2016年5月23日投資情報室週間市場レポート（2016年5月16日～20日）（1）日本の株式・債券市場株式市場の動き（円） 22,000  先週の日本株式市場（日経平均株価）は、週前半は米株高や円安などから上昇傾向となりましたが、18日（水）は、2016年1～3月期の実質国内総生産（ＧＤＰ）（2013年1月4日～2016年5月20日日次）（ポイント） 2,000 日経平均株価（左軸）東証株価指数（右軸） 20,000 1,800 18,000 1,600 16,000 1,400 14,000 1,200 12,000 1,000 速報値をめぐり売り買いが交錯しました。その後は、19日（木）に円相場が3週間ぶりの110円台前半となるなど、円安・ドル高が進行したことなどから買い優勢で推移しました。週末は、主要7ヵ国（Ｇ7）財務相・中央銀行総裁会議を控え積極的な買いは続かず、前日比約89.69円高で週の取引を終えました。（週末引け値：16,736.35円）。 10,000 13/01 13/07 14/01 14/07 15/01 15/07 800 16/01（年/月）  週間では、日経平均株価は1.97％の上昇､東証株価指数は1.76％の上昇でした。債券市場の動き出所：ブルームバーグのデータをもとにニッセイアセットマネジメントが作成（%）（2013年1月4日～2016年5月20日日次） 1.2  先週の日本債券市場（10年国債）は、週前半は原油価日本 10年国債金利 1.0 格や国内外株価の上昇を受けた売りと、良好な5年国債入札や日銀買いオペなどを受けた買いが交錯し、ほぼ横ばいで推移しました。19日（木）は、米国の早期利上げ観測が再燃し米債券安となったことで日本国債も売られま 0.8 0.6 0.4 した（金利上昇）。20日（金）は、前日に大きく下げた反動や米債券高を受けて金利は低下しました。（週末引け値：－0.113％）  週間では、10年国債金利は0.004％の低下でした。 0.2 0.0 -0.2 13/01 13/07 14/01 14/07 15/01 15/07 16/01（年/月）出所：ブルームバーグのデータをもとにニッセイアセットマネジメントが作成 ●当資料は、市場環境に関する情報の提供を目的として、ニッセイアセットマネジメントが作成したものであり、特定の有価証券等の勧誘を目的とするものではありません。 ●当資料は、信頼できると考えられる情報に基づいて作成しておりますが、情報の正確性、完全性を保証するものではありません。●当資料のグラフ・数値等はあくまでも過去の実績であり、将来の投資収益を示唆あるいは保証するものではありません。また税金・手数料等を考慮しておりませんので、実質的な投資成果を示すものではありません。●当資料のいかなる内容も将来の市場環境の変動等を保証するものではありません。 1/2 （審査確認番号H28-TB40）（2）米国の株式市場市場の動き  先週の米国株式市場（ＮＹダウ）は、上昇して始まりました。（ドル） 20,000 （2013年1月4日～2016年5月20日日次）ダウ工業株30種平均週初は、ニューヨーク連銀製造業景気指数（5月）が市場予想を下回ったものの、原油価格上昇などが支援材料と 18,000 なり、買い優勢となりました。その後は、良好な米経済指標や18日（水）の米連邦公開市場委員会（FOMC）議事 16,000 録を受け、早期利上げへの警戒感の高まりなどから19日（木）に2ヵ月ぶりの安値を付けるなど軟調な展開となりました。週末は、前日までの下落の反動から上昇したものの、 14,000 新規材料が乏しい中、上げ幅は限られました。（週末引け値：17,500.94ドル）  週間ではNYダウは0.20％の下落となりました。 12,000 13/01 13/07 14/01 14/07 15/01 15/07 16/01 （年/月）出所：ブルームバーグのデータをもとにニッセイアセットマネジメントが作成（3）外国為替市場市場の動き  先週の米ドル/円相場は、週初は米国の早期利上げ観測の高まりから米ドル買い優勢で始まりました。その後（円） 130 は、米連邦準備制度理事会（ＦＲＢ）や日銀の金融政策をめぐる思惑などから売り買いが交錯し、109円台前半か（2013年1月4日～2016年5月20日日次）（円） 160 米ドル/円（左軸）ユーロ/円（右軸） 120 150 110 140 100 130 90 120 ら110円台前半を上下する動きとなりました。（週末引け値：110円10銭～20銭）  週間では米ドル/円は1.40％の円安、ユーロ/円は0.63％の円安となりました。 80 13/01 13/07 14/01 14/07 15/01 15/07 110 16/01 （年/月）出所：ブルームバーグのデータをもとにニッセイアセットマネジメントが作成 ●当資料は、市場環境に関する情報の提供を目的として、ニッセイアセットマネジメントが作成したものであり、特定の有価証券等の勧誘を目的とするものではありません。 ●当資料は、信頼できると考えられる情報に基づいて作成しておりますが、情報の正確性、完全性を保証するものではありません。●当資料のグラフ・数値等はあくまでも過去の実績であり、将来の投資収益を示唆あるいは保証するものではありません。また税金・手数料等を考慮しておりませんので、実質的な投資成果を示すものではありません。●当資料のいかなる内容も将来の市場環境の変動等を保証するものではありません。 2/2