第1学年前期 教科名:医療と法[教養総合講義] 学修目標 近年における患者の権利意識の向上に伴い,医療過誤訴訟が増加していることに鑑み て,歯科医師は,日常の臨床に際し訴訟になることがないように,どのような予防策を講 じるべきなのか,また,期せずして悪しき結果が発生した場合,どのように対処するべき なのかなどの歯科医療におけるリーガルリスクマネジメントについて理解をする。 ■教 科 書:なし ■参 考 書:必要に応じて指示をする。 ■授業時間:月曜日 13:00~13:50,14:00~14:50 ■オフィスアワー:根本晋一 月曜日のみ出講,質問等は原則として講義終了時に。 ■成績評価:授業態度を 20%,試験の成績を 80%とする。 ■注意事項:筆記試験は,板書事項等を記載したノートの持込を可とする。 ■準備学習:前回講義の板書事項をしっかりと読み直し,理解しておくこと。 授業日・担当者 第1・2回 4月 13 日 根本 晋一 第3・4回 4月 20 日 根本 晋一 第5・6回 4月 27 日 根本 晋一 第7・8回 5月9日(土) 根本 晋一 第9・10 回 5月 11 日 根本 晋一 第 11・12 回 5月 18 日 根本 晋一 第 13・14 回 5月 25 日 根本 晋一 講 義 項 目 1.ガイダンス 学 修 到 達 目 標 ・講義の進行順序を知る。 2.医事法の意義 ・医事法を学ぶ意義を理解する。 3.医事法の体系 ・医事法の体系を理解する。 (1) 3.医事法の体系 ・医療事故と医事紛争,医療過誤などのテクニ (2) カルタームの意味内容を理解する。 3.医事法の体系 ・医療過誤が発生した場合における医師や歯科 (3) 医師の法律上の責任の内容を理解する。 3.医事法の体系 ・医師や歯科医師の民事責任,刑事責任,行政 (4) 上の責任の意味内容を理解する。 4.医療過誤に関す ・医師や歯科医師と患者間の法律関係を理解す る法律上の諸問題 る。 (1) 授業日・担当者 第 15・16 回 6月1日 根本 晋一 第 17・18 回 6月8日 根本 晋一 第 19・20 回 6月 15 日 根本 晋一 講 義 項 目 学 修 到 達 目 標 4.医療過誤に関す ・診療契約の法的性質。委任なのか,それとも る法律上の諸問題 請負なのか,などを理解する。 (2) 4.医療過誤に関す ・歯科の医科に対する特殊性,とりわけ補綴領 る法律上の諸問題 域の法律上の取り扱いについて理解する。 (3) 4.医療過誤に関す ・診療が不成功に終わった場合の責任のとり方, る法律上の諸問題 とりわけ債務不履行責任と不法行為責任など (4) を理解する。 第 21・22 回 6月 22 日 根本 晋一 第 23・24 回 6月 29 日 根本 晋一 4.医療過誤に関す ・医療過誤の有無を認定する基準としての医療 る法律上の諸問題 水準という考え方について理解する。 (5) 4.医療過誤に関す ・医療水準の役割と医療水準に関する従来まで る法律上の諸問題 の考え方,新しい考え方などについて理解す (6) る。 第 25・26 回 7月6日 根本 晋一 4.医療過誤に関す ・医療水準に関する新しい考え方と医師や歯科 る法律上の諸問題 医師の転医(転院・転科)義務・研鑽義務の関 (7) 係について理解する。 第 27・28 回 7月 13 日 根本 晋一 4.医療過誤に関す ・医療水準に関する新しい考え方と医師や歯科 る法律上の諸問題 医師の転医(転院・転科)義務・研鑽義務の関 (8) 係について理解する。 第 29・30 回 7月 23 日(木) 根本 晋一 5.総まとめ ・歯科医師と法律のかかわりについての今後の 展望などについて考えてみる。
© Copyright 2024 ExpyDoc