当院での急性脳動脈閉塞に対する機械的血栓回収療法

演題11
当院での急性脳動脈閉塞に対する機械的血栓回収療法
大西
宏之、平松 亮、宮地 茂、梶本 宜永、黒岩 敏彦
(大阪医科大学 脳神経外科・脳血管内治療科)
心房細動に伴う急性脳動脈閉塞に対する再開通療法の第一選択は組織プラスミノゲンアクチ
ベーターを用いた静注療法(IV t-PA)であるが、t-PA 無効例や適応外症例に対しては血管内治
療による機械的血栓回収療法が積極的に行われている。昨年 7 月より本邦では 2 つのステン
ト 型 血 栓 回 収 器 機 (Solitaire FR,Trevo) が 認 可 さ れ 、 従 来 か ら の 吸 引 型 血 栓 回 収 器 機
(Penumbra)と組み合わせることでより高い再開通率、良好な成績が得られるようになってき
ている。また本年になって 3 つの多施設共同研究の結果が報告され(MR CLEAN, ESCAPE,
EXTEND IA)、いずれにおいても血栓回収療法の有効性が示されている。今回、当院での代
表症例を呈示し、当施設での取り組みについて報告する。
第 24回北摂四医師会医学会総会
日時:平成 27 年 6 月 6 日(土)14:00~17:00 場所:大阪医科大学 新講義実習等P301
当番:高槻市医師会