(1)下水道普及率 - 千葉県

(1)下水道普及率
平成23年度末現在、35市町村で事業を進めており、千葉県の下水道普及率は、70.
0%で、全国で19番目となっています。
(全国の下水道処理人口普及率は75.8%)
※東日本大震災の影響で、岩手県、福島県の2県を除く。
下水道整備の推進により、およそ430万人の県民が下水道を利用できるようになりま
した。
しかし、公共下水道に着手していない
市町村が19あり、また、市町村間の整
備格差が著しくなっており、未着手市町
村における早期着手が望まれています。
平成23年度 都市別の公共下水道普及率
100%
9 9 .8 %
9 7 .2 %
9 2 .0 %
90%
8 8 .7 %
8 8 .6 %
7 0 .0 %
6 7 .3 %
6 0 .0 %
60%
5 6 .2 %
5 1 .2 %
4 7 .4 %
5 1 .1 %
4 5 .2 %
4 1 .5 %
40%
3 3 .8 %
30%
2 9 .4 %
2 6 .0 %
2 9 .4 %
1 7 .3 %
20%
1 0 .7 %
1 3 .0 %
9 .4 %
10%
千葉県
長生村
芝山町
大網白里町
栄町
酒 々井 町
香取市
富里市
白井市
印西市
八街市
袖 ケ浦 市
四街道市
浦安市
富津市
君津市
鎌 ケ谷 市
我孫子市
八千代市
流山市
市原市
柏市
習志野市
旭市
東金市
佐倉市
成田市
茂原市
野田市
松戸市
木更津市
館山市
船橋市
市川市
銚子市
千葉市
0%
8 3 .6 %
7 3 .1 %
6 2 .3 %
4 6 .4 %
8 6 .1 %
8 0 .2 %
7 7 .1 %
7 5 .1 %
6 9 .2 %
70%
9 1 .0 %
9 0 .1 %
8 1 .6 %
8 1 .5 %
80%
50%
9 2 .0 %
(2)下水道普及率と汚濁負荷量の経年変化
~印旛沼~
昭和60年から平成22年までの25年間で、下水道普及率は、39.7%向上
生活系汚濁負荷量(COD)は、67.3%減少(4,504→1,475t/日)
汚濁負荷量
発生源別汚濁負荷量(COD)
下水道普及率( %)
(kg/日)
12,000
10,000
(%)
100
10,103
8,000
9,248
4,928
72.6
8,411
8,024
90
79.9
78.0
7 6 .6
80
7,878
70
60.4
5,194
6,000
60
5,458
5,549
40.2
671
4,000
2,000
8,910
649
4,50 4
5,606
40
30
563
514
621
3 ,4 05
2,88 9
2 ,348
1,7 97
1,47 5
H2
H7
H12
H17
H22
0
S60
50
5,914
20
489
10
0
※比較するため、6期の原単位で負荷量を算出
~手賀沼~
昭和60年から平成22年までの25年間で、下水道普及率は、53.6%向上
生活系汚濁負荷量(COD)は、77.4%減少( 3,850→869t/日)
汚濁負荷量
発生源別汚濁負荷量(COD)
(kg/日)
7,000
6,000
5,000
4,000
88.4
5,459
1938
1,981
314
349
2,0866 1 . 5
47.6
3,000
2,000
(%)
100
6,286
6,102
34.8
3,85 0
3 ,9 5 6
280
72.8
3 ,0 9 3
78.0
70
3,525
2,040
2,0 3 1
H7
H12
60
3,013
50
40
1,915
1,959
286
30
20
185
1 ,3 2 4
869
H17
H22
0
H2
90
80
4,331
260
1,000
S60
下水道普及率( %)
10
0
※比較するため、6期の原単位で負荷量を算出
自然系:市街地や農地、山林などから排出される汚れ
産業系:工場や事業場などから排出される汚れ
生活系:家庭から排出される汚れ
(3)下水道の整備効果
◆
下水処理水は、東京湾(印場沼の場合)や利根川(手賀沼の場合)に系外放流して
おり、沼への汚濁負荷流入を100%カットしています。
◆
生活系汚濁負荷量は、公共下水道の普及促進に伴い大きく削減され、また、産業系、
自然系を合わせた全体量の削減にも大きく貢献されています。
(4)下水道の整備等による水質改善効果
◆
手賀沼は、下水道の整備の他、利根川からの導水(北千葉導水事業)
、ヘドロの浚渫、
等の総合的な水質浄化の取り組みにより、平成13年度で湖沼汚濁全国ワースト1の
汚名を返上しました。
昭和 50 年代汚染が最も深刻な時期の手賀沼
アオコが大量に発生し、沼面を覆っている。
今の手賀沼 手賀沼公園は、週末には、多く
の家族連れが訪れる憩いの場となっている。