食ジャーナリスト 金丸弘美氏

派 遣 報 告 書(派遣者報告用)
(別紙 2)
※本項目は派遣終了後2週間以内に記入し、ご提出下さい。指導内容を広く役立てることを目的に、報
告内容については原則公開することを予めご承知おき下さい。当日の会議資料などがあれば、添付し
て下さい。報告内容が多い場合1ページ内に収まらなくても結構です。
所 属・氏 名
派 遣 先
㈲万来社
食環境ジャーナリスト
金丸弘美
新居浜市六次産業化推進協議会
指導内容
〈地域の課題〉
〇新居浜市は鉱山で栄えたところ。海や山もあるにもかかわらず、農業・漁業の衰退が著しか
った。しかし、若い漁業者がでていること、栄養教諭、食改善グループのメンバーの方が熱心な
こと、もあり、小さくとも農産物加工品から給食とあらた加工品販売の展開をしたいと意欲的だ。
※各地の事例を紹介。うまくいっているところは、小さくても栄養士と農業・漁業者のコミュ
ケーションがとれている。
〈指導内容〉
〇市役所、漁業者、食改善グループ、料理家、加工所、科学館など、横断的な一同が会する場を設
定。それぞれのスキルをうまく組み合わせてのぞむことをアドバイス。持っているものをみなさ
んで出してもらうと、ほとんどが地域でできることがわかった。たとえば、魚介類の加工も地域
業者ができる施設がオープンで使える。料理家もアドバイスができる。一般から質問のあった「こ
の地域は鉱業地域だったが、海の環境の安全は、大丈夫なのか」という質問にも、愛媛県総合科
学館から「海の環境も生き物も調査があり、それを公開できます」という力強い回答を得た。
○年配の食改善グループでは、地産地消でのメニュー開発レシピも作成されている。ただ、これ
までは、それらがバラバラで、連携ができていない。同じように給食においても、連携が弱かっ
た。この場から、若い人を中心にワークショップを実施して、地域産物のデータを組み合わせて
の連携をお願いした。
派遣された地域の地産地消の推進に向けたメッセージ
たとえば、食改善グループのレシピは、印刷物になっている。いまでは、インターネットにも
取りこむことができる。漁業関係の資料は愛媛県総合科学館にある。加工できる業者もいる。そ
れぞれが場と資料を提供して、一つにつなげば、どんなものが、どんな形で、どんな料理を提供
できるかを、つなぐことでできる。そこをすぐ行ってほしいとお願いした。すでに取組を始める
と回答を得た。
自由記入欄
漁業の衰退が著しい。ただ意欲的な若い人がいる。彼らを今後支え、継続的取組をしてもらう
ためには、給食の提供と、地域の連携を深めると同時に、地域のものが揃う、少量でも売れる、直
売所や販売店の連携強化を行い、経済的視点も視野にいれていくべき。
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