内の遺伝物質の質・量ともに変化がない。
生物にとっての基本単位として
・増殖した細胞が組織や器官を形成していくときに、さまざまな形やはたらきの細胞
の細胞についての理解
へと分化する。
2
2
中間考査
1
評価の
観点方法
予定
時数
指導内容
【年間授業計画】
具体的な指導目標
【年間授業計画】
第2節 細胞とエネルギー
〔①〕代謝とエネルギー
・細胞をつくる物質(生体物質)から導入し、細胞が活動すること=細胞内の複雑な
化学反応であることを理解させる。
生命活動=細胞内の化学変化
・同化と異化に伴うエネルギーの変化を理解させる。
1
を理解する
・エネルギー物質としてのATPの存在を理解させる
〔②〕光合成と呼吸
・同化の代表として、光合成による有機物生産と吸エネルギー反応。
・光合成=酸素の生成という概念を否定し、生態系における唯一の有機物合成手
段であることを理解させる。
生命活動=細胞内の化学変化
・細胞内のエネルギー発生のしくみとしての酸素呼吸を理解させる。
を理解する
・燃焼との相違を明確にして、生命活動のエネルギーについての概念を養う
6 第2章 遺伝子とそのはたらき
月 〔①〕遺伝子・染色体・DNA
〔②〕遺伝子のはたらき
・体細胞分裂で解説した、核と染色体の関係を遺伝子という概念と、DNAがその実
体であることを理解させる。
遺伝子の概念ではなく実存物
・DNAの二重らせん構造と塩基の相補性
質を理解する
・DNAの複製のしくみと細胞分裂の周期を重ね合わせて指導する
・二重らせんによる塩基配列の保存を理解させる。
・RNAによる転写と翻訳のしくみ
・タンパク質の分子構造と、遺伝情報によるその維持と再現について
遺伝子の概念ではなく実存物
質を理解する
2
2
2
指導内容
【年間授業計画】
具体的な指導目標
【年間授業計画】
〔③〕細胞における遺伝子の作用
・受精卵から増殖した細胞は、全て同じ遺伝子を保存している。
・分化した細胞では、働く遺伝子が異なっている。
・ゲノムの概念とクローン技術について
評価の
観点方法
遺伝子の概念ではなく実存物
質を理解する
予定
時数
1
期末考査
1
7
月
指導内容
【年間授業計画】
8
月
具体的な指導目標
【年間授業計画】
評価の
観点方法
予定
時数
評価の
観点方法
予定
時数
指導内容
【年間授業計画】
具体的な指導目標
【年間授業計画】
第3章 体内環境と恒常性
①体内環境としての体液
・動物の内部環境に関する進化的な意味合いを理解させる ・ 分化した細胞の相互関係を理
体液の組成など具体的な項目の基礎事項を整理させる。
解する
1
②体液の循環
・閉鎖血管系における血液の循環経路と他の体液(組織液とリンパ液)の関連を理 分化した細胞の相互関係を理
解させる
解する
1
分化した細胞の相互関係を理
解する
2
9
③体液の濃度調節
月
・細胞の浸透圧に関する事項を補強する
評価の
観点方法
予定
時数
指導内容
【年間授業計画】
具体的な指導目標
【年間授業計画】
④肝臓と腎臓の働き
・血液の濃度や成分を調節する内臓としての肝臓と腎臓についての知識を整理す 組織や器官の働き方を理解す
る
る
2
第3章 第2節
①体内環境を維持するしくみ
・恒常性とは何か ・神経系(とくに中枢神経系)の機 組織や器官の働き方を理解す
能
る
3
・内臓の機能を調節するための不随意神経 ・血液によって運搬される化学物 組織や器官の働き方を理解す
質としてのホルモンについて
る
2
10
月 ②自律神経とホルモン
1
中間考査
③血糖値と体温の調節
・自律神経とホルモンの相互作用を理解させる
組織や器官の働き方を理解す
る
1
評価の
観点方法
予定
時数
指導内容
【年間授業計画】
具体的な指導目標
【年間授業計画】
第3節生体防御
①白血球の種類と役割
・生体防御に関する基本的な概念を知る ・免疫細胞としての血球の分化を知る 生体防御のしくみを理解する
1
②体液性免疫と細胞性免疫
・抗原抗体反応の基本を理解させるとともに、T細胞による異物排除のしくみを理
解する
生体防御のしくみを理解する
3
・ABO式やRh式の血液型における基本事項を整理させる
生体防御のしくみを理解する
1
11
月 修学旅行により、授業なし
④免疫の応用としての血液型
指導内容
【年間授業計画】
期末考査
12
月
具体的な指導目標
【年間授業計画】
評価の
観点方法
予定
時数
1
評価の
観点方法
予定
時数
・次の章への関連として、物質生産基盤としての植生の重要性を理解させる
生物の集団の相互関係を理解
する
1
・直接的には「移動できない」植物も長い年月をかけて、集団の状況を変化させて
いるしくみを理解させる
生物の集団の相互関係を理解
する
1
指導内容
【年間授業計画】
具体的な指導目標
【年間授業計画】
第4章 植生の多様性と分布
①環境要因としての植生
②植生の遷移
1
③気候とバイオーム
月
・遷移による植物群落の形成と各地域の気候的な要素が不可分であることを理解 生物の集団の相互関係を理解
させる
する
③気候とバイオーム
・遷移による植物群落の形成と各地域の気候的な要素が不可分であることを理解 生物の集団の相互関係を理解
させる
する
2
2
月
評価の
観点方法
予定
時数
指導内容
【年間授業計画】
具体的な指導目標
【年間授業計画】
第5章 生態系とその保全
①生態系と物質循環
・各地域に成立しているバイオームは生物間の相互作用の元に微妙なバランスで 生物の集団の相互関係を理解
維持されていることを理解させる
する
3
②生態系のバランスと保全
生態系のバランスとそれを変動させる要因について理解を深めさせる
生物の集団の相互関係を理解
する
3
指導内容
【年間授業計画】
具体的な指導目標
【年間授業計画】
評価の
観点方法
1
期末考査
1年間のまとめと生徒による振り返り
3
月
予定
時数
細胞→個体→集団の段階的な
生物観を振り返る
1