(別紙2)派遣報告書(派遣者報告用) 所属・氏名 五城目第一中学校 主任学校栄養士 吉原朋子 派遣先 秋田県井川町立井川こどもセンター 指導内容 課題 ○こども園における食育の推進について 指導内容 昨年、保育園の研修会に初めて参加する機会を得た。保育の世界は今社会的にも政治的に も追い風の状況で、人員増や給与の引き上げ等の身分の引き上げに努力している。一方で、 幼稚園との合併も進みつつあり、本県のような少子化の進捗状況が早い地域では全国に先 駆けてのこども園の創設も進んでいる。そんな中、食育は成長過程としても社会的ニーズと しても外せない教育であり、今後それを中心的に担っていけるのは幼稚園の職員よりは、保 育園の職員が自然な流れでできるのではないだろか?期待している。 課題 ○こども園の構成職員としての栄養士の明確な位置づけがないため、健康増進法等で 定められた特定給食施設としての括りの100人ふらふらまたは、その人数のいない施設 は栄養価の担保もないままの給食が出されていく現実があった。 指導内容 慣例による献立を使い回し、その栄養価も算定されておらず、保護者等に対する説明責任 も果たせない。昨今のアレルギー疾患の子どもの多さを考えただけでも、とても怖い状況で あることを説明した。早急な栄養士の配置をお願いした。 課題 ○摂取栄養価の設定について 指導内容 厚生労働省から年齢ごとの栄養価必要量が出されているので、その値を参考に園の状況 を加味し定めること。それも有資格者をもって定めることをお願いした。 学校給食の現場では、一部の特別支援学校では、生徒一人一人の栄養所要量を算定してか ら、全体を定めているところもある。 メッセージ この時期の子どもを育てる上で一番大事なことは「食事」である。保育の世界ではもっと 当たり前のように認知されていると思っていたが、全然違っていた。行事や特別な教育な どはいらない。真面目に当たり前のまっとうな食事を規則正しくきっちり食べさせること にもっと保育の世界は特化したほうが子どもは良く育つと思った。 自由記入欄 栄養管理、衛生管理、食育、全ての面において義務学校の学校給食とは雲泥の差があるこ とがわかった。三つ子の魂100までもというが、この時期の食育をもっときちんとすべき であることを強く感じた。 文部科学省と厚生労働省の指導の違いを痛切に感じ.新しい形の認定こども園がどうか両 方のいいとこ取りでうまく行くことを願って止まない。
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