博物館情報・メディア論

Minami Kyushu University Syllabus
シラバス年度
科目名称[英語名称]
科目コード
2015
開講キャンパス
都城キャンパス
開設学科
環境園芸学科
博物館情報・メディア論 [Museum Mediation and Communication]
710106
単位数
2
配当学年
3年次
徳永 孝一
教員氏名
今日、マルチメディア化の進行にともない,言語以外のコミュニケーションの媒体の利用と作成の技
術を身につける重要性はますます増大している。本講義では,博物館情報とメディア論に関する理論,
実際の視聴覚機材の読みとり,作成の実習などを行う。
授業概要
授業計画
授業の到達目標
第1回 授業概要説明
○本授業の内容説明
○学芸員資格と本授業の関係
第2回 博物館における情報・メディアの意義①
○視聴覚メディアの理論と歴史
情報の意義・視聴覚メディアの概念・映像や放送は思考・知識という理論・視聴覚メディア
は単なる技術か・視聴覚を使ってわかること
第3回 博物館における情報・メディアの意義②
○メディアとしての博物館
視聴覚メディアの発展と博物館
○上記に関する国内外の研究者や教育機関の活動・関わり
第4回 博物館における情報・メディアの意義③
○ICT社会の中の博物館
情報資源の双方向活用と役割・博物館のICT化の問題・情報倫理・学校・図書館・研究機関の
情報化等
第5回 博物館における情報・メディアの意義④
○情報教育の意義と重要性
メディアの活用(WEB・CG・GPS・GIS・SNS)
○上記に関わる問題点
第6回 博物館における情報・メディアの理論①
○博物館活動の情報化
沿革・調査研究活動・展示・教育活動など
第7回 博物館における情報・メディアの理論②
○資料のドキュメンテーションとデータベース化
データべース化の方法など
○上記に関わる問題点
利用者のモラルなど
第8回 博物館における情報・メディアの理論③
○デジタルアーカイブの役割
現状と課題など
第9回 博物館における情報・メディアの理論④
○映像理論、博物館メディアの役割
学習活動など
第10回 博物館における情報発信①
○情報管理と情報公開
セキュリテイと情報公開の限界
第11回 博物館における情報発信②
○情報機器の活用
情報端末、新たなメディア経験など
第12回 博物館における情報発信③
○インターネットの活用など
第13回 博物館と知的財産①
○メディア著作権
著作隣接権など
第14回 博物館と知的財産②
○個人情報
肖像権など
第15回 博物館と知的財産③
○権利処理の方法
手続きなど
コミュニケーションと媒体に関する理論を学び、また、各メディアの発展の歴史を振り返りながら、利
用にあたっては著作権処理や各媒体の特性・限界を認識するとともに、視聴覚機材の有効な活用のた
め、理論と意義を確認する。
評価方法
定期試験または視聴覚機材の製作とレポートを加味して評価する。
テキスト
プリント配布
参考書
備考
なし