ブラジルの金融市場動向 Weekly Report

2016年4月25日
ブラジルの金融市場動向 Weekly Report
【2016年4月16日~2016年4月22日の推移】
【1】為替動向
先週のブラジル・レアルは、対米ドルでは下落しました
が、対円では上昇しました。週初は、ブラジル下院が4月
17日(現地、以下同様) 、巨額の財政赤字を隠すため会
計を操作し連邦財政法に違反したとして、賛成多数でル
セフ大統領の弾劾を可決したことが、市場に好感されま
した。上院での弾劾審議は、5月12日までに開始される
見込みとなっています。中央銀行は、通貨の上昇を抑制
するため、米ドル買いに当たる為替介入を行っています。
今週も引き続き政治動向が注目されます。また、国外の
要因としては、米国の指標や日銀の政策決定会合、原
油をはじめとする商品市況に注目が集まるとみています。
中央銀行は、相場の急激な変動時には、為替市場で介
入を行っているため、対米ドルではレアルの動きは限定
的になると想定されます。
【ブラジル・レアル 為替推移】 (2016年3月25日~2016年4月22日)
38
(円/レアル)
(レアル/米ドル)
円/レアル(左軸)
36
1.50
レアル/米ドル(右軸、上下反転)
31.35
34
2.50
32
3.00
30
3.50
28
4.00
3.57
26
24
3/25
4/1
レアル
2.00
4/8
高
安
4.50
5.00
4/22
4/15
※四捨五入の関係で数値とグラフの目盛りが一致しない場合があります。
【2】金利動向
先週のブラジル債券市場は金利が低下しました。下院
での採決の結果、大統領弾劾が支持され、審議の場は
上院に移りました。今後、上院で弾劾手続きを続行する
かどうかの採決が行われ、続行が決まった場合にはルセ
フ大統領の職務が一時停止され、テメル副大統領が大
統領を代行することになります。テメル副大統領は政権が
交代した場合の経済政策チームの選定を進めています
が、財務相の人事が難航しているとの報道を受けて、長
期金利の低下幅は限定的となりました。
今週は、引き続きルセフ大統領の弾劾およびテメル副
大統領の経済政策チームの人選に関する進捗状況が相
場を左右すると思われます。また、Copom(金融政策委員
会)が開催され、政策金利の据え置きが予想されていま
すが、今後の金融政策を占う上で、声明文の内容には注
目です。
【ブラジル 金利推移】
15.0
(2016年3月25日~2016年4月22日)
(%)
2年国債
14.5
14.0
13.5
13.0
12.73
12.5
12.0
3/25
4/1
4/8
4/15
4/22
【3】主要経済指標
発表日
4/20
4/20
4/22
4/27
発表頻度
毎月
毎月
毎月
毎月
期間
2016年2月
2016年4月
2016年2月
--
指標名
全国失業率
インフレ率(15日締め、前年同月比)
経済活動指数(前年同月比)
SELICレート
データ
10.2%
9.34%
-4.54%
--
(参考)前回
9.5%
9.95%
-7.71%
14.25%
(出所:ブルームバーグより大和投資信託作成)
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