Column Column - 三井住友トラスト・アセットマネジメント

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「投資のヒント」
2016年12月26日
どうなる!?今後の米国経済
2016年の米ドル建債券市場の振り返り
Vol.4
大統領選挙終了後も様々なイベントが予定されており、今後も目が離せない米国の“今”を8回シリーズでお伝えします。
年を通して、米ドル建債券は概ね堅調な推移
 2016年の米ドル建債券市場は、米国の利上げ観測な
どが重石となったものの、原油価格や米国株式の上
昇などを背景に投資家のリスク選好の動きが下支えと
なり、特にハイイールド債券は高いパフォーマンスを
示しました。また米次期政権の政策によるインフレ上
昇の警戒感などから米国国債は伸び悩んだものの、
米国地方債や投資適格社債などはプラスのパフォー
マンスを確保しています。
 2017年の米ドル建債券市場は、米次期政権の打ち出
す政策次第では不安定な動きとなる可能性があるも
のの、一方で成長期待を背景にリスク選好の動きは
根強いと見られることから、ハイイールド債券などを中
心に引き続き底堅い推移が期待されます。
■2016年の米ドル建債券インデックスの推移
( 2015年12月31日~2016年12月23日、日次、米ドルベース)
120
※グラフ開始日を100として指数化
110
100
90
15/12
16/2
16/4
16/6
16/8
米国国債
投資適格社債
新興国国債
<今週の米国注目イベント>
12/27:消費者信頼感指数(12月)
16/10 (年/月)
米国地方債
ハイイールド債券
新興国社債
先週(12/19~12/23)の米国市場動向
 【株式】 NYダウは、上昇しました。週前半は、欧州株式市場の上昇を好感して堅調に推移し、株価に出遅れ感のある
大型IT銘柄が買われました。週後半は、クリスマス休暇を控えて市場参加者が減る中、上げ幅を縮小しました。
 【金利】 米ドル建債券市場では、利回りは低下(価格は上昇)しました。足もとまで短期間に金利が大幅上昇したこと
で週初に債券の買い戻しの動きが強まりました。
 【為替】 米ドル/円は、円高・米ドル安となりました。米長期金利上昇が一服となり、ポジション調整の動きから円買い・
米ドル売りが強まりました。
■ NYダウ(米ドルベース)と米ドル/円レートの推移
■ 各米ドル建債券の利回り推移
(2015年12月23日~2016年12月23日、日次)
(2015年12月23日~2016年12月23日、日次)
(米ドル)
(円)
140
21,000
20,000
米ドル/円(右軸)
NYダウ(左軸)
130
19,000
120
18,000
110
17,000
100
16,000
90
15,000
15/12
16/3
16/6
16/9
80
16/12
(%)
14
12
10
米国国債
米国地方債
投資適格社債
ハイイールド債券
8
6
4
2
0
15/12
16/3
16/6
16/9
(年/月)
16/12
(年/月)
【当資料で使用している指数について】
米国国債:(指数値)シティ米国国債インデックス、(利回り)米国10年国債、米国地方債:S&P米国地方債インデックス(課税債)、投資適格社債:
BofAメリルリンチ・米国事業債インデックス、ハイイールド債券:BofAメリルリンチ・US・ハイイールド債券インデックス、新興国国債:JPモルガンEMBI
グローバル・ディバーシファイド、新興国社債:JPモルガンCEMBIブロード・ディバーシファイド
(出所)JPモルガン、Bloombergのデータを基に三井住友トラスト・アセットマネジメント作成
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