2016年6月13日投資情報室週間市場レポート（2016年6月6日～ 6月10日）（1）日本の株式・債券市場株式市場の動き  先週の日本株式市場（日経平均株価）は、米雇用（円） 22,000 統計を受けた米早期利上げ観測の後退などから円高が急速に進行し、売られて始まりました。その後は、円高の一服や米株価・原油価格の上昇、中国景気に（2013年1月4日～2016年6月10日日次）（ポイント） 2,000 日経平均株価（左軸）東証株価指数（右軸） 20,000 1,800 18,000 1,600 16,000 1,400 14,000 1,200 12,000 1,000 対する警戒感の後退などもあり、8日（水）に1週間ぶりの高値を付けました。ただ米連邦公開市場委員会（ＦＯＭＣ）や日銀金融政策決定会合を前に手控える雰囲気も強く、東証1部の売買代金は9日（木）まで4 日連続2兆円を割り込むなど薄商いが続きました。（週末引け値：16,601.36円）。 10,000 13/01  週間では、日経平均株価は0.25％の下落､東証株価 13/07 14/01 14/07 15/01 15/07 800 16/01 （年/月）出所：ブルームバーグのデータをもとにニッセイアセットマネジメントが作成指数は0.49％の下落でした。債券市場の動き  先週の日本債券市場（10年国債）は、週前半は米早期利上げ観測が後退し、米債市場が堅調に推移（%） 1.2 （2013年1月4日～2016年6月10日日次）日本 10年国債金利 1.0 したことを背景に買われました。その後は、国内株高 0.8 を受けて売られる場面もありましたが、週末にかけては、 0.6 需給引き締まりへの意識や英国のＥＵ離脱懸念を背景とした欧米の株安・債券高などを受けて買われました。金利は、10日（金）に一時史上最低水準となる－0.155％を付けました（週末引け値：－0.140％）。  週間では、10年国債金利は0.045％の低下となりました。 0.4 0.2 0.0 -0.2 13/01 13/07 14/01 14/07 15/01 15/07 16/01 （年/月）出所：ブルームバーグのデータをもとにニッセイアセットマネジメントが作成 ●当資料は、市場環境に関する情報の提供を目的として、ニッセイアセットマネジメントが作成したものであり、特定の有価証券等の勧誘を目的とするものではありません。 ●当資料は、信頼できると考えられる情報に基づいて作成しておりますが、情報の正確性、完全性を保証するものではありません。●当資料のグラフ・数値等はあくまでも過去の実績であり、将来の投資収益を示唆あるいは保証するものではありません。また税金・手数料等を考慮しておりませんので、実質的な投資成果を示すものではありません。●当資料のいかなる内容も将来の市場環境の変動等を保証するものではありません。 1/2 （審査確認番号H28-TB61）（2）米国の株式市場市場の動き  先週の米国株式市場（ＮＹダウ）は、週初は低調な米（ドル） 20,000 （2013年1月4日～2016年6月10日日次）ダウ工業株30種平均雇用統計を受けて米早期追加利上げ観測が後退し、上昇して始まりました。その後も、米金融緩和策の長 18,000 期化への期待や原油価格の上昇が支援材料となり買われました。週末は、英国のＥＵ離脱懸念やアジア 16,000 や欧州の株安を受けて売られました。（週末引け値：17,865.34ドル） 14,000  週間ではNYダウは0.33％の上昇となりました。 12,000 13/01 13/07 14/01 14/07 15/01 15/07 16/01 （年/月）出所：ブルームバーグのデータをもとにニッセイアセットマネジメントが作成（3）外国為替市場市場の動き  先週の米ドル/円相場は、106円台～107円台を上下に振れる動きとなりました。米株高を背景として（円） 130 円売りドル買いが先行する一方で、米早期利上げ観測の後退などから米長期金利が低下し、円買い・（2013年1月4日～2016年6月10日日次）（円） 160 米ドル/円（左軸）ユーロ/円（右軸） 120 150 110 140 100 130 90 120 ドル売りが優勢となるなど方向感に乏しい展開が続きました。週末は、日米の金融政策決定会合や英国のEU離脱の是非を問う国民投票を控えて様子見傾向となりました。（週末引け値：106円90銭～107円00銭）  週間では米ドル/円は0.41％の円安、ユーロ/円は 0.59％の円高となりました。 80 13/01 13/07 14/01 14/07 15/01 15/07 110 16/01 （年/月）出所：ブルームバーグのデータをもとにニッセイアセットマネジメントが作成 ●当資料は、市場環境に関する情報の提供を目的として、ニッセイアセットマネジメントが作成したものであり、特定の有価証券等の勧誘を目的とするものではありません。 ●当資料は、信頼できると考えられる情報に基づいて作成しておりますが、情報の正確性、完全性を保証するものではありません。●当資料のグラフ・数値等はあくまでも過去の実績であり、将来の投資収益を示唆あるいは保証するものではありません。また税金・手数料等を考慮しておりませんので、実質的な投資成果を示すものではありません。●当資料のいかなる内容も将来の市場環境の変動等を保証するものではありません。 2/2