Column ご参考資料 「投資のヒント」 2017年1月16日 どうなる!?今後の米国経済 トランプ次期大統領の記者会見を受けて Vol.6 大統領選挙終了後も様々なイベントが予定されており、今後も目が離せない米国の“今”を8回シリーズでお伝えします。 トランプ次期大統領は、貿易不均衡先として「日本」にも言及 ロシア インドネシア 台湾 フランス インド 韓国 イタリア カナダ ドイツ メキシコ <今週の米国注目イベント> 1/20:トランプ大統領就任演説 (億米ドル) 日本 米国の国別貿易赤字国をみると中国が断トツであるもの の、日本も円安などの効果で対米黒字が高水準を維持し ており、今後通商政策において日本が標的の一つになる のかについても注視していく必要がありそうです。 ■米国にとっての主要な貿易赤字国 中国 先週はトランプ次期大統領が選挙後初の記者会見を行い ました。質疑の内容はロシアとの関係や自身のビジネス 話、メキシコとの国境に建設する新たな壁など多岐にわた りましたが、市場が期待していた経済対策などへの言及 はほとんどありませんでした。一方、貿易不均衡の問題に ついては、自動車メーカーの米国内での生産拡大決定を 自ら誇ったことや、「海外製品を米国で売る場合は国境で 多額の税を課す」といった過激な発言も見られました。ま た貿易不均衡が生じている国として、中国やメキシコに加 えて、日本についても言及しました。 0 -50 -100 -150 -200 -250 -300 -350 ※上記は2016年11月の単月データ 先週(1/9~1/13)の米国市場動向 【株式】 NYダウは、下落しました。原油安が重石となり、節目の2万米ドル水準を前に伸び悩みました。トランプ次期大 統領の記者会見では、薬価高騰を巡り製薬会社への批判を強めたことなどが嫌気されました。 【金利】 米ドル建債券市場では、利回りは低下(価格は上昇)しました。トランプ次期大統領の記者会見を受けて、大 統領選挙以降に積み上がった米国国債の売り持ち高を整理する動きが加速しました。 【為替】 米ドル/円は、円高・米ドル安となりました。トランプ次期大統領の記者会見で減税や財政出動に関する言及 が無かったことから、米ドルの買い持ち高を解消する動きが加速しました。 ■ 各米ドル建債券の利回り推移 ■ NYダウ(米ドルベース)と米ドル/円レートの推移 (2016年1月13日~2017年1月13日、日次) (2016年1月13日~2017年1月13日、日次) (米ドル) (円) 150 21,000 米ドル/円(右軸) NYダウ(左軸) (%) 14 140 12 19,000 130 10 18,000 120 17,000 110 16,000 100 20,000 15,000 16/1 16/4 16/7 16/10 90 17/1 (年/月) 米国国債 米国地方債 投資適格社債 ハイイールド債券 8 6 4 2 0 16/1 16/4 16/7 16/10 17/1 (年/月) 【当資料で使用している指数について】 米国国債:米国10年国債、米国地方債:S&P米国地方債インデックス(課税債)、投資適格社債:BofAメリルリンチ・米国事業債インデックス、ハイ イールド債券:BofAメリルリンチ・US・ハイイールド債券インデックス (出所)Bloombergのデータを基に三井住友トラスト・アセットマネジメント作成 当資料は、三井住友トラスト・アセットマネジメントが作成したものであり、金融商品取引法に基づく開示書類ではなく、 証券取引の勧誘を目的としたものでもありません。当資料のお取扱いについては最終ページをご覧ください。 1/2 【ご留意事項】 ●当資料は三井住友トラスト・アセットマネジメントが投資判断の参考となる情報提供を目的として作成したものであり、金融商 品取引法に基づく開示書類ではありません。 ●ご購入のお申込みの際は最新の投資信託説明書(交付目論見書)の内容を必ずご確認のうえ、ご自身でご判断ください。 ●投資信託は値動きのある有価証券等(外貨建資産には為替変動リスクを伴います。)に投資しますので基準価額は変動し ます。したがって、投資元本や利回りが保証されるものではありません。ファンドの運用による損益は全て投資者の皆様に 帰属します。 ●投資信託は預貯金や保険契約とは異なり預金保険機構および保険契約者保護機構等の保護の対象ではありません。ま た、証券会社以外でご購入いただいた場合は、投資者保護基金の保護の対象ではありません。 ●当資料は信頼できると判断した各種情報等に基づき作成していますが、その正確性、完全性を保証するものではありませ ん。また、今後予告なく変更される場合があります。 ●当資料中の図表、数値、その他データについては、過去のデータに基づき作成したものであり、将来の成果を示唆あるいは 保証するものではありません。 ●当資料で使用している各指数に関する著作権等の知的財産権、その他の一切の権利はそれぞれの指数の開発元もしくは 公表元に帰属します。 当資料は、三井住友トラスト・アセットマネジメントが作成したものであり、金融商品取引法に基づく開示書類ではなく、 証券取引の勧誘を目的としたものでもありません。 2/2
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