大学院 聴講生・科目等履修生 開講予定科目

平成29年度(前期)
大学院
聴講生・科目等履修生
開講予定科目
福井県立大学
平成29年度 前期 大学院 科目等履修生・聴講生開講予定科目
永平寺キャンパス
[経済・経営学研究科]
授業科目名
食料・農業政策
20科目
担当教員
単位数
担当教員
単位数
北川
2
曜日
月4・5【隔週】
時間割
統計・計量Ⅱ
授業科目名
佐野
2
曜日
木3・4【隔週】
時間割
岡
2
月6・7【隔週】
日本経済史特論
原田
2
木5・6【隔週】
生産管理・生産革新論
木野
2
月6・7【隔週】
国際経済特論
杉山
2
木6・7【隔週】
人的資源管理特論
飛田
2
火3・4【隔週】
会計学特論
徳前
2
木6・7【隔週】
土3・4【隔週】
経済理論
南保
2
火5・6【隔週】
中国経済特論
鄭
2
公共管理論
山﨑茂雄
2
火6・7【隔週】
税法(通年)
内川
4
土1・2【隔週】
現代経営学
松下
2
水2・3【隔週】
国際比較経営論
近藤
2
お問合わせください
人口特論
中西
2
水6・7【隔週】
経済政策特論Ⅱ
廣瀬
2
お問合わせください
企業のためのケース分析
佐藤
2
お問合わせください
ビジネス法務
西尾
2
お問合わせください
担当教員
単位数
曜日
時間割
金
2
地域経済特論
実践コンサルティング論
江川
2
水6・7【隔週】
会計制度論
岡崎
2
木1・2【隔週】
[生物資源学研究科 生物資源学専攻]
授業科目名
5科目
担当教員
単位数
曜日
時間割
保全植生学
吉岡
2
水
1
応用分子細胞生物学
石川
2
生体機能分子工学
片野
2
水
2
動物遺伝子工学
今井
2
天然分子機能学
濱野
2
木
2
担当教員
単位数
曜日
時間割
吉弘
2
月
6
4
月
[看護福祉学研究科]
授業科目名
児童・家庭福祉特論
基礎看護学特論
授業科目名
お問合せください
20科目
大久保・本田・笠井
担当教員
単位数
曜日
時間割
看護研究方法論
授業科目名
大川・山﨑
2
木
6
6・7
保健・福祉研究方法論
齋藤・塚本
2
木
7
養護概説特論
佐々木
2
金
2
6
成人・老人保健学特論
米田
4
月
6・7
成人慢性看護学特論Ⅰ
有田・山崎
2
火
6
高齢者福祉特論
奥西
2
金
成人慢性看護学特論Ⅱ
有田
2
火
7
障害者福祉特論
相馬
2
金
7
社会福祉学特論
輪倉
2
火
7
母子看護・保健学特論Ⅱ
齋藤・赤川
4
金
6・7
老年看護学特論
寺島・佐藤
4
火
6・7
看護理論
笠井・普照
2
土
1・2
大川
4
火
6・7
成人慢性看護学特論Ⅲ
有田・普照
2
土
3・4
中谷・普照
4
火
6・7
学校ソーシャルワーク特論
山野
2
お問合せください
大久保
2
水
6・7
福祉教育特論
阪野
2
お問合せください
単位数
曜日
時間割
担当教員
単位数
母子看護・保健学特論Ⅰ
地域看護学特論
看護管理論
小浜キャンパス
[生物資源学研究科 海洋生物資源学専攻]
授業科目名
担当教員
7科目
授業科目名
曜日
時間割
加藤
2
海洋社会科学特論
東村
2
お問合せください
環境分子生理学
吉川・佐藤
2
お問合せください
生命機能有機化学
佐藤
2
お問合せください
海洋生物育成学
富永・小北・杉本
2
お問合せください
環境工学
大竹
2
お問合せください
2
お問合せください
特別講義Ⅱ
海洋生態化学
近藤
木
1
大学院開講予定科目数 52科目
永平寺キャンパス
小浜キャンパス
45科目
7科目
【受講申込にあたっての留意事項】
○ <授業時間> 1時限( 9:00~10:30)
2時限(10:40~12:10)
3時限(13:00~14:30)
4時限(14:40~16:10)
5時限(16:20~17:50)
6時限(18:00~19:30)
7時限(19:40~21:40)
○ 前期授業は4/10(月)~7/27(木)に1科目あたり15回行います。(※印は8回、◆印は30回)
○ 時間割は変更する場合があります。
1
前期開講科目授業概要【経済・経営学研究科】
授業科目名
食料・農業政策
経済理論
生産管理・生産革新論
授業概要
近年の農業政策(食料政策、農業経営政策、農村地域政策など)や地域農業をめぐる
動向について講述します。続いて関連する文献・論文などを選定し、担当者の報告に基
づく演習形式で授業を進めていきます。
選定する文献や論文については別途指示します。
*受講人数や受講生の興味・関心によって、授業の方法や内容、取り扱う文献を変更す
ることがあります。また、農業・食料生産等の現場に出かける場合があります。
新古典派ミクロ理論、古典派理論、ケインズ理論、新しい古典派を論じる。それぞれの理
論で、価格、成長、分配、生産力がどう捉えられるかに焦点を当てて、違いを明らかにす
る。
指定されたテキストを受講生が分担して報告を行い(輪読)、あわせて報告者が、自らの
学問的関心に基づいて、その内容に関わった「論点」をいくつか提起する。これを中心と
して議論を進めるという形を取る。時間計測演習などの実践的講義も行っていく。
人的資源管理特論
採用から始まり昇格・昇進、配置・異動、教育訓練、キャリア形成、人事評価制度、賃金
等の人的資源管理のコアの領域を学び、さらには人的資源管理を支える仕組みである
労働時間管理、福利厚生、労使関係を学ぶ。これらの領域について企業事例、各種統
計調査、海外企業との比較を交えながら講義します。
地域経済特論
1.福井県の姿を近世、明治期、そして現代の地域特性から把握する。
⇒福井県はどのように成立し、近世、明治期の福井県にはどのような産業が栄えたか、
そして現在、福井県の経済、それを支える産業・企業・地域人のすごさとは。
2.その上で、今後求められる地域のあるべき姿、地方創生を考える。
⇒歴史・現状での地域特性から得られた福井県の強みをどう生かすべきか…。
公共管理論
1. 公共政策総説、2. 公共政策の基礎概念、3. 公共政策の理論、4. 文化政策の現
状、5. 文化政策の課題、6. 文化と観光Ⅰ、7. 文化と観光Ⅱ、8. アートマネジメント、
9. アートと地域政策、10.アートと都市政策、11.企業メセナ
現代経営学
テキストを輪読します。初回のオリエンテーションで詳しい授業の進め方を説明します
が、受講生には毎回、テキストの内容を要約したレジュメを提出してもらいます。
人口特論
人口学のエッセンスを講義する。それと並行して、参考文献で例示した書物を輪読す
る。
実践コンサルティング論
理論と実践を反復しながら学び試すことにより、様々な手法の現場における具体的な活
用場面をイメージしながら学んでいく。
授業は定量的情報や定性的情報の収集とその整理手法、アンケートやヒアリング手法、
様々な分析手法、課題解決手法等を体系的に講述する。続いて、地域課題や経営課題
の具体的なケーススタディを、受講者の発表やディスカッション等による演習形式で進
め、講述した手法をあてはめながら課題を解決に導いていく。
その上で、各自が経営やまちづくり等に関する課題を設定し、その解決策をレポートにま
とめ発表することを通じて、実践的なコンサルティング能力を身に付ける
※受講人数や受講生の特性等に応じて、授業の方法や内容、ケーススタディの対象を
柔軟かつ具体的に設定する。
会計制度論
日本の会計制度及びIFRSを分析することを通じて,「会計という営みは何か」ということに
ついて学習する。会計制度は,その国の社会・文化を反映するものではあるが,現在、
国際会計基準とのコンバージェンス、あるいは国際会計基準そのもののアドプションの影
響を受け著しく変化する状況にもある。このことを踏まえて,日本の会計制度及びIFRSの
概要・関連性を理解した上で,それが日本の会計実務に与えている影響についても考
察する。
統計・計量Ⅱ
日本経済史特論
国際経済特論
DSGEモデルの概要を理解する。
日本とイギリスにおける食料品市場と流通の歴史を比較史的視点から考察する。
スタンダードな国際経済学の分野から、国際貿易論、国際金融論を中心に上記の目的
に合致する理論を解説するとともに、国際貿易システム、国際通貨システム、国際経済
取引の現状などについて紹介する。授業はこちらで準備する配布資料に沿って進めて
いく。
2
会計学特論
経済活動がより複雑化しグローバル化し、それらの実態を写像する会計も変化をせまら
れている。その役割のもとで会計情報提供はいかにあるべきなのか。その会計情報の質
はどうあるべきか。日本の会計制度とIFRSへのコンバージェンス問題、金融商品取引法
会計・会社法(会社計算規則)会計・税法会計におけるトライアングル体制なども考える。
なお、講義形式ではなく、ゼミ形式で授業を行う予定である。
中国経済特論
中国の高成長の主因とは何か、また中長期的に見て中国経済のあり方に問題がないか
を冷静に分析することは、中国経済の行方を見極めるのに必要不可欠である。
本講義は、中国建国後の成長政策の軌跡を整理・解説し、毛沢東時代と鄧小平時代の
経済政策のそれぞれの特徴を明らかにする。これを踏まえて、1980年代以降の中国の
経済成長の原因と問題点を検討し、中長期的視点で中国経済を展望する。
税法
国際比較経営論
経済政策特論Ⅱ
企業のためのケース分析
ビジネス法務
(1)各税法の課税物件及び担税力と税法体系全体の理解
(2)税法条文・判例の読解法
(3)論理的思考力・論理展開に関する事例研究
経営学においては、かつて日本式経営が主流を占めていたが、現在では米国式経営が
主流を占めている。しかし、その米国式経営もリーマンショックにより揺らぎ始めている。
そこで、新しい日本式経営が模索され始めている。本授業では、理論的ではなく実証的
に経営の国際比較により「新日本的経営とは何か」を模索することにより、企業経営者お
よび企業経営に関連するグローバルな視野を有する高度専門職業人としての即戦力の
養成を目指す。
ミクロ経済学の基礎を復習する。
現代のさまざまな経済問題をピックアップし、理論的に説明する。
一方的に講義をするのではなく、受講生と議論することで、理解を深める。
本授業では、企業のライフサイクル別の戦略課題と特徴を浮き彫りにし、それぞれの時
期に必要とされる理論や分析ツールを学習します。
事前に提示する資料・レジュメに沿って授業を行うが、できるかぎり質疑応答および討論
をもって進行する予定である。ただし、その際には、会社法に関する知識が必要になる
ため、事前に(資料・レジュメ以外に)会社法に関するテキストを読んでおくことが望まれ
る。
3
前期開講科目授業概要【生物資源学研究科】
生物資源学専攻(永平寺キャンパス)
授業科目名
授業概要
保全植生学
最近、農耕地に生育する雑草は絶滅の危険性が非常に高い植物群であることが分かってき
た。一方、環境保全型作物生産において最もやっかいな問題の一つが雑草防除である。つま
り、農業生態系の生物多様性や環境を保全するためには、希少雑草を保全しながら強害雑草
を防除する新たな植生管理理論を確立する必要がある。本講義では、雑草生物学と雑草防
除学を学習し、雑草の保全と防除を両立させる耕種理論について論議する。雑草管理とはつ
まるところ埋土種子集団のコントロールであるので、雑草生物学ではとくに種子発芽機構を詳
しく解説する。なお、受講者数によっては野外学習を行うことがある。
生体機能分子工学
細胞の代謝や物質輸送過程の正しい理解に必要な物理化学、すなわち、電荷移動反応、界
面現象、エネルギー変換の物理化学的原理をわかりやすく説明する。また、工業用薬剤とし
て興味のある金属錯体、分子についても解説する。
天然分子機能学
生理活性物質を取り扱う天然物化学は、古くから研究が行われ、その研究成果は医薬品、農
薬、香料などわれわれの生活を豊かにするために役立ってきた。これら成果は主として、有機
化学者の力によるものであるが、分子生物学・遺伝子工学の手法を天然物化学分野に取り入
れた研究によって、従来存在しなかった新規化合物(非天然型天然化合物)を創出することが
可能になった。これら成果は、天然化合物の生合成研究の著しい進歩に依存しており、本講
義では、天然化合物の生合成について講術する。
応用分子細胞生物学
真核生物の遺伝子発現は、転写から翻訳後修飾に至るまでさまざまな段階で調節されてい
る.なかでも転写制御は、遺伝子発現調節の重要な段階である。本講義では,真核生物の遺伝
子発現制御機構-特に転写調節-について、実験例を取り上げながら講述する。
動物遺伝子工学
哺乳動物の受精は、体内で起こるために通常見ることができないが、体外で受精を再現する
体外受精技術の開発によって、個体発生にいたる出発点を体外で再現することが可能になっ
た。このことは、受精卵を体外で人為的に操作することを可能にし、その後、遺伝子組換え、ク
ローン技術、ES細胞株の樹立、ジーンターゲティング、ノックアウトマウス、人工多能性幹細胞
(iPS細胞)の樹立など、生命科学技術の急速な発展の原動力となった。これらの技術が開発
された背景と意義、残された問題点について講述する。
前期開講科目授業概要【生物資源学研究科】
海洋生物資源学専攻(小浜キャンパス)
授業科目名
授業概要
特別講義Ⅱ
経済のグローバル化にともなって食品産業も、貿易の拡大にとどまらず、海外への進
出や企業間の連携が進み、国際的なフードシステムの形成が進行している。そのよう
な実態について明らかにし、発展が著しい東南アジアとくにベトナムに焦点をあて
る。
環境分子生理学
生物が光環境や生理活性物質といった外部環境を感受し、自身の生理活性や形態を変化さ
せる仕組みを学ぶ。また環境に適応した形態形成とその応用及び、について理解し、発表会
を通じて理解を深める。
海洋生物育成学
生物多様性に配慮した水産生物の育成・増殖事業を進めるための基礎として、野生の水産生
物の表現型多様性や遺伝的多様性の創出機構や維持機構、及びそれに対する増養殖事業
のリスクを概説する。放流後の生き残りのしくみや資源への加入過程を評価するための飼育実
験と調査方法に関する実験計画法とデータ処理手法について講述する。さらに,増養殖事業
が海洋環境に及ぼす影響、及びその評価方法に関しても概説する。
海洋生態化学
海洋生態系における物質循環過程とそれを担う微生物の生態および生化学的反応などを解
説する。これらの基礎的な内容を十分理解した上で、生態系における微生物の役割と物質循
環を化学的側面から解説するとともに、微生物生態学の最新の手法についてもふれる。
海洋社会科学特論
漁業は①重要な食料産業であり,②従って活力ある漁村の創造が漁業経営に不可欠なこと,
③また近年では漁業を取り巻く国際的な環境も大きく変化していることといった視点で,日本
の漁業と漁村を取り巻く状況を社会科学的に考察する。
生命機能有機化学
生物が生存してゆくには、グルコース、中性脂肪、アミノ酸-タンパク質等の主要な成分の代謝
が重要であるが、これらの成分以外にも生体で重要な役割をになう成分が多数存在する。主
に海洋生物に存在するこれらの成分の構造・生合成・代謝およびその生理機能の発揮につい
て講義する。
環境工学
講義と院生からの発表の2形式で臨み、講義では海洋の流れや波の特性、それらを利用した
環境改善方法について説明する。発表は大学院で取り組んでいる研究についてその概要を
説明してもらい、環境工学の考え方の視点から議論する。
4
前期開講科目授業概要【看護福祉学研究科】
授業科目名
授業概要
児童・家庭福祉特論
子どもを取り巻く環境がめまぐるしく変化し、子どもだけでなく、親自身も周りの環境
に追いつかない情報量がストレスとなっている。「子ども家庭福祉」施策の社会背景と
ともに、具体的な施策展開を系統的に概観し、今何が子どもと親に必要となっている
のかを考察する。特に要保護児童連絡協議会を一例に上げながらどのような地域連
携が必要となるのかを考える。また、子どもの発達段階における親のかかわりに焦点
を当てながら家庭教育の必要性を再確認する。
基礎看護学特論
人間は環境との間で情報とエネルギーを交換している開放系であるという観点から、
文献を基に、人間をとりまく生物的・社会的環境と健康との相互浸透関係を、歴史的
視点を踏まえ考究する。
成人・老人保健学特論
加齢に伴い、高齢者には様々な身体的・生理的老化現象が現れる。また、高齢者で
あるがゆえの特有の臨床病態もクローズアップされてきている。特に、認知症は看護
社会福祉の面から重要な問題の一つである。成人・老人の機能障害の臨床病態に
対する最新の知見を得て、疾病の病因・症状・治療・予防について理解を深める。共
通の論文・図書に関して、院生間で倫理的側面を含めて議論の場を設ける。
成人慢性看護学特論Ⅰ
慢性病を持つ人への看護を実践するうえで必要な慢性病の理解、慢性病をもつ成
人期にある人の生活の特性と患者や家族を取り巻く問題についてさまざまな視点か
ら理解を深める。また、慢性病の急性増悪時や災害時における対象の心身の把握と
ケアを学ぶ。
成人慢性看護学特論Ⅱ
慢性病を持つ人の心理行動を理解するための主要な理論、慢性病者の支援に有効
な理論について学ぶ。慢性病と共に生きる人やその家族が持つ特徴を理解し、支援
方法について探求する。また、慢性病看護を発展させる看護研究について分析・評
価を通して理論の活用を探求する
社会福祉学特論
社会福祉理論とは、「社会福祉とは何か」という問いへの解に他ならない。現代の社
会福祉理論の主要なテクストである岡村重夫『社会福祉原論』を受講者とともに読み
解く。
老年看護学特論
高齢者の自立した生活を脅かす問題を理解し、自立した生活を維持するうえで有効
な看護の実践や理論を探求する。
母子看護・保健学特論Ⅰ
母性看護領域における最近の研究の動向および実務経験から学習課題を取り上
げ、母性看護学の位置づけと看護のあり方を再構築し、エビデンスに基づいた援助
を実践できるための思考プロセスを踏む。
地域看護学特論
地域看護学の概念枠組みと地域看護活動を支える主要理論を学習し、具体的な事
例をとりあげ理論の評価と地域看護活動への応用を検討する。それによって、理論と
実践をつなぐ方法論を探求する。
看護管理論
社会や医療情勢の動向を概観し、今日の看護管理に求められる主要な要素であ
る、医療・看護の質の管理、人的資源管理、効率性の管理の諸理論について理解を
深め、参加者間の討議や文献講読を通じ、看護管理の現状と課題を明らかにし今後
のあり方を探求する。
看護研究方法論
看護学領域における研究課題の明確化と概念枠組み、論理的思考等の重要性を教
授する。さらに、研究課題に沿った研究デザイン、具体的な研究方法等について原
著論文等を用いて一連の研究プロセスを教授する。
保健・福祉研究方法論
「研究」の意義となりたち、人間(個人と社会)を対象とする研究の問題、看護・社会福
祉領域の研究思想と手法、社会調査、パーソナルコンピュータによるデータベース・
データ集計・統計解析ソフトウェアの利用など、技術面を説明するとともに、学術論文
作成の方法と過程を学ぶ。
5
養護概説特論
近年の学校保健に関する答申や学校保健安全法の改正によって、学校保健・看護
に対する社会的ニーズや子どものニーズも変化し、養護教諭が中核となり健康相談
や健康教育をすすめることや、養護教諭のコーディネーターとしての連携や調整能
力への役割や資質が要求されてきている。このような中、養護教諭のこれまでを概観
し、これからを展望しての養護教諭の本質と概念を深め、「養護学」の確立が求めら
れている。
学校教育法において「養護教諭は養護をつかさどる」と規定されている。養護の意味
するところを養護実践から掘り下げ探求していく。
高齢者福祉特論
高齢者福祉研究の主要テーマについて確認した後、高齢者ソーシャルワークの基
本的
視点、理論的考察、実践・臨床場面における具体的展開と課題について
理解を深める。
高齢者福祉、高齢者ソーシャルワーク、高齢者ケアに関する文
献を輪読しながら、院生による討論を中心にすすめていく。
障害者福祉特論
障害児者を対象にした研究テーマについて紹介しながら、受講する学生による討論
を中心にすすめていく。
母子看護・保健学特論Ⅰ
母性看護領域における最近の研究の動向および実務経験から学習課題を取り上
げ、母性看護学の位置づけと看護のあり方を再構築し、エビデンスに基づいた援助
を実践できるための思考プロセスを踏む。
看護理論
主要な看護理論にふれ,それらを基に看護の中心的概念について考究する。
複雑かつ困難な看護現象に対して,看護理論を応用することによってその現象を明
確にし,質の高い看護実践ができる能力を養う。
成人慢性看護学特論Ⅲ
慢性病を持つ人が長期療養生活を営めるように療養環境を整える際に適用される医
療・福祉の制度や体制を学び、多職種と連携をとりながらケアをコーディネートしてい
く方法や制度の革新方策を学ぶ
学校ソーシャルワーク特論
学校ソーシャルワークが、2005年大阪で組織的に開始し、それをモデルの国
の予算化が2008年から始まっている。社会福祉学会等々においても注目を浴
びているところである。学校という特殊性のなかでソーシャルワークを実践
するということはどういうことなのか、何が重要なのか、またソーシャル
ワーク研究をベースにした学校ソーシャルワーク研究とは何なのか,
他の研究領域からのアプローチはどのようなものか突き詰めていく。
福祉教育特論
本講では、福祉文化の創造主体や福祉のまちづくりの実践・運動主体の形
成という視点・視座から、地域社会に根ざした、地域社会による「市民福祉
教育」について論じる。
具体的には、先ず福祉教育の歴史的展開過程を跡づけ、次いで「市民福祉
教育」の理念と構造について考える。そのうえで、家庭・学校・地域におけ
る市民福祉教育の推進方策や実践プログラムをめぐって、事例研究などを通
して具体的・実践的な学習を行う。
6