平成２６年１１月金沢市教育プラザ研修相談センター幼児期は成長が著しいため、からだ(細胞)をつくる材料となるたんぱく質やビタミン A、葉酸、骨をつくるためのカルシウムやビタミン D、その他鉄などが必要になります。しかし、幼児期の胃の容量は小さく消化機能も発達中のため、3 回の食事だけでは必要な栄養素が補いきれません。そのため、間食から成長に必要な栄養素を補うことで、健康なからだがつくられます。《間食の３つのポイント》 ☆ 量間食のエネルギー量は１日の１０～２０％が目安です。 1 歳～2 歳は 90～200kcal を午前、午後の 2 回に分けて、 3 歳～5 歳は 125～250kca を午後 1 回目安にあげましょう。 ☆ 内容牛乳、乳製品、果物などを中心に組み合わせると食事とのバランスが良くなります。また、食事量が少ないときは補食になるようなものをあげましょう。 ☆ 時間食事との間は２～3 時間あけましょう。《1 日の食事と間食の例》 6:00 7:00 朝食起床 9:30 12:00 間食昼食 15:00 間食 18:00 20:00 夕食就寝 ●夕食が出来るまで、待てない場合は、野菜(きゅうりやトマトなど)やミニおにぎりなどの食品をあげましょう。午前の間食牛乳 100cc 67kcal と午後の間食バナナ半分 40kcal 牛乳 150cc 100kcal と食事量が少ないときふかしいも小 1/3 本 40kcal おにぎり 50g やロールパン 1 個 84kcal 90kcal 《間食で気をつけたいこと》間食で砂糖(果糖)類や脂質を多くとると、食事に影響することがあります。砂糖類や脂質を多く含む食品には気をつけましょう。食品に含まれる砂糖や油の目安量を確認してみましょう！ (＊商品により､砂糖量や脂質量は異なります｡) ＝飲み物などの砂糖(果糖)量＝ジュース類 100cc 12g ＝菓子などの脂質量＝アイスクリーム（120ml）14.4ｇイオン飲料類 100cc 5g 一口チョコレート 2 個乳酸飲料 65cc 8g ポテトチップス（小袋） 10.６ｇヨーグルト(加糖)100ｇ 10g 一口チーズ 2 個ゼリー・プリン 100g スティックパン(1 本) 15g ●砂糖類の一日の目安量 1 歳～2 歳は３～５ｇ 3 歳～5 歳は 5～10g 3.4ｇ 2.3 g 4.7g ●油脂類の一日の目安量 1 歳～2 歳は５～６ｇ 3 歳～5 歳は１０ｇ参考「日本食品標準成分表 2010」「五訂日本食品標準成分表対応エネルギー早わかり」