翻訳:米澤輝美、ピレイ順子 イエス・キリスト ホ ームスク ーリングの 嵐の中で下ろす錨 ノーム・ウェイクフィールド 04 プロフィール して生きるために必 要なものを示す、 時を越えた への手 紙には、 私たちがイエス ・ キリストを錨と さんの信 仰が次 世 代の基 準となります 。 へブル人 親として、 家 族のリーダーとして、 神に対する皆 れるような気 持ちになったことはありませんか。 ホームスクーリングをする中で 、 史 上 最 大 規 模 の震 災に遭 遇し 、 信 仰が奪われ 、 岩に打ち付けら があります。 その主な理 由は、 私たちが告 白の重 たちが願うような信 仰の砦になれないのには理 由 私たち親は安 定の模 範となるべきですが、 しか し、 時には そういかない時もありますよね。 自 分 ます。 そして親である私たちに、 その鍵が与えられてい 仰において成 長し、神との関 係を強める時 期です。 代は自 身の信 仰を建て上げ 、 信 不 変のメッセージがあります。 要 性を理 解していないからだと私は考えます。 嵐は土台を明らかにする あるからです 。 家 族が人 生の嵐に耐える時 、 親はその安 定のた めの錨や砦となります 。 私たちの信 仰は 、 影 響 力 があり 、 揺るぎなく 、 活 気に満ち 、 尽きないもの であるべきです。 私は若い人 々もこの記 事を読ん でくれることを望みます。次の世 代の来るべきリー 10 誰もがそれぞれの土 台を持 って生きています が 、 キリストの福 音に対する姿 勢が 、 その土 台を 05 ダーとなるために、 その基 礎を築き上げる必 要が エリヤの霊ミニストリーズ創設者&代表。キリストと 歩む4人の子どもたちを育て、17人の孫に恵まれ る。1984年にホームスクーリングをスタートし、現在 も孫をホームスクーリング中。 神はノーム氏に、福 音がいかに 「きずな」 を強めるか、人生の様々な局面 に機能するかを教える賜物を与え、1992年以来、 全米、世界各地で用いられている。2003年白馬セ ミナー、2004年大阪コンベンションに続き、11年ぶ りの来日。ダウン症の娘、アマンダがスタッフとして ミニストリーを助けている。 力 強い土 台は力 強い す が ︶、 福 音 と い う ︵ 確かにそうなので 力であるとするなら ま す。 福 音 が 神 の て洪 水が押し寄せ、 風が吹いてその家に打ちつけ 建てた愚かな人に比べることができます。雨が降っ てそれを行わない者はみな、 砂の上に自 分の家を からです。 また、 わたしのこれらのことばを聞い で も 倒 れ ませ ん で し た 。 岩 の 上 に 建 て ら れ て い た し寄せ、 風が吹いてその家に打ちつけたが、 それ 人に比べることができます。 雨が降 って洪 水が押 生き方を生み出すは ると、 倒れてしまいました。 しかもそれはひどい 築いているとも言え ずです 。 しかし 、 嵐 ︶ 倒れ方でした。﹂︵マタイ7 生は福 音が土 台になっていると思 っているのでは いう福 音を 、 ある程 度 知 っているので 、 自 分の人 は、 キリストが自 分の罪のために死んでくれたと 多くのクリスチャン る必 要があります。 かどうか、 考えてみ 音に根ざしているの 土 台がキリストの福 本 当に自 分の人 生の 足 を 感 じ る な ら ば、 の 、 神さまの良き計 画です 。 さらに恵み深いこと まが見ておられることに私たちも目を留めるため 震や記 録 的な台 風に私たちが直 面する前に 、 神さ は 、 死と裁きという最 後で最 大の震 度 7 以 上の激 差し伸べてくださっているということです。 これ イエスは私たちと一 層の強いきずなを求め、 手を した。 それが、人 生に嵐が起こる目 的の1つです。 人 生の土 台を明らかにするということに気 付きま カウンセリングの経 験から、 人 生の嵐はその方の 意することではありません。 私は、 イエスが明らかに重 視したのは、 聞いてそれを 実 行することであって、 ただ単に聞いたことに同 ∼ が吹き荒れるそんな ないでしょうか 。 しかし 、 聖 書は 、 私たちが何を に、 神さまは、 多くの小さなレベルの嵐の中に私 告 白 通りに生きるための訓 練をしてくださるので 30 時に 、 力の欠け 、 不 聞いたかだけではなく、 聞いたことをどう受け止 たちを置くことによって、 私たちが日 々、 自 分の 年を超える め、 どう実 践するかが大 切だと言います。 ﹁ だから、 わたしのこれらのことばを聞いてそれ を行う者はみな、 岩の上に自 分の家を建てた賢い す。 27 イエスは山 上の垂 訓でこのように言われていま す。 24 06 せんでした。 リングする時、 我が家は必 死に嵐を避けようとし るかもしれませんが、 子どもたちをホームスクー 皆さんの中にも我が家と同じような方 々がおられ たく分かっていませんでした。 おそらく、 読 者の 私たち家 族がホームスクーリングの経 験を積み 始めた時、自 分たちが一 体 何をし始めたのかはまっ 私たち親の土 台は、 親の人 生だけではなく、 それ なぜそれを自 分が信じられるだろうか。 つまり、 親に人 生の嵐を治める力を与えないというなら、 たちの結 論はこうです。 もし、 福 音が私たちの両 にならないのです。 キリストに背を向けた子ども す 。 結 果 的に 、 福 音は彼らにとって魅 力 的なもの ホームスクーリングという嵐 ていました 。 既 存の学 校に通う親 子が遭 遇する多 ぞれの子どもたちの人 生にとっても重 要なものな ホームスクーリングに霊 的 負 傷 者が出た場 合の 多 く の ケ ー ス は、 両 親 の 実 生 活 の 中 で 福 音 の 力 くの嵐は避けることはできました。 しかし、 ホー のです。 強さを示す模 範を子どもたちが見なかったためで ムスクーリングを続ける中で、 子どもたちとの関 係に加え、 夫 婦 関 係をもおびやかす多くの嵐が生 まれることを体 験していきました。 イエス・キリストについて 何と告白するか 関 係 が ど れ ほど 力 強 い も の で あ る か を 子 ど も た ち りする時 期もありました。 イエス ・ キリストとの 一 方で 、 親 自 身が揺れ 、 子どもたちを怯えさせた しているのかを見ていました。 良い時 期もあった ようと試みる中で生まれる嵐に、 どのように対 応 ました。 子どもたちは、 私たち親が彼らを教 育し さらに、 私たち親と神との関 係が、 子どもたち と神との関 係に影 響を与えるということに気 付き は 、 自 分の告 白が聖 書 的 かもしれません。 皆さん の宗 教 的な話に過ぎない ま す。 そ れ 以 外 は た だ のを土 台として生きてい 皆さんは自 分が信じるも 皆さんの信 仰の土 台を表すのでとても重 要です。 られますか。この質 問に対しての皆さんの答えは、 霊的負傷者 に示すため、 いかにイエス ・ キリストを自 分たち でイエス・ キリストにつ 皆さんはイエス ・ キリストについて何と告 白す ればよいか、 よく理 解され、 またはよく知 ってお のよりどころとしていくかを学ばなくてはなりま 07 いて重要な真実に根ざしている確信がありますか。 イエス・キリストが私たちの罪の赦し主であり、 神であるという明 白な告 白は必 要 不 可 欠です 。 な 返し報 告された真 実を見つけます。 それは私たち の手 紙を読む時、 イエス ・ キリストについて繰り ができる 、 絶 対 的な保 障となります 。 へブル人へ 生きることは、 どんな嵐も震 災も切り抜けること ようにしました。 この告 白に含まれているそれぞ 生の嵐の只 中で錨となる基 本 的な真 理を多く含む と多くのことが言えますが、 上 記の告 白では、 人 が重 要です 。 イエス ・ キリストについては 、 もっ 皆さんがこの告 白について注 意 深く学ぶことを 期 待しています 。 主に関する聖 句 、 真 理はすべて ホームスクーリングの 嵐の中での固い岩 の告 白の土 台となるものです 。 以 下に 、 その一 部 れの大 切な真 理を理 解することは 、 大 変 価 値のあ ぜなら、 それはリーダーシップや交わりの土 台と を掲 載します 。 これを暗 記し 、 皆さんの日 々の生 ることです。 なり確 信となるものだからです。 その告 白 通りに 活の中で活かしていただければと思います。 チア ・ コンベンションでは、﹁ キリストに錨を下 ろす ﹂﹁ ホームスクーリングの嵐の中での固い岩 ﹂ 1︶。 イエス・キリストは神の御 子であり ︵1 1∼2︶、 3、8 を講 演します。 このメッセージでは、 キリストへ 、4 ︶。 ∼ ︶。 、 16 10 ︶。 23 つならば、 これらのことが起こります ︵4 14 り、 そこに希 望があります。 何をするかが人 生の嵐に恵みをもたらすことにな 知 っているかではなく、 その知 ったことに対して 日それを適 用することを発 見するでしょう。 何を 私たちの大 祭 司です ︵1 3︶、 の告 白に根ざして生きること 、 実 践 的な方 法で毎 3︶。 ︶、 罪のきよめを成し遂げて、 すぐれて高い所の 大 能 者の右の座に着かれ ︵1 私たちのためにとりなしておられ ︵7 おられます ︵1 その力あるみことばによって万 物を保って 25 彼は苦 難、 試 練、 誘 惑から私たちを守り、 救われます ︵ 16 その憐れみと恵みによって ︵4 39 私たちが彼に近づき、 自 分の告 白をしっかりと保 16 10 08 ノ ー ム・ ウ ェ イ ク フ ィ ー ルド 氏 の 講演予定 基調講演 1 ホームスクーリングの中で、 私たちを変える神の愛の力 The Transforming Power of God’ s Love in Homeschooling 互いに愛し合わなければならないことは周知の事実です。しかし、皆が、どのように実 践するかを知っているわけではありません。教育と訓戒を施す愛のある環境を築くにあ たって最も大きな障害物となるものは、偶像礼拝の心です。偶像礼拝とは、この世が与 え、心を支配する、偽の神の愛のようなものです。このセッションでは、ノーム氏が、家 族にとって最もチャレンジとなるゴールの1つ、愛の関係について実践的な洞察を与えて くれます。これらの真理によって、夫婦関係や親子関係が癒やされ、強められることで しょう。 基調講演 2 子どもをしつける時の 希望の力 The Power of Hope in Discipling your Children 自分の子どもたちの心をつかんでいる人は誰でしょうか。それは、子どもたちに一番多 くの希望を与えた人です。それが「希望」の威力なのです。親は子どもたちに正しいこと を教えます。しかし、重要で力強い希望を彼らの人生に育んでいくことを怠っています。 その結果、起こってくることは、この世の基準や価値観に影響され、親の教えや聖書の価 値観から外れるティーンたちを生み出すことです。子どもたちを訓戒しながら、どのよう に家庭を希望で満たしていくかを学びましょう。 09 分科会 1 家族に対する神の青写真 ━━家庭を基盤とした弟子訓練 God’ s Blueprint for the Family : Home-based Discipleship 次世代、3世代、4世代と続く、敬虔の遺産を築き上げたいと思いますか。このセッ ションでは、主のために将来の世代を整え、準備させる、神のご計画を提示します。エ リヤの霊、聖霊が、人の心を神に向けさせ、その妻、子どもたちに向けさせます。それ は、次世代の人たちに、神と共に歩む備えをさせるためです。 分科会 2 イエス・キリスト ━━人生の嵐の中で下ろす錨 Jesus Christ - The Anchor in the Storms of Life 自分の子どもを教育しようと努力する中で、史上最大規模の台風や大地震に遭遇した ような気持ちになったことはありませんか。キリストに錨を下ろすことを学びましょ う。そうすれば、あなたの行く手に何がやってこようともしっかりと立つことができ、 子どもたちもしっかりと導くことができます。 分科会 3 聞く耳 ━━学習者としての基本 Ears to Hear : The Foundational Lesson for Learning 聞いているのに聞いていない、見ているのに見ていないことがあり得ることを知って いましたか。イエスはご自分の弟子たちに、もしこの教訓から学ばなければ、ご自分の すべての教えを理解することができないと言われました。聞くことは、学習するための 技術です。イエスはそれを基本的な教訓として表現されました。もし、あなたが、聞き 方を知らないのであれば、あなたと神との関係について騙されている危険があり、人生 のあらゆる学びに向けて、準備不足です。 10 分科会 4 永遠の視点から行う クリスチャン家庭教育 Christian Home Education from an Eternal Perspective それぞれが持つ世界観は、家庭教育や生活上の困難への反応はもちろんのこと、教育の あらゆる面に影響を与えます。神は、人生において永遠の視点を保ち続ける者に、召しに 必要な恵みと力、天からの知恵を与えると定められました。永遠の視点から生き、教えら れることについて神の言葉は何と言っているのでしょうか。このセッションは、皆さんを 大いに励ますこととなるでしょう。地上で生きている間、天国での生き方について学び、 子どもたちにも永遠の視点からの生き方を教えることができるようになります。 分科会 5 母としてティーンの息子たちと(あるいは 自分の夫がティーンの息子のように振る舞 う時) どう関わるか? What’ s a Mom to Do with Teenage Sons <or husbands when they act like one ?> 多くのホームスクーリングママたちが、息子たちとの間でしばしば起こる衝突で悲し んでいます。特に、息子たちのティーン時代に起こります。母親は、あの幼かった息子 が父親に自分を重ね始め大人になっていく過渡期を、どのように扱えばいいのでしょう か。また、この時期の母親の役目は何でしょうか。指導しながらも、息子との関係を強 めるために何ができるでしょうか。その疑問などにお答えします。 分科会 6 親が子どもに語る 最も効果的な言葉 The Most Powerful Words a Parent can Say 人の心が聞くことのできる最も効果的な言葉は何でしょうか。このセッションの中 で、「愛しているよ」と言うよりも、もっと効果的な言葉があることを知って驚かれる かもしれません。天の父の心と、旧約時代のすべての父たちに語られ、御子イエス・キ リストを通して語られた力強く、効果的な言葉を示します。そして、子どもたちを教え 訓戒する時に、どのように効果的にインパクトを与えることができるかについて、実践 的なヒントが提供されます。 11
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