刑法総合演習Ⅱ ( Advanced Seminar of Criminal Law Ⅱ ) 2学期 土曜4・5時限後半 授業時間:75分×10回 担当教員: 小杉公一 研 究 室: 単 位 数:1単位 履修年次:3年次 授業の到達目標: 「刑法Ⅰ」、「刑法Ⅱ」、「刑事法総合」および「刑法総合演習Ⅰ」を履修した学生が、刑法とりわけ 刑法各論における重要論点に関する基本的知識を再確認したうえで、それを具体的な事例に適用 して妥当な法的解決を導く能力を身につけ、最終的には新司法試験レベルの論述式試験問題にも 対応しうるだけの分析力・答案構成力を修得することを目標とする。 授業概要: 刑法解釈上・事実認定上の重要論点を含み、最新の判例・学説状況を踏まえた事例を素材とし て、個々の論点の内容を再確認したうえで、事例の分析、事実関係の抽出や重要論点の選別とい った実践的な分析力・答案構成力の修得を目指す。 評価方法: 筆記試験80パーセント、平常点20パーセント 教科書・参考書: 教科書は、各自が使用している基本書で良い。 参考書としては、自学自修のための論述式事例問題の演習書として、さしあたり以下のものを 掲げておく。 井田良ほか『刑法事例演習教材』(有斐閣) 井田良ほか編著『事例研究刑事法Ⅰ 刑法』(日本評論社) 大塚裕史『ロースクール演習 刑法』(法学書院) 授業計画: 刑法各論を中心とした事例問題を事前に配布し、履修者全員で議論を行う。 履修者は、事前に、事例に含まれる個々の論点の内容、関連判例等について、各自基本書、判例 集等できちんと確認しておくことが履修の前提となる。また、できれば、独力で答案構成を行っ て準備しておくことが望ましい。 筆記試験は、授業中に取り扱ったテーマを素材として、同種の問題を用いて論述式で実施する。
© Copyright 2024 ExpyDoc