浸漬前に種子消毒 西目屋農薬節減米

平成27 年3月号
JAつがる弘前
岩木地区営農係
そろそろ育苗作業が始まります。今年は積雪量が多かったものの、雪消えは早めに推移しております。近年
育苗作業等が遅れ気味であるので、融雪促進材(くん炭や乾燥した黒土など)を積極的に活用して作業が遅れ
ないようにしましょう!また、生育量・収量を確保するため、基本技術を徹底して健苗育成に努めましょう。
今後の作業スケジュールの目安
塩
水
選
3
月
2
7
日
頃
3
月
2
8
日
~
4
月
1
2
日
頃
(田植え時期が 5 月 21 日の場合)
~健全で充実した種籾を選別しよう!~
食塩水の
作り方
塩水選後は種籾に付
●うるち米……水 10ℓ + 食塩 2.1 ㎏(比重 1.13) 着した塩分を十分洗
●もち米 ……水 10ℓ + 食塩 1.2 ㎏(比重 1.08) い流しましょう。
~病気の無い健康な苗をつくるために~
テクリード C
種
子
消
毒
又は
(100cc/1 本)
【テクリード C とモミガード C の使用方法】
・200 倍液で 24 時間浸漬しましょう。
・薬剤 1 本(100cc)で薬液が 20ℓできます。
・薬液 20ℓで種籾 20 ㎏が処理できます。
モミガードC
(100g/1 袋)
【モミガ―ド C 粉 衣 法 】
浸漬前に種子消毒
・乾燥籾重量の 0.5%の量をまぶす。
・種籾 20kg(1 袋)を処理できます。
~十分な浸漬で発芽揃いを良くしよう
①浸漬は 2 週間程度!
西目屋農薬節減米
水温は 10℃以下にならないよう気をつけましょう。(出芽
浸
漬
丌良や出芽遅れの原因)
エコホープ
②水の交換は、3 日に 1 回!
(1ℓ/1 袋)
又は
※交換の際は、種籾の上下の入れ替えなどを行い、酸欠・
水の腐敗・上下の温度差等が発生しないようにしましょう。
む
伸
過ば
ぎし
ハ
ト
胸
※40℃以上になると発芽能力が低下するので気をつ
けよう!
床土
置床の準備(折衷苗代の場合)
床
の土
準・
備置
床
・200 倍液で 24 時間
浸漬しよう。
・薬液 20ℓで種籾 10kg が
処理できます。
・薬液温度は 10~30℃以
内を保ちましょう。
30~32℃で 16~20 時間処理しましょう。
~目安は35枚/10a、
準備は計画的に~
4
月
1
0
日
頃
(100g/1 袋)
種子消毒
~目標はハト胸~
催
芽
エコホープ DJ
浸漬後に
にしましょう。
4
月
1
3
日
頃
○塩水選比重の目安
(新鮮なたまごを使用)
・置床へは太平苗代を 1 坪当たり 500g
施肥しましょう
・置床は育苗箱の底が密着するように均平
にしましょう。
・置床の硬さは「耳たぶ」程度に。
山土
人工
培土
床土の準備
箱当り
製品1袋当り
使用量
の箱数
サイコー11号
20g
5㎏当り250箱
ダコニール粉剤
20g
3㎏当り150箱
タチガレエースM粉剤
8g
1kg当り125箱
床土2.7kg・
無肥料培土
20kg当り約5箱
覆土0.8kg
床土2.1kg・
苗の土゛
20kg当り約5箱
覆土1.2kg
ダコニール粉剤
15g
3kg当り200箱
タチガレエースM粉剤
6g
1kg当り166箱
資材名
!注意!岩木地区・西目屋地区の農薬節減米栽培ではダコニール粉剤を使用できません。
4
月
1
5
日
頃
播
種
~1箱約120g~
催芽籾を1箱当たり 120gを目安に播種しましょう。
※厚播きは、徒長苗やムレ苗の原因となります。
~ケイ酸資材で胴割れ軽減!~
品 名
施
肥
つがるロマン
マップ264号
ニューてまいらず
全量基肥
水稲春一発
ケイ酸資材 混合リン肥1号
基肥
1袋当りの成分量(㎏)
袋
数
(10a)
N
P
K つがるロマン まっしぐら
2.0 3.0 2.0
2.5袋
3.5袋
2.4 3.2 2.8
2.1袋
3.0袋
2.0 4.0 2.8
3.5袋
4.5袋
2.0 2.0 2.0
3.5袋
4.5袋
ケイ酸4.8, リン酸1.0
5.0袋
5.0袋
出芽
~~
~こまめな温度・水管理~
・ハウス育苗では、保温や水分保持のため、
シルバーポリトウなどで被覆を行い、
8 割程度の出芽(5 ㎜)を確認したら
速やかに取り除きましょう。
・ハウスや苗代には必ず温度計を設置し、
播種から5日間は施設内の日中温度が
35℃以上、夜間温度が 10℃以下になら
ないよう、換気・保温に努めましょう。