肢体不自由児の心理・生理・病理

Minami
Kyushu
University
Syllabus
シラバス年度
2015
開講キャンパス
都城キャンパス
開設学科
子ども教育学科
肢体不自由児の心理・生理・病理 [Psychology
,
Physiology
and
Pathology
of
Children
with Physical
科目名称 [英語名称]
Disabilities]
科目コード
750138
単位数
2
配当学年
3年次
教員氏名
松元 泰英
最初に,肢体不自由児を理解する上で,一番必要な人間の体のしくみについて理解し,私たちの日常の動き
や運動がとても難しい現象であることに興味を持つ。次に,人間の行動を,解剖学的,生理学的,心理学的観
点から理解し,肢体不自由児の状態像を考察していく。このような基本的なことを理解してから,具体的な医療
的ケア,疾患等について学んでいく。疾患は,肢体不自由児の約半数を占める脳性まひについて詳しく学ぶ。最
後は,病院での訓練と自立活動の違いや,連携の持ち方について理解していく。途中,整形外科的処置の基本
的な内容についても学ぶ。
授業概要
第 1回 :
第 2回 :
第 3回 :
第 4回 :
第 5回 :
第 6回 :
第 7回 :
第 8回 :
第 9回 :
第10回 :
第11回 :
第12回 :
第13回 :
第14回 :
第15回 :
定期試験
人間の体のしくみについて
肢体不自由児の心理の特徴について
肢体不自由児の生理の特徴について
医療的ケアの内容について
なぜ,医療的ケアが必要なのかについて
進行性筋ジストロフィー児の心理について
進行性筋ジストロフィー児の生理・病理について
脳性まひの定義や原因について
脳性まひ児の粗大運動の特徴について
脳性まひ児の微細運動の特徴について
肢体不自由の特別支援学校に見られる代表的な疾患(二分脊椎,筋ジス等)について
重症心身障害児の心理,生理及び病理について
整形外科的処置について
訓練と自立活動の違いについて
関係機関との連携と学校教育における支援について
授業計画
授業の到達目標
評価方法
・肢体不自由児の教育にとって必要である基本的な心理,生理及び病理について理解することを目指す。
・肢体不自由児の支援の在り方を,基本的な心理,生理及び病理の内容を活用し,より確実なものとすることを
目指す。
①毎回の授業の最後で作成する小レポート(60%)と②最後のレポート(40%)から評価する。
②は授業での理解度をみる。
②では,授業全体の理解度及びこの講義で身についた知識を,特別支援教育に生かしていけるかを見る。
テキスト
適宜,プリントを配布。
参考書
適宜,プリントを配布。
備考