ふく おか どう すい 福 岡 導 水 1.施設諸元 筑後川水系 筑後川 管理開始:2001 年 9 月 21 日 福岡導水 目 的 新規利水 水道用水 福岡導水は、福岡都市圏の人口増加等に伴う水道用水の需要増加に対処するため、江川ダム、寺内ダム、合所ダム、 筑後大堰及び大山ダムから補給を受けつつ、筑後大堰の湛水区域内から取水し、福岡都市圏の 9 市7町及び佐賀県基山 町への水道用水として、最大 2.767m3/s(当分の間 2.164m3/s)を供給するものである。 諸 元 1. 導水路上流部施設 (1) 取水施設 ① 取水工 取水口 1式 暗渠 鉄筋コンクリート造 幅 2.8m 高さ 1.8m 延長 約 274m 制水ゲート(川表) 1 門 非常用制水ゲート(川裏) ② 1門 揚水機場 両吸込渦巻ポンプ φ700mm 1,900kw × 2 台 φ600mm 1,120kw × 2 台 計装設備 水質監視装置 1 式 気象観測装置 1 式 (2) 導水路 ① 管水路 ② 綱管 φ1,500mm 延長 約 13,072m (水管橋 2 ヶ所、サイホン 1 ヶ所、 サージタンク 2 ヶ所 含む) 分水工 基山分水工 1 ヶ所 2.導水路下流部施設 (1) 導水路 ① 管水路 ② 接合井 ③ トンネル ④ 付帯施設 ⑤調整水槽 ⑥取付導水路 (2) 山口調整池 ① ダム 位置 型式 堤高 堤項長 堤頂巾 堤体積 鋼管 φ1,500mm 延長 約 1,373m 幅 2.5m~6.7m 長さ 18.0m 2R標準馬蹄型 2R=2.5m 延長 約 10,138m (伏越 鉄筋コンクリート造 1 ヶ所、 暗渠 鉄筋コンクリート造 1 ヶ所 含む) 山口接合井 調整池連絡水路 1,500mm(DC) 延長 約 134m 鉄筋コンクリート造 幅 4.1m 長さ 6.8m 高さ 8.0m 1,650mm(DC) 延長 約 57m 福岡県筑紫野市大字山口 ゾーン型ロックフィルダム (中央コア型) 60.0 m 326.0 m 10.0 m 1,060,000 m3 堤頂の標高 越流頂の標高 迂回水路 ② ③ 貯水池 流域の面積 湛水区域の面積 総貯水容量 有効貯水容量 洪水吐 ④ 取水施設等 EL 122.0 m EL 118.0m 延長 1,210m 設計流量 0.6m3/s (参考 1.40km2) 0.26km2 4,000,000m3 3,900,000m3 型式 開水路方式正面越流型 設計洪水量 94 m3/s 越流長 26 m 総延長 281.7 m 注水施設 両吸込渦巻ポンプ φ350 160kw 2 台 取水施設(多孔式斜樋) スライドゲート 7門 取水注水管路 φ900 ㎜(sus) 延長 378m 放流施設 1式 計装設備 水質監視装置 1 式 気象観測装置 1 式 その他設備 水質保全設備 1 式 深層曝気設備 1 式 貯水池水位-容量曲線図 山口調整池 貯水容量(千m3) 120.00 常時満水位 EL.118.00m 115.00 貯水位(EL.m) 110.00 堆砂量100,000m3 有効貯水容量3,900,000m3 105.00 総貯水容量4,000,000m3 100.00 最低水位 EL.96.00m 95.00 90.00 0 1000 2000 3000 4000 3 貯水容量(千m ) 施設模式図 【筑後川からの取水】 筑後川(筑後大関の湛水区域以内)より自然取水し、吸水槽水位を流量調節ゲートによって定水 位制御を行いつつ、φ700×φ600mm×1,900kw(2台)、φ600×φ400mm×1,120kw(2台)の横軸両吸 込渦巻ポンプの台数及びポンプの回転数によって、取水量の制御を行う。 【山口調整池への注水】 山口ポンプ場に配置するφ400×φ300mm×250kw(2台)の横軸両吸込渦巻ポンプを使用し、ポン プ台数・回転数及びバルブ開度によって注水量の制御を行う。 管理橋道路 筑 後 大 堰 【山口調整池からの取水】 利水放流バルブφ600・1門、φ250・1門によって、流量を制御する。 余水吐 佐 【山口調整池からの河川放流】 賀 河川放流ゲートφ800・1門、 基東 φ200・1門によって流量制御し、 山 部 河川放流を行う。 浄水 宝満川 後 川 魚類迷入 防止装置 取 水 口 W 着水井 制水ゲート 1号トンネル W 山口サイホン 入口ゲート 園部接合井 基山分水工 Q Q 山口サイホン 出口ゲート W 山口接合井 取付ゲート Q 調整水槽 山口揚水機場 吸水槽 利水放流設備 川表 ゲート 着水井 排砂ゲート 2号トンネル 山口川サイホン W SV.9 水道 場企 業 団 筑 余水吐 園部接合井 制水ゲート 福 岡 牛地 頸区 浄水 水道 場企 業 団 M M W P1 P2 注水ポンプ SV.8 川裏ゲート 係船設備 河川放流設備 道 路 取水 Q 注水 M SV.7 W 選択取水設備 Q 沈砂池入口ゲート W 除塵設備 流量調節ゲート ST Q 曝気設備 M 基山調圧水槽 沈砂池入口ゲート 水質保全設備 洪水吐 沈砂池 出口ゲート W 揚水 ポンプ P1 2号 沈砂地 1号 沈砂地 P2 P3 W 沈砂池 出口ゲート 吸 水 槽 兎ヶ原川 V=3,900千m3 SV.6 《山口調整池》 W SV.5 P4 【 《 福岡導水揚水 機場》 集合管 φ1500超音波流量計 Q SV.4 SV.1 ST 思案橋調圧水槽 思案橋水管橋 M 新 宝 満 川 MV.1 SV.2 味坂橋水管橋 M 宝 満 川 MV.2 P :ポンプ M :電動制水バルブ SV.3 ST :電動制水バルブ 凡 W :水位計 Q :流量計 :管路埋設 例 】 MV:制水弁工(電動) SV:制水弁工(手動) 2.水質基本情報 (1)水質基本情報図 (2)主な取水状況 取水 地点 浄水場 地 点 1 1 福岡地区水道企業団 牛頸浄水場 2 2 佐賀東部水道企業団 基山浄水場 取 水 者 情 報 取 水 地 点 福岡導水牛頸着水井 (福岡県大野城市) 福岡導水基山分水工 (佐賀県三養基郡基山町) 使用用途 水道用水 水道用水 *すべて福岡導水利水者 (3)環境基準地点 水 1 域 地 点 名 称 筑後川(2) 瀬の下 該 当 類 型 機構測定地点 河川A (4)環境基準類型指定 福岡導水の取水口がある筑後川(2)は、河川A類型に指定されている。 また、筑後川下流は、河川生物B類型に指定されている。 1)筑後川(2):松原ダムから豆津橋まで 環境基準 類型区分 類型指定年 河川A 昭和49年 項 pH 6.5 以上 8.5 以下 目 BOD SS DO 2mg/L 以下 25mg/L 以下 7.5mg/L 以上 大腸菌群数 1000MPN /100mL 以下 2)筑後川下流:北里川合流点より下流に限る。ただし、松原ダム貯水池(梅林湖)(全域)を除く。) 環境基準 類型区分 類型指定年 河川生物 B 平成22年 項 目 全亜鉛 0.03mg/L 以下 3.水質調査の実施状況 (1)平成24年 調査実施状況(項目、測定地点、測定回数) 調 査 項 目 貯水池内 山口調整池 透視度 透明度 水色 臭気 水温 濁度 溶存酸素(DO) 水素イオン濃度(pH) 生物化学的酸素要求量(BOD) 化学的酸素要求量(COD) 浮遊懸濁物(SS) 生活 大腸菌群数 環境 総窒素 項目 アンモニウム態窒素 など 亜硝酸態窒素 硝酸態窒素 総リン オルトリン酸態リン クロロフィルa トリハロメタン生成能 2-MIB ジェオスミン フェオフィチンa 溶解性総リン 溶解性オルトリン酸態リン 電気伝導度 強熱減量 化学的酸素要求量(COD) 総窒素 総リン 硫化物 鉄 マンガン カドミウム 鉛 底質 6価クロム 項目 ヒ素 総水銀 アルキル水銀 PCB チウラム シマジン チオベンカルブ セレン 粒度組成 生 物 植物プランクトン 12 12 12 12* 12* 12* 12* 12* 12* 12* 12* 12* 12* 12* 12* 12* 12* 2 2 2 2 2 12※ ・生活環境項目など:毎月測定 ・底質項目:2月、8月測定 備 考 ・生物:毎月測定 *:3水深測定項目(表層、中層、下層) ※:2水深測定項目(表層、中層) (年測定回数:回) 4.平成24年 水質の概況 (1)当該年の特筆すべき事項 平成24年の山口調整池の水質状況は、次項に述べるとおりであるが、本年は平成21年度から 実施している地震対策等安定供給施策事業の最終事業年度で導水管路の可とう管等の更新工事 (断水工事)を3回実施し、断水工事期間中の水源手当として当該調整池を運用した。 (2)地点ごとの水質の状況 1)山口調整池 平成24年の山口調整池の上層の水質状況は、総窒素が年間を通じて過去5年平均値より高い 一方、pH、COD、SS、濁度、DO、総リン、クロロフィルaは一時的に過去5年平均値より高い値 を示すが、ほぼ過去5年平均値に近似した値となった。また、亜鉛は年間を通じて過去5年平 均値より低い値を示した。 なお、クロロフィルaは水温の上昇と相まって7月~9月まで高い数値となったが、この時期 は前記断水工事に伴い調整池水位が低下している時期である。 5.平成24年 水質調査結果 (1)一般項目、生活環境項目、富栄養化関連項目 測定項目 水温 (℃) pH 地点名 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 最小 最大 平均 山口調整池上層 10.1 8.0 9.1 18.1 15.2 19.5 22.1 29.0 28.1 24.8 19.6 12.2 8.0 29.0 18 山口調整池上層 7.8 7.9 8.0 8.1 7.7 8.7 8.0 8.7 7.7 7.7 8.1 8.3 7.7 8.7 8.1 BOD (mg/l) 山口調整池上層 - - - - - - - - - - - - - - - COD (mg/l) 山口調整池上層 2.4 1.6 1.8 3.7 2.4 3.2 3.4 4.0 3.1 2.8 2.9 3.4 1.6 4.0 2.9 SS (mg/l) 山口調整池上層 1 1 1 6 1 4 7 6 4 3 5 6 1 7 4 濁度 (度) 山口調整池上層 1.1 1.2 0.7 5.0 1.4 2.7 4.0 3.2 3.8 2.3 2.8 2.7 0.7 5.0 2.6 DO (mg/l) 山口調整池上層 11 12 11 12 10 11 9.5 10 8.0 8.5 9.9 11 8.0 12 10 大腸菌群数 (MPN/100ml) 山口調整池上層 - - - - - - - - - - - - - - - 総窒素 (mg/l) 山口調整池上層 0.54 0.49 0.46 0.36 0.48 0.45 0.53 0.58 0.56 0.65 0.71 0.55 0.36 0.71 0.53 総リン (mg/l) 山口調整池上層 0.013 0.009 0.008 0.010 0.010 0.014 0.020 0.024 0.024 0.031 0.040 0.027 0.008 0.040 0.019 クロロフィルa (mg/m3) 山口調整池上層 8.3 9.1 6.9 20.8 5.3 6.6 34.9 29.6 22.3 14.1 25.6 29.7 5.3 34.9 18 亜鉛 (mg/l) 山口調整池上層 0.004 0.002 0.003 0.003 0.002 0.001 0.006 0.002 0.004 0.003 0.002 0.001 0.001 0.006 0.003 地点名 2月 8月 (2)底質項目 測定項目 強熱減量 (%) 山口調整池上層 13.3 COD (mg/g) 山口調整池上層 24 14.8 27 総窒素 (mg/g) 山口調整池上層 3.5 3.9 総リン (mg/g) 山口調整池上層 0.99 1.3 硫化物 (mg/g) 山口調整池上層 1.1 1.1 6.平成24年 水質の経月変化 (1)山口調整池上層 平成24年 5年平均 水温(℃) pH 35 30 25 20 15 10 5 0 10 9 8 7 6 5 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12月 COD(mg/L) 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12月 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12月 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12月 4 5 6 7 8 9 10 11 12月 4 5 6 7 8 9 10 11 12月 SS(mg/L) 10 8 6 4 2 0 50 40 30 20 10 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12月 濁度(度) 1 2 DO(mg/L) 50 40 30 20 10 0 15 12 9 6 3 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12月 総窒素(mg/L) 1 2 総リン(mg/L) 2.5 2 1.5 1 0.5 0 0.25 0.2 0.15 0.1 0.05 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12月 クロロフィルa(μg/L) 1 2 3 亜鉛(mg/L) 100 80 60 40 20 0 0.035 0.03 0.025 0.02 0.015 0.01 0.005 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12月 1 2 3 7.平成24年 水質の経年変化 (1)山口調整池上層 水温(℃) 35 30 25 20 15 10 5 0 年平均値 75%値 10年平均 環境基準 pH 10 9 8 7 6 5 H15 H16 H17 H18 H19 H20 H21 H22 H23 H24年 COD(mg/L) 10 8 6 4 2 0 H15 H16 H17 H18 H19 H20 H21 H22 H23 H24年 SS(mg/L) 50 40 30 20 10 0 H15 H16 H17 H18 H19 H20 H21 H22 H23 H24年 濁度(度) 50 40 30 20 10 0 H15 H16 H17 H18 H19 H20 H21 H22 H23 H24年 DO(mg/L) 15 12 9 6 3 0 H15 H16 H17 H18 H19 H20 H21 H22 H23 H24年 総窒素(mg/L) 2.5 2 1.5 1 0.5 0 H15 H16 H17 H18 H19 H20 H21 H22 H23 H24年 総リン(mg/L) 0.25 0.2 0.15 0.1 0.05 0 H15 H16 H17 H18 H19 H20 H21 H22 H23 H24年 クロロフィルa(μg/L) 100 80 60 40 20 0 H15 H16 H17 H18 H19 H20 H21 H22 H23 H24年 亜鉛(mg/L) 0.035 0.03 0.025 0.02 0.015 0.01 0.005 0 H15 H16 H17 H18 H19 H20 H21 H22 H23 H24年 H15 H16 H17 H18 H19 H20 H21 H22 H23 H24年 8.平成24年 植物プランクトンの異常発生及び濁水長期化の状況 (1)平成24年 発生状況表 ①アオコ 発 生 場 所 発 生 状 況 対 応 状 況 発 生 に よ る 影 響 山口調整池 5/30 一部の岸辺に発生。集積レベルは3。 11/21 終息。 ・監視強化 ・関係機関へ連絡 特になし ②淡水赤潮 発生なし ③その他の水の華 発生なし ④異臭味 発 生 場 所 発 生 状 況 対 応 状 況 発 生 に よ る 影 響 山口調整池 8/22 ジェオスミンによるカビ臭発生。 8/30 終息。 ・監視強化 ・関係機関と連絡 特になし ⑥その他 発生なし (2)平成24年 発生状況図 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 5/30③(e) 11月 12月 11/21 8/22 8/30 ( )内の「a,b,c,d,e」は発生場所を示す。 a: 貯水池全面 b:ダムサイト付近 c:流入部付近 d:湖心部 e:沿岸部 ○の数字は、アオコの集積レベルを示す。 アオコ 淡水赤潮 その他の水の華 異臭味 濁水長期化 その他 ※ アオコ、淡水赤潮及びその他の水の華は、湖面の着色が目視により確認できた期間を整理した。 異臭味は、貯水池内で臭気物質が高濃度で検出された場合あるいは利水者等からの連絡があった場合と し、濁水は下流河川への放流水の濁りが1週間以上継続した期間あるいは下流の水利用者等から苦情等が あった場合を整理した。 また、アオコ、淡水赤潮、その他の水の華については、藍藻類が優占種として発生している場合は「アオコ」、 湖面が植物プランクトンの発生により黄色~赤色に着色されている場合は「淡水赤潮」、それ以外で湖面が植 物プランクトンの発生により着色されている場合は「その他の水の華」として整理した。 なお、水質年報として取りまとめを始めた平成15年(2003年)以降における発生状況は次図のとおりである。 福岡導水 山口調整池 水質障害発生状況 1月 2月 3月 4月 2012年 2011年 5月 6月 5/30③(e) 7月 8月 6/13③(e) 7/11(a) 8/11(e) 9月 10/19 8/7(e)③ 2010年 10月 10/12 2009年 2008年 2007年 2006年 2005年 2004年 2003年 ( )内の「 -a,b,c,d,e」は発生場所を示す。 a: 貯水池全面 b:ダムサイト付近 c:流入部付近 d:湖心部 e:沿岸部 凡例 ○の数字はアオコの集積レベルを示す。 淡水赤潮 アオコ その他の水の華 冷濁水 その他 11月 11/21 12月 9.水質対策施設 施 設 区 分 形 式 選択取水設備 多孔式斜樋 ・取水量 ・取水範囲 ・取水孔間隔 ・選択取水ゲート ・底部取水ゲート 3 2.071m /s EL.118.0mm~EL.96.0m 3m 鋼製スライドゲート 0.55×0.55m×6門 鋼製スライドゲート 1.40×1.40m×1門 設 置 目 的 貯水池の水質状況に応じて任意層から取水するため 設 置 時 期 1997年度 施設構造等 平成24年 運 用 実 績 本年は、平成21年度から実施中の「地震対策等安定供給施策事業」の最終事業年度に 入り、筑後川からの取水を停止して管水路施設の耐震化等工事を3回実施した。いずれも 山口調整池からの振り替え供給により当該工事期間の都市用水の安定供給を図った。 なお、当該調整池から振り替え供給にあたっては、より良質な用水を送水すべく曝気設 備の水質対策施設の運用と相まって選択取水に努めた。 施 設 区 分 形 式 全層曝気循環設備 連続式曝気循環装置(散気管式湖底設置形) 1基 ・散気管 80A×φ1500mm(ノズルφ5×52個) ・設置高(水深) EL.89.41m (28.59m:満水時) ・吐出口標高 EL.92.2m(満水時) ・コンプレッサー スクリュー形空気圧縮機(定置式)22kw エアードライヤ内蔵型 ・吐出空気量 3.7m3/min 設 置 目 的 調整池の水を循環させて植物プランクトンの増殖を抑制するため 設 置 時 期 2012年度 施設構造等 平成24年 運 用 実 績 ・平成24年4月23日より試運転を開始。 ・実運用を平成24年4月27日から開始し、11月2日に運用を停止。 施 設 区 分 形 深層曝気設備 式 連続式曝気循環装置(散気管式揚水筒形:湖底設置式) 4基 ・散気管式揚水筒形 No.1 φ1000×8.0m No.3 φ1000×4.0m No.2 φ 500×8.0m No.4 φ 500×4.0m ・設置高(満水時水深) No.1 EL.92.74m No.3 EL.89.86m No.2 EL.92.78m No.4 EL.90.69m ・吐出口標高(満水時) No.1 EL.102.463m No.3 EL.95.603m No.2 EL.102.462m No.4 EL.97.462m ・コンプレッサー スクリュー形空気圧縮機(定置式)22kw エアードライヤ内蔵型 ・吐出空気量 3.7m3/min 設 置 目 的 調整池深層部の低酸素状態の改善を行うため 設 置 時 期 2012年度 施設構造等 平成24年 運 用 実 績 ・平成24年4月23日より試運転を開始。 ・実運用を平成24年4月27日から開始し、11月2日に運用を停止。 施 設 区 分 形 式 礫間浄化 礫間浄化施設 1式 ・浄化槽 鉄筋コンクリート造 5.0m×3.1m×11.5m ・礫 直径2~3cmの採石をエポキシ樹脂で接着し、直径10cm程度の球状にしたもの ・空隙率 60%以上 3 ・容量 178m 設 置 目 的 山口調整池河川放流水の水質改善(クロロフィルa、SS、BOD)を行うため 設 置 時 期 1997年度 施設構造等 平成24年 運 用 実 績 山口調整池放流施設からの放流時に通水している。 10.水質調査機関 調査地点名 山口調整池 測定機関 (独)水資源機構 筑後川局福岡導水管理室 備考
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