ブラジルの金融市場動向

2016年5月16日
ブラジルの金融市場動向 Weekly Report
【2016年5月7日~2016年5月13日の推移】
【1】為替動向
先週のブラジル・レアルは、対円で上昇しました。レア
ルの主要な材料は政局の動向です。クーニャ氏から代
わったマラニャン暫定下院議長は手続きに不備があった
としてルセフ大統領の弾劾勧告を無効にすると宣言し、
一時レアルは急落する局面がありましたが、発言が撤回
されたことで値を戻しました。5月11日(現地)に、上院に
て弾劾手続き審議開始に関する採決がなされ、ルセフ大
統領は最大180日間の失職となり、テメル副大統領が暫
定的に大統領となりました。政局以外の材料としては、ブ
ラジル中央銀行が足元のレアル高を警戒し、レアル売り
介入をしています。
今週も引き続き政治動向が注目されるほか、中央銀行
の為替介入姿勢にも注意が必要です。国外の要因として
は、原油をはじめとする商品市況や先進国の金融政策
の動向にも注目が集まるとみられます。
【2】金利動向
【ブラジル・レアル 為替推移】 (2016年4月15日~2016年5月13日)
38
(円/レアル)
(レアル/米ドル)
円/レアル(左軸)
36
今週も政治動向に注目が集まります。足元では、政権
交代への期待や新しい政権下での財政再建への動きな
どに関心が向けられていましたが、今後は経済政策の実
行性やブラジルのファンダメンタルズが重要な材料にな
ると思われます。
レアル
2.00
レアル/米ドル(右軸、上下反転)
34
2.50
高
30.75
32
3.00
30
3.50
28
3.53
26
4.00
安
4.50
24
4/15
4/22
4/29
5.00
5/13
5/6
※四捨五入の関係で数値とグラフの目盛りが一致しない場合があります。
【ブラジル 金利推移】
先週のブラジル債券市場は金利が低下しました。上院
での採決の結果、ルセフ大統領の最長180日間の停職と
裁判の開始が決定しました。テメル副大統領が暫定的に
政権を担うこととなり、財務相にはメイレレス前ブラジル中
央銀行総裁が指名されました。メイレレス氏は年金改革
を通じて債務削減を行う方針を示しており、市場はこれを
好感し、長期債を中心に金利が低下しています。
1.50
15.0
(2016年4月15日~2016年5月13日)
(%)
2年国債
14.5
14.0
13.5
13.0
12.49
12.5
12.0
4/15
4/22
4/29
5/6
5/13
【3】主要経済指標
発表日
5/11
5/13
5/20
発表頻度
毎月
毎月
毎月
期間
2016年3月
2016年3月
2016年5月
指標名
小売売上高(前年同月比)
経済活動指数(前年同月比)
インフレ率(15日締め、前年同月比)
データ
-5.7%
-6.31%
--
(参考)前回
-4.2%
-4.69%
9.34%
(出所:ブルームバーグより大和投資信託作成)
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