数学Ⅱ ラジオ 学習メモ 第 38 回 第 3 章 三角関数 [三角関数] 三角関数 ⑵ 講師 水谷信也 一般角の三角関数の値 今回は,180°よりも大きい角や負の角など, さまざまな大きさの角の三角関数の値の求め方 を学びます。そのときに,動径の場所とサイン, コサイン,タンジェントの値の符号 ( +,− ) が 学習のポイント ① 正の角の三角関数の値 ② 負の角の三角関数の値 ③ 角θの大きさと象限 どのように変化するのかについて学びましょう。 正の角の三角関数の値 一般角の三角関数の値を求めてみよう。 例 次の一般角の三角比の値を求めてみよう。 240°の動径上にOP=2となる点Pをとると,P(−1,− 3 )であるから, y − 3 3 = =− r 2 2 cos240°= x −1 1 = =− r 2 2 tan240°= y − 3 = = 3 x −1 ▼ sin240°= y 240° r = OP = 2 −1 H O 2 P (−1,− 3 ) x 1 3 2 − 3 − 87 − 高校講座・学習メモ 数学Ⅱ 38 三角関数 ⑵ 負の角の三角関数の値 例 次の一般角の三角比の値を求めてみよう。 − 45°の動径上に OP = 2 となる点 P をとると,P(1,−1) であるから, sin(−45° )= y −1 1 =− = 2 2 r cos(−45° )= x 1 = 2 r tan(−45° )= y −1 = =−1 x 1 y r = OP = 2 1 1 O −1 −45°H 2 x 45° 2 1 P (1 ,−1) ▼ 角θの大きさと象限 次の角θについて,sin θ,cos θ,tan θの値を求めなさい。 (1) 210° (2) − 225° y P (−1 , 1) 210° P ( − 3 ,−1) −1 H −1 象 限 1 2 3 4 sinθ + + − − O −225° x cosθ + − − + tanθ + − + − 問・解答 2 2 x 1 3 1 cos210°=− tan210°= 2 2 3 O H 1 1 cos(−225° ) =− tan(−225° ) =− 1 2 2 − 3 1 (1) sin210°=− y (2) sin(−225° )= 問 − 88 − 高校講座・学習メモ
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