1 213 平面造形を中心に、画面構築における効果的な構成・レイアウト

メディアイラストレーション
造形基礎実習Ⅲ
(基礎造形Ⅰ)
黒沢 一正 菱山 勇
黒沢一正
213
1
イラスト作品におけるモチーフ、要素はそれぞれが、
どのような大きさ、量でその位置にあればいいのか?それによって
動きや安定を感じさせたり、
ドラマチックになったり大きく画面は変わります。線や単純な幾何形態を用いて様々な試
みを取り入れた作品作りに取り組み、
イラスト制作に欠かせない構成の基礎を習得していきます。
平面造形を中心に、画面構築における効果的な構成・レイアウト方法の習得、及び基本的な用具用材の使い方、
また
形や色、
また様々な造形要素に対する幅広い適応力、理解を深める。
自立的造形原理を主体とした構成実習を中心に、表現の基盤となるバランスやハーモニー、有形性、審美性といった
造形感覚と意識的構築力の鍛錬。
オリエンテーション
平面造形における表現の種類、
レイアウトの重要性
組織的構成、
感覚的構成
前期授業内容説明∼画材、
使用器具確認
平面造形における各種表現
(アナログ、
及びデジタル)
について
平面造形の基礎についてグループ内でのミーティング
∼前期授業進行における前提講義
資料プリント
はさみ、
のり、
カッター
カッターマット
第1課題、
点線面、
及び単色による表現/地と図
構成基礎
構成理念/基礎形態
(幾何図形)
の種類と効果的な表現、
円、
三角、
四角、多角形の構成
第1課題出題
効果的なレイアウト法∼疎密、地と図について
説明講義
(スライド説明)
∼アイデアスケッチ制作
ノートパソコン
プロジェクター
説明見本参考作品
作品制作用具一式
(アクリル絵具等、
詳細別途指示)
アイデア発想∼エスキースについて
エスキースチェック∼本制作
説明見本参考作品
作品制作用具一式
(詳細別途指示)
第2課題、点、線、面、及び有彩色を用いた表現/地と図
色彩基礎、色彩における心理的効果、色と形の関係
明度差、濃淡による表現バリエーション
第1課題授業開始時提出∼第2課題出題
色彩についての基礎講義
(スライド説明)
∼アイデア
スケッチ制作
ノートパソコン
プロジェクター
説明見本参考作品
作品制作用具一式
(詳細別途指示)
アイデア発想方法∼色彩を用いたエスキースについて
第1課題作品講評
エスキースチェック∼本制作
説明見本参考作品
作品制作用具一式
(詳細別途指示)
第3課題、分割と構成/表現技法
構成におけるグリッドシステムについて
各グリッド構成内に特殊技法による抽象表現を用いての
展開構成、及び紙立体(ペーパークラフト)制作
第2課題授業開始時提出∼第3課題出題
グリッドを使った構成
平面造形における様々なアナログ的表現方法の習得
抽象表現、絵画技法の各種実験
説明見本参考作品
作品制作用具一式
(詳細別途指示)
システマチックなレイアウトの重要性について
各種描画材についての基礎知識習得
課題作品制作
次課題準備説明
第2課題作品講評
エスキースチェック∼本制作
立体表現(ペーパークラフト)
における基本技術、及び
効果的な表現方法について
説明見本参考作品
作品制作用具一式
(詳細別途指示)
第4課題、
単純化表現と構成
単純化プロセス、有機的形態のスタイライズ表現
テーマ、及びモチーフに対する探究心、観察眼の向上
第3課題授業開始時提出∼第4課題出題
テーマモチーフ
(例、野菜や果物等)
を様々な角度から
観察し、
その構造形態をスタイライズ、単純化表現
説明見本参考作品
作品制作用具一式
(詳細別途指示)
スタイライズ、
ディフォルメ表現における基本プロセスに
ついて
第3課題作品講評
スタイライズ、
エスキースチェック
説明見本参考作品
作品制作用具一式
(詳細別途指示)
授業総括項目1
上記スタライズを構成要素として、これまでに習得し
た構成、 色彩等における知識や描画技術を効果的に
活用した平面構成課題制作
構成課題エスキースチェック∼構成課題本制作
説明見本参考作品
作品制作用具一式
(詳細別途指示)
授業総括項目2
上記スタライズを構成要素として、これまでに習得し
た構成、 色彩等における知識や描画技術を効果的に
活用した平面構成課題制作
構成課題中間チェック∼本制作
説明見本参考作品
作品制作用具一式
(詳細別途指示)
授業総括項目3
上記スタライズを構成要素として、これまでに習得し
た構成、 色彩等における知識や描画技術を効果的に
活用した平面構成課題制作
第4課題提出∼前期内容総評
夏期課題出題
説明見本参考作品
作品制作用具一式
(詳細別途指示)
課題作品制作
次課題準備説明
課題作品制作
次課題準備説明
筆記用具等
課題作品制作
過去の参考作品、
オリジナル資料等。
カッター等の怪我をする恐れのある器物取り扱い時には注意を促す。
授業内容の理解度、作品完成度、提出状況、制作意欲や学習姿勢、
出席評価。左記を総合的に判断し評価する。
尚、
レポート、筆
記試験等は基本的に課す予定無し。