再発卵巣がん ( Pembrolizumab ) ペムブロリズマブ

再発卵巣がん
(
Pembrolizumab
) ペムブロリズマブ
(1) 治験課題名:MK-3475 の有効性及び安全性を評価するための多施設共同第Ⅱ
相試験
(2) 対象となるがん:
再発卵巣がん
(3)使用される新薬(治験薬):ペムブロリズマブ(抗 PD-1 抗体薬)
ペムブロリズマブは PD-1 受容体に結合する治療用抗体である。この受
容体は癌細胞が免疫反応から逃れる為に必要である。健康なヒトでは通
常これは自己免疫疾患を抑制する役割を担っている。癌患者の場合、ペ
ムブロリズマブのような抗体がこの受容体を阻害する事で免疫系を再活
性化させて、癌細胞を攻撃して破壊する。これは所謂免疫チェックポイ
ント阻害療法である。
(4) 実施方法(治験のデザイン):第Ⅱ相試験
(5) 治験に参加いただける患者さんの身体状況(患者選択基準)
:
以下に該当する方が対象となります。
1. 18 歳以上
2. 文書による同意が得られる
3. 過去に化学療法(プラチナ製剤)を受けた
4. 過去 2 年以内に自己免疫疾患の治療を受けていない
5. 症状を有する中枢神経系の転移がない
6. 過去に間質性肺炎を患ったことがない/現在合併していない
※上記の患者選択基準は概要であり、上記に該当していてもこの治験に参加できない
ことがありますので、ご了承ください。
(6)治験責任医師: 竹原
和宏