environment-and-safety

理工学域 >自然システム学類
時間割番号
36214 科目番号
科目ナンバー
CHEN3601A
授業科目名
授業科目名(英文名)
36214
環境安全工学
Environmental Safety Engineering
担当教員名
単位数 2
開講年度・学期 2015 年度・前期 対象学生
時間割 定期
科目区分
必修
講義形態
講義
時間割 A(開講学期)
曜日
金曜
時限
1限
瀧 健太郎
3年
■ キーワード
環境,安全,水質,公害,資格,公害防止
■ 授業の主題
製鉄所、発電所、化学プラントなどの多くの特定工場では大量の水を使用して生産活動を
行う。それら生産活動に使われた水は、自然界に排出する前にきれいに浄化しなくてはな
らない。本講義では、特定工場における排水について、公害を防止し環境を保全するため
に必要とされる知識を体系的に学ぶために、公害防止管理者試験(水質関係)のカリキュ
ラムに沿う形で講義を行う。
公害防止管理者試験は、
「特定工場における公害防止組織の整備に関する法律」に基づく
国家資格であり、このうち「水質関係」は工場排水の管理を行うのに必要な国家資格です。
公害防止管理者は、実務として排水処理を伴う製造業や加工業で必要されるほか、環境
化学分析コンサルタント業、汚水処理施設管理業などで、企業の採用や昇進、昇給の際に
考慮される資格です。また、最近は工場勤務以外の受験者も多く、環境系や化学系の勉強
の総まとめのために受験する学生も見られます。(教科書より)
■ 授業の目標
本講義を受けることで、将来化学プラントなどで排水の水質管理に関する業務を行うこと
になった際に必要な知識が身につくことを目標としている。
■ 学生の学習目標
公害防止管理者(水質)では以下の項目について理解することが望まれる。
1.公害に関する概論
2.水質に関する概論
3.汚水処理に関する概論
4.水質有害物質
5.大規模水質
学生は、講義内容に関する実戦形式の演習を行うので講義で学習した知識を定着させる。
■ 授業の概要
回
月
日
内容
1
4月10日
ガイダンス 公害防止管理者の役割
2
4月17日
公害概論 pp.28-41
3
4月24日
公害概論 pp.42-59
4
5月 8日
水質概論 pp.82-91
5
5月15日
水質概論 pp.92-101
6
5月22日
水質概論 pp.102-113
7
5月29日
汚水処理特論 pp.128-141
8
6月 5日
汚水処理特論 pp.142-157
9
6月12日
汚水処理特論 pp.158-173
10
6月19日
汚水処理特論 pp.175-185
11
6月26日
水質有害物質特論 pp.212-223
12
7月 3日
水質有害物質特論 pp.224-233
13
7月10日
大規模水質特論 pp.248-257
14
7月17日
大規模水質特論 pp.258-265
15
7月24日
総合演習
16
7月31日
期末試験
■ 評価の方法
標準評価方法
■ 評価の割合
授業には、3分の2以上の出席を必要とする。
学期末試験
100 %
学期末試験では講義中の演習で出題された問題の大部分が出題されるので、これらを理解
して試験に臨むことが望まれる。
■ テキスト・教材・参考書等
浦瀬太郎著, 公害防止管理者[水質関係]完全合格教本, 新星出版社
三好康彦著, 2015-2016 年版公害防止管理者試験 水質関係 攻略問題集, オーム社
■ その他履修上の注意事項や学習上の助言
本講義は、公害防止管理者試験(水質)のカリキュラムに基づいて行われる。半期ですべ
ての内容を終えるので意欲のある学生は、7 月下旬までに願書を提出し、10 月上旬の国家
試験にチャレンジしてもよい。
■ オフィスアワー等
毎週金曜日 12:00-13:00 に講義内容に関する質問に答える。