Column ご参考資料 「投資のヒント」 2016年12月19日 どうなる!?今後の米国経済 米国のFOMCを受けて Vol.3 大統領選挙終了後も様々なイベントが予定されており、今後も目が離せない米国の“今”を8回シリーズでお伝えします。 2017年の利上げ回数は何回? FRB(米連邦準備理事会)は12月13-14日のFOMC(米 連邦公開市場委員会)において、1年ぶりに利上げを 行いましたが、FRBが示した先行きの政策金利の見通 しについて、2017年の利上げ回数(予想)を従来の2回 から3回に引き上げたことから、市場では大きなサプラ イズとなりました。 一方、米国には政策金利(FF金利)の先物市場があり、 各限月の取引レートが市場の金利予想としてよく使わ れます。このFF金利先物利回り(2016年12月16日現 在)を見てみると、FRBの利上げ回数(予想)とは異な り2017年中には2回程度しか想定していないことがわ かります。このように市場参加者は、来年の利上げ ペースがFRBの見込み通りに加速するかについては、 現状懐疑的に捉えているようです。 <今週の米国注目イベント> 12/21:中古住宅販売件数(11月) ■先物市場が織り込むFF金利予想 ( 2016年12月16日現在) (%) 3.5 FRBのFF金利予想中央 値(2016年12月会合) FF金利先物市場の予想 3.0 2018年末 2.125% 2.5 2.0 1.5 1.0 2019年末 2.875% 2017年末 1.375% 2016年末 0.625% 0.5 0.0 16/12 2018年末 1.720% 2017年末 1.175% 利上げ回数は 年2回程度(0.25%幅) 17/6 17/12 18/6 18/12 19/6 19/12 (年/月) ※FF金利先物市場の予想は2019年11限月までのデータを使用 先週(12/12~12/16)の米国市場動向 【株式】 NYダウは、上昇しました。週前半は史上最高値更新が続きましたが、週後半は先行きの米利上げペースが 加速するとの警戒感が強まり、節目の2万米ドルを目前に伸び悩みました。 【金利】 米ドル建債券市場では、利回りは上昇(価格は下落)しました。FRBが公表した政策金利見通しから先行きの 米利上げペースが加速するとの警戒感が強まり、利回りが上昇しました。 【為替】 米ドル/円は、大幅な円安・米ドル高となりました。先行きの米利上げペースが加速するとの警戒感が強まり、 日米金利差拡大の思惑から米ドル買いの動きが強まりました。 ■ NYダウ(米ドルベース)と米ドル/円レートの推移 ■ 各米ドル建債券の利回り推移 (2015年12月16日~2016年12月16日、日次) (2015年12月16日~2016年12月16日、日次) (米ドル) (円) 20,000 140 米ドル/円(右軸) NYダウ(左軸) 19,000 130 (%) 14 12 米国国債 米国地方債 投資適格社債 ハイイールド債券 10 18,000 120 8 17,000 110 6 16,000 100 15,000 15/12 16/3 16/6 16/9 90 16/12 (年/月) 4 2 0 15/12 16/3 16/6 16/9 16/12 (年/月) 【当資料で使用している指数について】 米国国債:米国10年国債、米国地方債:S&P米国地方債インデックス(課税債)、投資適格社債:BofAメリルリンチ・米国事業債インデックス、ハイ イールド債券:BofAメリルリンチ・US・ハイイールド債券インデックス (出所)Bloombergのデータを基に三井住友トラスト・アセットマネジメント作成 当資料は、三井住友トラスト・アセットマネジメントが作成したものであり、金融商品取引法に基づく開示書類ではなく、 証券取引の勧誘を目的としたものでもありません。当資料のお取扱いについては最終ページをご覧ください。 1/2 ご参考資料 【ご留意事項】 ●当資料は三井住友トラスト・アセットマネジメントが投資判断の参考となる情報提供を目的として作成したものであり、金融商 品取引法に基づく開示書類ではありません。 ●ご購入のお申込みの際は最新の投資信託説明書(交付目論見書)の内容を必ずご確認のうえ、ご自身でご判断ください。 ●投資信託は値動きのある有価証券等(外貨建資産には為替変動リスクを伴います。)に投資しますので基準価額は変動し ます。したがって、投資元本や利回りが保証されるものではありません。ファンドの運用による損益は全て投資者の皆様に 帰属します。 ●投資信託は預貯金や保険契約とは異なり預金保険機構および保険契約者保護機構等の保護の対象ではありません。ま た、証券会社以外でご購入いただいた場合は、投資者保護基金の保護の対象ではありません。 ●当資料は信頼できると判断した各種情報等に基づき作成していますが、その正確性、完全性を保証するものではありませ ん。また、今後予告なく変更される場合があります。 ●当資料中の図表、数値、その他データについては、過去のデータに基づき作成したものであり、将来の成果を示唆あるいは 保証するものではありません。 ●当資料で使用している各指数に関する著作権等の知的財産権、その他の一切の権利はそれぞれの指数の開発元もしくは 公表元に帰属します。 当資料は、三井住友トラスト・アセットマネジメントが作成したものであり、金融商品取引法に基づく開示書類ではなく、 証券取引の勧誘を目的としたものでもありません。 2/2
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