ブラジルの金融市場動向 Weekly Report

2016年4月11日
ブラジルの金融市場動向 Weekly Report
【2016年4月2日~2016年4月8日の推移】
【1】為替動向
先週のブラジル・レアルは、政局に左右され乱高下する
展開でした。週間で見ると対米ドルと対円はともに下落し
ました。週初は、弾劾手続きがなされているルセフ大統
領が辞任することはないと主張したため、政権交代への
期待がはく落し下落しました。週後半は、テメル副大統領
に対しても弾劾手続きが取られると報じられたことや、検
察がルーラ前大統領の官房長官就任を阻止する方向で
調整していると報じられたことで、政権交代への進展期待
から上昇しました。また、FOMC(米国連邦公開市場委員
会)議事録を受けて、米国の利上げ期待が後退したこと
もレアルの支援材料となりました。
今週も引き続きルセフ大統領の弾劾をめぐる動きや政
治動向が注目されます。また、国外の要因としては、米国
の指標や原油をはじめとする商品市況に注目が集まりま
す。
【ブラジル・レアル 為替推移】 (2016年3月11日~2016年4月8日)
(円/レアル)
(レアル/米ドル)
36
1.50
円/レアル(左軸)
34
レアル
2.00
30.11
レアル/米ドル(右軸、上下反転)
32
2.50
30
3.00
28
3.50
26
4.00
3.59
24
高
安
4.50
22
5.00
3/11
3/18
3/25
4/1
4/8
※四捨五入の関係で数値とグラフの目盛りが一致しない場合があります。
【2】金利動向
【ブラジル 金利推移】
先週のブラジル債券市場は横ばいとなりました。週末
までは為替同様に政局の動向を材料に、長期の年限を
中心に上下する展開でした。金曜日に発表されたインフ
レ率が市場予想を下回ったことで、金融政策が早期に緩
和的になるとの市場の思惑から短中期の年限を中心に
金利が低下しました。
今週は、引き続きルセフ大統領の弾劾に関する動きが
相場を左右すると思われます。4月11日(現地)に弾劾に
関する委員会で表決が予定されており、弾劾が承認がさ
れれば下院本会議で採決されることになります。最近の
ブラジル金融市場は、政治的な要因で動くことが多く、政
局が先行き不透明な中、今後も変動の大きい展開が想
定されます。
(2016年3月11日~2016年4月8日)
(%)
15.0
2年国債
14.5
14.0
13.5
13.49
13.0
3/11
3/18
3/25
4/1
4/8
【3】主要経済指標
発表日
4/5
4/8
4/12
4/13
発表頻度
毎月
毎月
毎月
毎月
期間
2016年3月
2016年3月
2016年2月
2016年2月
指標名
ブラジル製造業購買担当者指数(PMI)
インフレ率(前年同月比)
小売売上高(前年同月比)
経済活動指数(前年同月比)
データ
40.8
9.39%
---
(参考)前回
39.0
10.36%
-10.3%
-7.55%
(出所:ブルームバーグより大和投資信託作成)
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