整形外科専攻医プログラム

整形外科
専攻医プログラム
 特色
subspecialty として関節、脊椎、関節リウマチを、generality としては外傷、整形外科一
般の治療を行っております。当院整形外科医の関節に関する手術経験は豊富であり、人工関
節手術、関節鏡視下手術、骨切り術を多く手掛けています。
 研修コース責任者
小田
幸作（おだこうさく）
整形外科部長
出身：大阪医科大学（昭和 63 年卒）
専門：関節外科・関節リウマチ
専門医資格：日本整形外科学会専門医
リウマチ専門医
 スタッフ紹介（4 名）
氏名（役職）
市場厚志
（いちばあつし）
副部長
幕谷薫
大阪医科大学
（平成 2 年卒）
大阪医科大学
（まくやかおる）
副部長
德山文人
（とくやま
出身
(平成 2 年卒）
大阪医科大学
ふみと）
副部長
速水英之
（はやみひでゆき）
（専攻医）
（平成 6 年卒）
大阪医科大学
（平成 24 年卒）
専門医資格
専門
日本整形外科学会専門医
膝関節外科
日本整形外科学会専門医
膝関節外科
日本整形外科学会専門医
脊椎脊髄
整形一般
 専攻医研修プログラム
１．特徴
地域中核かつ地域医療支援病院としての医療と大阪医大整形外科のサテライト病院と
しての機能を果たしています。関節においては 25 年の歴史があり、当科で研修した先生
の多くが関節を専門にしております。整形外科一般の治療に幅広く対応し、かつ専門性も
重視しています。手術件数は約 600 件。半数は外傷、半数は疾病(関節、脊椎が主)外傷、
疾患共に十分な研修が可能です。主治医が基本的に執刀します。また習得すべき手術手技
は勿論、疾患の診断、治療もマスターしてもらいます。週 2 回術前カンファレンスとショ
ートプレゼンテーションをしております。日本整形外科学会専門医制度研修施設、日本リ
ウマチ学会教育施設、日本手外科関連研修施設女性医師のための保育所があります。手
術室は 7 室（クリーンルーム 2 室）
２．到達目標
◎ 整形外科疾患の診断、治療を列挙し、患者に説明できる。
◎ 運動器疾患（救急、外傷を含む）に対応できる基本的診断能力を修得し、その治療
を安全にできるためにその基本的手技を修得する。
◎ 運動器疾患の正確な診断を行うための基本的手技を修得する（手術、検査を含む）。
◎ リハビリテーションについての知識・技術も修得する。
３．指導方針
期間中に整形外科疾患を偏りがないように、8 名程度の入院患者を受け持つ。指導医と
の Discussion、直後の実技指導等を通し必要な知識と技能を習得させる。
４．研修期間
3年
５．取得資格
日本整形外科学会専門医(取得準備)
６．週間スケジュール
月曜日
火曜日
水曜日
木曜日
金曜日
午前
外来
手術
外来
外来
手術
午後
術前検討会
手術
病棟
術前検討会
手術
７．募集について
募集人数若干名
連絡先
高槻赤十字病院研修課
TEL 072-696-0571
Mail [email protected]
 手術件数及び治療について
関節手術人工関節は股関節が約 40 件、膝関節が 50 件程度です。
THA が症例に応じて MIS を施行しています。関節鏡視下での半月
板手術、前十字靭帯、後十字靭帯再建など ACL 再建は解剖学的再
建約 20 件、半月板は約 40 件
脊椎手術頚・胸・腰椎の各種疾患に関する疼痛や神経障害に
よる運動障害を改善させる治療・手術を行っております。不安
定脊椎症例には、脊椎固定術を、最近では椎間板ヘルニア、脊
柱管狭窄症も内視鏡的手術も適応に応じて施行しております。
関節リウマチ T2T の概念のもと、呼吸器科や消化器科とも連携しながら最新でかつ安全
な寛解をめざした治療を行っております。
手外科手の外科手術は、阿部名誉教授（大阪医科大学）の指導の下、高い水準の手術がで
きています。
治療
四肢観血的骨接合術、人工膝関節置換術、人工股関節置換術、高位脛骨骨切り術、関節鏡視
下半月板縫合・切除手術、関節鏡視下膝靭帯再建術、脊椎内視鏡手術ＭＥＤ、椎弓切除術椎
弓形成術、脊椎固定術、腱鞘切開術、四肢腫瘍摘出術、屈筋腱縫合、腱移植、mosaic plasty
(肘)、人工肘関節置換術、S-K 手関節
 専攻医の皆さんへ
subspecialty として関節、脊椎、関節リウマチを、generality としては外傷、整形外
科一般の治療を、急性期治療の地域基幹施設として救急、開業医からのご紹介を頂いて行
っています。各医師は高い専門性を保ち、それぞれの疾患の中心となって治療にあたって
います。術後は医師、ナース、理学療法士、MSW らとチーム医療を中心に行っています。
大腿骨頚部骨折・転子部骨折の患者は、高血圧、糖尿病などの生活習慣病はもとより心
筋梗塞、狭心症、COPD などの合併症が必発であり、周術期コントロールはより高度な医
療が必要とされるが、他科との密な院内連携をはかることができています。またクリニカ
ルパスの導入を行っています。学会発表は国内外を問わず積極的に行い、論文も発表して
います。海外留学も後押しします。
骨折の手術は原則として主治医が執刀するため、数多くの経験を積むことができま
す。
関節、脊椎に興味を持っておられる方は、是非当院に来て頂き、数多くの膝、股関
節、脊椎手術を経験して知見を広げて頂きたいと思います。

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