浪 速 消 防 署 長 危険物漏えい事故に関する情報提供について 先日発生しましたセルフ給油ガソリンスタンドでのガソリン漏えい事故に関して情報提 供いたしますので、区民の皆様も危険物の取扱いには細心の注意を払って下さい。 なお、今回の事故発生の要因の一つとして、セルフ給油ガソリンスタンドでの給油作業が 不確実であったことが考えられます。今回は幸いにも火災は免れましたが、一つ間違えれば 大惨事に繋がりかねない事案であったと思われます。 区民の皆様におかれましても、ガソリン等の危険物の危険性について再認識していただき、 より一層の安全確保に努めて頂きます様お願いいたします。 【発生内容】 セルフ給油ガソリンスタンドにおいて、顧客がガソリンを給油中に車両給油口から約 10ℓ のガソリンを漏えいさせたもので、顧客は漏えいをスタンド関係者に連絡せずに立ち去り、 スタンド関係者も事故を認識していませんでした。 事故発生からおよそ15分後に発見された時には、広範囲にわたって給油機付近および側 溝にガソリンの漏えいが認められました。 【原因及び対策】 セルフ給油ガソリンスタンドにおいては、顧客自らが給油作業を行いますが、顧客が給油 メーターに気を取られ、給油口から目を離していたこと。またノズルの給油口への差し込み や、ノズルの握り方が不十分であり、自動停止装置が作動しなかったことで給油口からガソ リンが漏れたものです。 セルフ給油ガソリンスタンドにおいて給油する際には、給油時の注意事項を厳守するとと もに、給油口の奥までノズルを差し込み、しっかりと握って下さい。また、万が一漏えいし た場合にはガソリンスタンドの係員に連絡し、係員の指示に従って下さい。
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