2016年7月4日 投資情報室 週間市場レポート (審査確認番号H28-TB76) (2016年6月27日~ 7月1日) (1)日本の株式・債券市場 株式市場の動き 先週の日本株式市場(日経平均株価)は、5日連 続で続伸しました。欧米株式相場が総じて堅調に (円) 22,000 (2013年1月4日~2016年7月1日 日次) (ポイント) 2,000 日経平均株価(左軸) 東証株価指数(右軸) 20,000 1,800 18,000 1,600 16,000 1,400 14,000 1,200 12,000 1,000 推移したことから投資家心理が改善し、日本株も 買われました。また、日銀が近い将来に追加金融 緩和へ踏み切るとの期待感なども買いを促す一因 になりました。週末は、週明けの米祝日(米独立記 念日)を控え、取引終了にかけて海外投資家が 買いを手控える雰囲気が強まりました。 (週末引け値:15,682.48円) 週間では、日経平均株価は4.89%の上昇、東証株 価指数は4.15%の上昇でした。 10,000 13/01 13/07 14/01 14/07 15/01 15/07 800 16/01 (年/月) 出所:ブルームバーグのデータをもとにニッセイアセットマネジメントが作成 債券市場の動き 先週の日本債券市場(10年国債)は、週半ばにか けて、英国の欧州連合(EU)離脱を問う国民投票 の結果を受けてリスク回避の流れが強まり、買われま (%) (2013年1月4日~2016年7月1日 日次) 1.2 日本 10年国債金利 1.0 した(利回りは低下)。その後は、日銀の超長期国 債の買い入れ額が減少するとの見方が広がり、売ら れる場面もありました(利回りは上昇)。週末は、 0.8 0.6 日銀が実施した国債買い入れオペの結果が好感さ れたほか、追加緩和観測を背景に買いが優勢とな り、一時-0.255%まで金利が低下するなど過去最 低水準で取引を終えました。 0.4 0.2 0.0 (週末引け値:-0.253%)。 -0.2 13/01 13/07 14/01 14/07 15/01 15/07 16/01 (年/月) 週間では、10年国債金利は0.083%の低下となりま した。 出所:ブルームバーグのデータをもとにニッセイアセットマネジメントが作成 ●当資料は、市場環境に関する情報の提供を目的として、ニッセイアセットマネジメントが作成したものであり、特定の有価証券等の勧誘を目的とする ものではありません。実際の投資等に係る最終的な決定はご自身で判断してください。●当資料は、信頼できると考えられる情報に基づいて作成して おりますが、情報の正確性、完全性を保証するものではありません。●当資料のグラフ・数値等はあくまでも過去の実績であり、将来の投資収益を示 唆あるいは保証するものではありません。また税金・手数料等を考慮しておりませんので、実質的な投資成果を示すものではありません。●投資する 有価証券の価格の変動等により損失を生じるおそれがあります。●手数料や報酬等の種類ごとの金額及びその合計額については、具体的な商品を 勧誘するものではないので、表示することができません。●当資料のいかなる内容も将来の市場環境の変動等を保証するものではありません。 商 号 等:ニッセイアセットマネジメント株式会社 金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第369号 1/2 加入協会:一般社団法人投資信託協会 一般社団法人日本投資顧問業協会 (2)米国の株式市場 市場の動き (ドル) 20,000 (2013年1月4日~2016年7月1日 日次) 先週の米国株式市場(NYダウ)は、前週末の英 ダウ工業株30種平均 国の国民投票の結果を受けて下落して始まりま した。その後は、原油価格や欧州株式の上昇等 18,000 を受けて米国株も上昇しました。週末は、6月の ISM製造業景況指数が市場予想を上回ったもの 16,000 の、英国のEU離脱がもたらす米主要企業の第 2四半期決算業績見通しへの影響等が懸念され、 14,000 上げ幅は限られました。(週末引け値:17,949.37 ドル)。 12,000 13/01 13/07 14/01 14/07 15/01 15/07 16/01 (年/月) 週間ではNYダウは3.15%の上昇となりました。 出所:ブルームバーグのデータをもとにニッセイアセットマネジメントが作成 (3)外国為替市場 市場の動き 先週の米ドル/円相場は、週後半にかけて英国 の国民投票の結果を受けたリスク回避の動きが 一巡し、「低リスク通貨」とされる円の売りが優勢と (円) 130 (2013年1月4日~2016年7月1日 日次) (円) 160 米ドル/円(左軸) ユーロ/円(右軸) 120 150 110 140 100 130 90 120 なりました。週末は、世界的な株高傾向を背景に 投資家のリスク選好意欲が高まるとの思惑から円 は売られて始まったものの、米国市場の3連休を 前に、持ち高調整とみられる円買いが進行したこ となどから円は底堅く推移しました。(週末引け 値:102円45銭~55銭)。 週間では米ドル/円は0.29%の円安、ユーロ/円 は0.45%の円安となりました。 80 13/01 13/07 14/01 14/07 15/01 15/07 110 16/01 (年/月) 出所:ブルームバーグのデータをもとにニッセイアセットマネジメントが作成 ●当資料は、市場環境に関する情報の提供を目的として、ニッセイアセットマネジメントが作成したものであり、特定の有価証券等の勧誘を目的とする ものではありません。実際の投資等に係る最終的な決定はご自身で判断してください。●当資料は、信頼できると考えられる情報に基づいて作成して おりますが、情報の正確性、完全性を保証するものではありません。●当資料のグラフ・数値等はあくまでも過去の実績であり、将来の投資収益を示 唆あるいは保証するものではありません。また税金・手数料等を考慮しておりませんので、実質的な投資成果を示すものではありません。●投資する 有価証券の価格の変動等により損失を生じるおそれがあります。●手数料や報酬等の種類ごとの金額及びその合計額については、具体的な商品を 勧誘するものではないので、表示することができません。●当資料のいかなる内容も将来の市場環境の変動等を保証するものではありません。 商 号 等:ニッセイアセットマネジメント株式会社 金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第369号 2/2 加入協会:一般社団法人投資信託協会 一般社団法人日本投資顧問業協会
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