「青天の霹へきれき靂」 本格作付へ

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平 賀
へ き れ き
県内初特A米「青天の霹 靂」
本格作付けへ
~「攻めの農林水産業」春の農作業現地巡回指導 ~
県 農 林 水 産 部 は4月28日、
「あおもり米」活性化推進運動の
一環として、平成27年度「攻め
の農林水産業」春の農作業現地
巡回指導を平川市で行った。成
田博部長ら県の担当者が、特A
クラス米生産研究会の古川寛三
へきれき
会長の水稲新品種「青天の霹靂」
育苗ハウスを訪れ、育苗管理の
状況確認と今後の栽培指導をし
た。生産者をはじめ長尾忠行市
長などが参加した。
育苗状況を確認し、今後の管理をアドバイスする成田部長(中)
4月15日に播種(はしゅ)された同品種は、草丈6~8cm、葉齢1.5 ~2と順調な生育状況が確認
された。県農林水産部の成田博部長は「苗揃えは順調。高温や霜に注意し、適正な温度管理や水管
理を行い、健苗育成に努めてほしい」と今後の管理をアドバイス。また、古川会長は「日中ハウス内
の気温が高いので気が抜けない。今後も細やかな温度管理と水管理に気をつけていく」と話した。
27年度に本格デビューとなる「青天の霹靂」は、当JA管内では生産者122人、栽培面積286㌶
で栽培する。田植えは5月15日頃から始まる。
~JA津軽みらい特Aクラス米生産研究会の概要~
育苗作業の注意点を話す古川会長
順調に生育している「青天の霹靂」
3
2015. 5
・会 員:23人
・設立年度:平成21年度
・設立目的:特Aクラスの良食味米生産を目指して、生産
技術の研究・向上を目的に設立
○これまでの取り組み
「つがるロマン」での特A取得を目指して、研修会や
食味調査に取り組んできたが、平成25年度からは「あ
おもり米「特A」プロジェクト事業」の現地試験圃に
協力。
平成26年度には、「青系187号(青天の霹靂)」を施
肥改善など徹底した栽培管理を行い、県内初の特A取
得に貢献。
○今後の方針
「青天の霹靂」の地域拠点として、新規作付者に対す
る指導体制を県関係機関と協力し確立し、良食味米の
評価を継続するためにその特性を十分発揮させる栽培
技術の普及に努めていく。