【感染症とパンデミック】 人類は長い歴史の中で、大きな感染症を何度も経験しています。 有史以後ではヨーロッパの黒死病(ペスト)やスペインインフルエンザがその規模として巨大です。 (14世紀のペスト流行では全世界で8500万人が亡くなり、ヨーロッパでは人口の3分の 1とも半数とも言われる人が、治療の術も無く 家族からも見捨てられて死んで行きました。スペインインフルエンザでは、1818年か らの2年間で、4000万人とも8000万人とも言われる犠牲が出、その多くが屈強な 若者でした) そして現在取りざたされているのが、H5N1型やH7N9型を中心とした新興インフルエンザの 影です。 これら病原菌の殆どは、動物との共通感染症であって、そのウイルスが直接あるいはハエ等の昆虫を介して伝染す る事が多いと言われています。 国内で2010年から大量発生したH5N1型鳥インフルエンザも、野鳥だけでなく昆虫などの鶏舎への侵入が疑 われています。 免疫のない振興ウイルスが一旦感染し始めると、体内では防衛のしようも無いので、抗ウイルス薬か事前のワクチ ン接種が頼みの綱となります。 鶏の中での変異 豚体内での集合 ヒトの中での集合 H5N1・H7N9 の進化 研究所での合成さえ話題に 抗ウイルス薬とワクチンは日々日々研究が進んでいますが、以前は、このH5N1型の変異が一番恐れられており、 最近ヒト等への感染を効率的に引き起こす仕組みが解明されていました(比較的簡単にヒト型になると言いわれて いました)。しかし、平成2013 年当たりから、中国を中心とした地域では新たな鳥インフルエンザ(H7N9 型)での死亡例が続き、その人間への感染症例が短期間に大きく蓄積されています。 更にはサウジアラビアを中心にMARSウイルスも拡散しました。 こちらは以前のSARS同様コロナウイルスと呼ばれる呼吸器感染症ですが、元々のウイルスの宿主が判らず、感 染経路が未だに不明な事が不安材料となっています。 こういった立て続けの感染拡大に更に驚かされたのが、2014年のエボラ集結熱でした。 上は国立感染症研究所の旧ホームページの記事から引用。2015/3/31 現在(最新)とあります。 東・ヨーロッパ・アフリカの一部地域などで感染が確認され、ヒトでの症例はアジア、中東、アフリカを中心に報 告されています。 2012年3月までの合計では感染者数598人 死亡数446人となっています。 死亡数352人となっていたのが、3年後、感染者数826人、 以下黄色は最近増えている国。 2012 年までの 2015 年 2012 年まで 2015 年 感染者数 まで の死亡数 まで インドネシア 188 人 199 人 156 人 167 人 ベトナム 123 人 127 人 61 人 64 人 エジプト 164 人 329 人 58 人 107 人 中国 42 人 51 人 2人 31 人 タイ 25 人 25 人 17 人 17 人 カンボジア 19 人 56 人 17 人 37 人 トルコ 12人 12 人 4人 4人 ヒトでの感染が確認された国 感染者の多い順に7カ国のみ記載 統計に出てきません) (公式発表なので、国家が認めないと ・・新興感染症の近年の動き・ ◆24年後半から新型コロナウイルス(MARS)の感染が拡大しています。 26年3月の時点で世界中では190人近くの感染とそのうち82人の死亡が確認されていましたが、 その後どんどん感染が続き、27年 4 月には世界中で 1100 人以上に感染しています。そのうちサウ ジアラビアだけで感染者 667 人・死亡 466 人となっている点が重要です。 WHO等も非常に警戒しており、予断を許しません。 (SARSの時は政界中で774人が死亡しています。呼吸不全と急性腎炎等が特色です) ********************************************** ◆鳥インフルエンザであるH7N9型ウイルスは23年3月に人に感染しました。 世界保健機関(WHO)が発表した 25 年2月のデータによると、これまでに、中国、台湾、香港、マ レーシア、カナダで少なくとも571人が感染し、212人が死亡しています。 香港大学の Yi Guan 氏が率いるチームが、中国の5省15市で、H7N9型インフルエンザの進化と 拡大を調査。ウイルスが鶏の間でしばしば突然変異し、パンデミックに発展する可能性のある遺伝子変 異を獲得しながら存続、多様化、拡大していることが分かったとの事で、アメリカの研究所も同様に このH7N9型ウイルスによるパンデミックの脅威が増大していると発表しています。 このようにH7N9型ウイルスは、12年間で600人程に感染した強毒型H5N1型鳥インフルエン ザに比べて猛烈な速度で人に感染しています。結局それは鳥インフルエンザウイルスが人への感染力を 強化してきている事を意味します。 感 染 者 数 世界の新興感染症 (パンデミック予備軍?) 数字は 2015 年 2-4月当たりの合計 1000 人 MARS 約 2 年半で 1100 人に 感染(500 人以上死亡) 500 人 H5N1 約 18 年間で 826 人感染 (446 人死亡) H7N9 約 2 年間で 571 人感染 (212 人死亡) △ 1997 △ 2000 △ △ 2005 2010 △ 2015 人類がこれまで感染した事の無かった新しい感染症が広がっています。 どれも呼吸器を媒介するので、これ以上感染し易くなると大変な事態になります。 WHO は、鳥インフルエンザの発生が確認されている国への渡航者に対し、養鶏場への立ち入り、 生きた家禽類をさばく市場での動物との接触、家禽を解体する場所への立ち入り、家禽や動物の 排泄物で汚染されているとみられるあらゆる物品との接触を避けることを助言しています。 今は、 「まだ人型感染が明確には始まって無い」というだけの崖っぷちと言って良いと思います。何 処かで「人型感染が始まっていた」という報道があった段階で世界は一変します。 多くの人はパンデミックの危機は人⇒人感染が始まってから始まると思っています。しかしインフルエン ザウイルスとの戦いは、人⇒人感染が最後の形態であって、鳥インフルエンザレベルでは既にいたるとこ ろで戦闘こそ重要な最前線では無いでしょうか。しかも感染を抑えきれない、人間側の敗北が続いていま す。 強毒鳥インフルエンザH5N1が出現して以来この13年間の敗北(東南アジア等でのウイルスの土着等) を挽回可能な小さな敗北と考えるのは、恐らく慣れから来る怠情ではないでしょうか? 今の事態を弊社では、第二次世界大戦の時の硫黄島包囲状況と見ています。 ここが陥落すれば、簡単に本土空襲を許してしまうと言う瀬戸際に立っていると言う意味です。 企業・施設・保育園様等で、この問題のご担当の方は、一度世 界の状況を見渡してもらいたいと思います。 前大騒ぎした「新型インフルエンザ」って大したことは無かった。 大騒ぎしていた「新型インフルエンザ」って、あのようなものなんだ。という観測が広がってしまっていま す。 しかしよく考えていただきたいのは、実際には感染その ものを抑える事には失敗してきたと言う事です H1N1型ヒトインフルエンザは致死率は約0.01%以下のようでした。この様子を見て致死率20%のパンデミッ クを想像する事は、ノミと虎くらいの差があり、却って逆作用になります。 ノミの威力を嗤って虎に立ち向かうようなものです。 H1N1型が流行した時、空港等で検疫を強化していても何もなりませんでした。検 疫で殆どの人が通過した後多くの患者が発生し、結果市中で感染が確認されてます。 検疫で人を隔離した効果は処にも無いに等しく、市中の一般病院を安心させていたと いう逆作用しかもたらしていません、 医療機関だけものものしく防護しても、公衆衛生のレベルは上がりません。 公衆衛生の為に必要な情報も資材も知恵も全て足りません。 うがい・マスク・手洗い・咳エチケットだけで対応出来る感染症では有りま せん。もっと機能UPした空間防護こそ必要ではないでしょうか?。 何よりもわが国民は昔から危機管理が不得意で、「安心」と言う言葉だけは好きですが、 「安全設計」という習慣が有りません。 一方ウイルスはことさら残忍な生物では無いですが慈悲も持っていません。 感染原の多様化 (野生の鳩も警戒すべき) 検査方法も見直しへ? 参考 2015 年 4 月 25 日、医学誌ランセットのウェブサイトに、中国人研究者による H7N9 型鳥インフ ルエンザの論文が掲載された。ウイルスがほ乳類に感染しやすいように変異していることが明らか にされており、人間への感染性が高まっていることが裏付けられた。 研究では浙江省の感染者 4 人と、市場で販売されていたニワトリ、アヒル、ウズラ、ハトから検 出されたウイルスの遺伝子配列が酷似していることを特定。鳥から人への感染を証明する、初めて の確かな証拠になったという。 また、ウイルスは主に呼吸器に集中しており、鼻腔ぬぐい液の検査では検出率が低く、検出できる 期間が短いことも明らかになった。たんや気管支洗浄液を使った検査が有効となる。 http://www.recordchina.co.jp/a71790.html ・その他の呼吸器感染症・ 肺結核は他の先進国並みの制圧は出来ておらず、日本は「中」蔓延国とされています。 1997年には、減っていた罹患率、新規の結核登録患者数が増加。1999年には厚生大臣名で「結核緊急事態」が宣 言されました。 2005年には定期健診の見直しなどを目的として結核予防法が改正され、2006年結核予防法は感染症法に統合され、 国としても対応しなければならない状況が続いています。 ときどき集団感染が報道されるのが、学校、病院、事業所などとなっています。 先進国とは思えない罹患率 次に、麻疹(ましん)=「はしか」について、国立感染症研究所の見解を見てみます。 麻疹に対する特異的な治療法は存在しないが、先進国においては栄養状態の改善、対症療法の発達などにより、死亡率 は 0.1~0.2%にまで低下している。しかし、我が国では未だ推計で 10-20 万人規模の患者発生があり、死亡例が毎年 存在する。合併症率約 30%(下図) 、平均入院率 40%にも示される通り、重篤な疾患であることに変わりはない。 」 この麻疹が流行しているのは先進国では日本くらいで中南米でも撲滅しつつある中、ワクチン接種の不十分さもあって、 日本は麻疹の輸出国とも見なされています。 これらの呼吸器疾患が多いのは、恐らく高気密空間での集団活動(学校・会社・施設)が多い為では無いかと思います。 更にその高気密空間において、効果のない空間除菌装置が反乱している事も一因ではないかと疑っています。 これほど空海清浄器の売れている国は無いのに感染症が多いのですから、何かが間違っています。 【弊社の提供する資材】 前提 新型インフルエンザの発生に際しては、その毒性の評価に何週 間もかかる可能性があって、発生時には ある程度強毒型も想定した行動となります。そしてその時必要 物資は直ぐに品切れになります。 空間除菌 空気感染も対応する弱酸性次 亜塩素酸水 ミスト噴霧 が効 インフルエンザの感染帰路は特定が難しく、医療機関向けには患 果を発揮する可能性は高く、 者の居る部屋の空気を外に出さない陰圧室が推奨されています。 安全です。 しかし、換気速度や室内温度の事もあり、換気より空間除菌こそ 専用加湿器等の事前備蓄が有 効果的な感染予防になると考えております。 効です。 7 畳対応器・50 畳対応器 嘔吐物にノロウイルスが在った場合、粉塵としてウイルスは拡散 等があります。 してしまいます。 そうなった時集団生活の現場は高いリスク環境になります。 超音波加湿器 +水溶液 20L (4 倍希釈でミストに) 加湿はしますがミストは出ません 吸吸引引式空間清浄システム 吸いこんだ空気を弱酸性次亜塩素酸水で 濾し取り、殺菌します。 シリウス 「J-BOY」 +ステリパワー水50~100ppm 「日本電気工業会」策定の空間除菌効果測定 新基準に基づく性能検査済み 【弱酸性水での空中除菌・脱臭・カビ対策】 ノロウイルスの嘔吐物は空間に浮遊し、粉塵感染として離れた ところに伝播します。 階の異なる部屋などにも廊下や空調を伝わって行きます。 もちろん嘔吐等が無ければ無闇に恐れる事はありません。 また嘔吐物の適切な処理が最も重要です。 (嘔吐物があった時、半径3mくらいには飛沫が飛んでいると して、十分な洗浄と殺菌が必要です) この他にも 麻疹や結核菌という、まだ撲滅にほど遠い ウイルスや細菌も空気感染をします。 これらは非常に危険な病原菌なので、密室に大勢の人が いるような環境では、換気が重要です。 しかし、冬や真夏では空調もあって難しいのが現実です。 インフルエンザウイルスの感染経路も、はっきりしませ ん。5ミクロン以下の飛沫核となって浮遊し数時間感染 力を保つとも言われています。 24年には、強毒のH5N1 型ウイルスが空気感染をする 事が証明されたと言う論文も発表されました。 サニー除菌水対応ミスト噴霧器 上のような、粉塵感染や空気感染(飛沫核感染)には、マスクでの対応には限界があります。 また、吸い込んだ後で体の免疫力だけで対抗できないのが伝染病です。 高齢者や幼児には成人以上の配慮が必要です。 この事から、弱酸性次亜塩素酸水のミスト噴霧は極めて有益な対向手段となります。 除菌約7畳対応 ■空間だけでなく、付着菌にも徐々に効果を発揮します ■人体への害が報告されていません ■ペットの繁殖現場等ではケンネルコフ等の風邪の広がる率が全く違います。 価格等はメールでお問い合わせください 弱酸性次亜塩素酸水方式・シリウス「J-BOY」の性能 評価 「空気浄化システム」による、浮遊ウイルス抑制性能評価試験 平成 25 年 7 月 一般財団法人 (25m3空間) 北里環境科学センター試験 感染症学会西村氏論文結果の挿入 (容積分修正)* 他社 P製品 他社 S製品 ㈱ヒカリクリエイト作成 ◎対数グラフの為、1 目盛りの差は 10 倍・2 目盛りの差は100倍となります。 ◎「日本電気工業会」は、平成 23 年に「空気清浄器の浮遊ウイルスへの除去性能評価試験方法」を業界自主基準と して定めております。http://www.jema-net.or.jp/Japanese/ha/kuusei/hyoukashiken/hyouka1.pdf 上はその厳密な試験方法に照らして行った空間除菌効果です。(当然のことながら、試験空間を実用レベルの広さ とし、また除菌速度と何も無い対称区を設けています) 中には実験空間の広さも、必要な時間も明示しないで、○○%除菌等と宣伝する空気清浄器メーカーが後を絶ちま せん。ユーザーの皆様もお気をつけください。 ◎このシリウス J-BOYは超音波式噴霧機と異なり振動子部分がなく、メンテナンスはフィルター交換だけで済 みます。大変人気化しおり申し訳ありませんが、27 年5月以後は先に在庫をお問い合わせください。 *感染症学会 西村論文とは、 「感染症学雑誌」の 2011 Vol.85 No.5 にあり、 「高性能の空中浮遊インフルエンザウイルス不活化を謳う市販各種電気製品の性能評価」 独立行政法人国立病院機構仙台医療センター臨床研究部ウイルスセンター 西村 秀一氏の発表論文です。 (インターネットで内容検索可能です) **************************************************** ノロウイルスの粉塵対応や結核菌等の予防には 上記空気感染対策は、医療機関の陰圧室がエアーの循環に依存して殺ウイルス効果が無 いのに比べても有効ではないかと思います。 それ故、陰圧室内外や、発熱外来の内外で空調設備と併用でお使いになれます。 新興ウイルスへの備えも、季節性の通常のウイルス管理が出来るノウハウがあってこそその先に構想されるものです。 日常の空間除菌こそ、防疫の第一歩では無いかと考えます。 接触感染予防 接触感染予防には、エレベータースイッチやドアノブ等の 清拭で、付着ウイルスを速く殺す事が重要です。 患者さんが近くにいたり、狭い部屋や火の在るところで アルコール使えません。 弱酸性次亜塩素酸水スプレーなら、金属類以外気軽に使え ます。(パソコンマウス等では、布に付けて拭いてください) H1N1型の時、大活躍しまし た。 現在デザイン変更しています。 飛沫感染予防 市販のマスクで、ウイルスをカットは出来ても、マスク表面に ついたウイルスは生きています。 ここでも手に触らないうちに、ウイルスの悪影響を減らしてい くのが抗ウイルスマスクです。 バリエール抗ウイルスマスクはその高性能が国立の研究機関 で照明されています。 Wオメガタイプ 5枚セット 50枚セット お問い合わせ先 ㈱ヒカリクリエイト TEL 0568-58-2048 FAX 0568-58-2048 Eメール [email protected] トップページに戻る http://www.hikari-seikin.com
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