第2学年前期 教科名:脈管・感覚器[解剖組織学] 学修目標 脈管では

第2学年前期
教科名:脈管・感覚器[解剖組織学]
学修目標
脈管では心臓を中心とした動脈と静脈の形態学的・機能的なネットワークともう一つの
管系であるリンパ管の役割と分布について理解し,今後の臨床歯科医学の学習に役立て
る。感覚器では感覚器官の構造について神経系と関連させながら知識として発展させる。
■教 科 書:人体解剖学 改訂第 42 版(南江堂)
(教科と併用して使用するプリントを配布することもある)
■参 考 書:1グレイ解剖学 原著第 2 版(エルゼビア・ジャパン)
2カラー人体解剖学(西村書店)
3カラー図解人体の正常構造と機能 第 2 版(日本医事新報社)
4イラスト解剖学 改訂 7 版(中外医学社)
5口腔解剖学 3 脈管学(アナトーム社)
6イラスト顎顔面解剖学(中外医学社)
7口腔顎顔面解剖ノート(学建書院)
■授業時間:水曜日 9:00~9:50(5 月 30 日と 7 月 11 日は土曜日)
■オフィスアワー:高橋 富久 火,金曜日 8:00~9:00
内藤 昌子 金曜日 17:00~18:00
■成績評価:小試験(30%)と定期試験(70%)で評価する。
■注意事項:第1~11 回は脈管,第 13~15 回は感覚器の授業を行う。授業には教科書お
よび参考書を持参すること。6月 10 日は神経の「小試験」があるため 10:00
から授業を行う。また,7月1日(水)の「小試験」は 9:00 から開始する。
■ 準備学習:必ず事前に教科書を良く読んで授業内容の目的について理解しておくこと。
授業日・担当者
第1回4月1日
内藤 昌子
第2回4月8日
内藤 昌子
講 義 項 目
1.脈管とは
1)脈管の分類
2)血管系の構成
(教) pp.303-319
2.心臓
1)位置と形態
(教) pp.319-331
2.心臓
2)区分と弁
3)栄養血管
4)刺激伝導系
5)神経支配
(教) pp.319-331
学 修 到 達 目 標
・ 脈管系には血管系とリンパ管系があることを理
解する。
・ 心臓,動脈,静脈から成る血管系の構成につい
て理解する。
・ 動脈と静脈の構造の違いについて理解する。
・ 心臓の位置と形態について理解する。
・ 心臓に出入りする太い血管について理解する。
・ 心房と心室,弁の種類について理解する。
・ 心臓の栄養血管の分布と走行を理解する。
・ 刺激伝導系について形態学的に理解する。
・ 心臓に分布する神経とその役割について学ぶ。
・ 心膜の種類と分布について理解する。
授業日・担当者
第3回4月 15 日
内藤 昌子
講 義 項 目
3.頭頸部の動脈
1)総頸動脈
2)内頸動脈
(教) pp.332-337
第4回4月 22 日
内藤 昌子
3.頭頸部の動脈 ・ 外頸動脈の枝の種類と走行について理解する。
3)外頸動脈
・ 頸動脈小体の役割と神経分布について理解す
(教) pp.332-337
る。
第5回5月 13 日
内藤 昌子
3.頭頸部の動脈 ・ 顎動脈の枝とその走行について理解する。
4)顎動脈
・ 顎口腔領域を栄養する動脈の走行を理解する。
(教) pp.337-338 ・ 鼻腔の粘膜を栄養する動脈の走行を理解する。
第6回5月 20 日
内藤 昌子
4.鎖骨下動脈と ・ 鎖骨下動脈の起こり方について理解する。
上肢の動脈
・ 頸部を中心に栄養する鎖骨下動脈の枝と走行に
1)鎖骨下動脈
ついて理解する。
2)上肢の動脈
・ 腋窩動脈および上腕動脈の枝の走行について理
(教) pp.338-342
解する。
第7 回5月30 日
5.胸部と腹部
(土) の動脈
内藤 昌子
1)胸大動脈
2)腹大動脈
(教) pp.342-347
第8回6月3日
内藤 昌子
第9回6月 10 日
内藤 昌子
10:00〜10:50
学 修 到 達 目 標
・ 左右の総頸動脈の起こり方について理解する。
・ 総頸動脈から分枝する動脈の種類を理解する。
・ 内頸動脈の枝の種類と走行について理解する。
・ 脳を栄養する動脈について理解する。
・ 胸大動脈および腹大動脈の分布領域と走行につ
いて理解する。
・ 胸大動脈と腹大動脈から分枝する主要な動脈の
種類と分布領域について理解する。
6.骨盤と下肢の ・ 総腸骨動脈から分枝する内・外腸骨動脈の走行
動脈
の違いについて理解する。
1)総腸骨動脈
・ 大腿動脈とその枝の走行について理解する。
2)下肢の動脈
・ 下腿に分布する動脈の種類と走行について理解
(教) pp.347-351
する。
7.上大静脈
1)頭頸部の静脈
2)胸部と上肢の
静脈
3)奇静脈系
(教) pp.351-358
第 10 回6月 17 日 8.下大静脈
内藤 昌子
1)腹部と下肢の
静脈
2)門脈
・ 上大静脈への血液の流れについて理解する。
・ 内頸静脈と頭頸部の主要な静脈の走行について
理解する。
・ 胸部と上肢の主要な静脈と血液の流れについて
理解する。
・ 奇静脈系の種類と分布について理解する。
・ 下大静脈系に血液を送る主要な静脈について理
解する。
・ 腹部と下肢の主要な静脈の走行を理解する。
・ 門脈の形態学的特徴と役割について理解する。
授業日・担当者
講 義 項 目
学 修 到 達 目 標
3)胎児の血管系 ・ 胎生期にみられる血液循環の特徴を理解する。
(教) pp.358-363
第 11 回6月 24 日 9.リンパ管系
内藤 昌子
1)リンパとリン
パ管
2)リンパ本幹
3)リンパ節
4)リンパ性器官
(教) pp.363-376
第 12 回7月1日 「小試験」
内藤 昌子
・リンパの成分とその機能について理解する。
・ リンパ管の形態と構造について学ぶ。
・ 胸管,乳糜槽を含むリンパ本幹の種類と全身
リンパの流れの概要について理解する。
・ リンパ節の構造と分布について理解する。
・ 脾臓と胸腺の位置,大きさ,形態を理解する。
第 13 回7月8日
高橋 富久
・感覚器の種類と役割について理解する。
・皮膚の構造について理解する。
・皮膚に分布する神経終末について理解する。
・皮膚腺と角質器の種類と構造について理解する。
10.外皮
1)皮膚
2)皮膚の付属器
(教) pp.516-524
・ 第1回〜第 11 回までの講義項目について理解
度を確認する。
第14 回7月11 日
11.視覚器
(土) 1)眼球
高橋 富久
2)副眼器
(教) pp.524-536
・眼球壁と眼球内容の構造について理解する。
・眼瞼,結膜,涙器の位置と構造を理解する。
・眼筋の構成と作用および神経支配を理解する。
・視覚の神経伝導路の概要について理解する。
第 15 回7月 15 日 12.平衡感覚器
高橋 富久
1)外耳
2)中耳
3)内耳
(教) pp.536-545
・外耳,中耳,内耳の構成について理解する。
・ 鼓室の内部構造について理解する。
・ 骨迷路と膜迷路の構造について学習する。
・ 聴覚と平衡感覚の神経伝導路の概要について理
解する。