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名古屋大【国語】解答例
一 問一 a=鋭 b=カ c=ボウゼン
d=膨(脹) e=興(昂・亢)奮
f=採食 g=フル h=徹底
i=クップク j=ウト
問二 A=イ B=カ C=エ
問 三 ゴ リ ラ の 社 会 で も サ ル と 同 じ よ う
に、 近 寄 っ て く る 相 手 を 見 返 す と、
攻撃される危険があると思っていた
から。(五〇字)
問四 ア・ウ・エ
問五⑴ 対等性の維持を重視し、トラブル
を 勝 敗 で 解 決 す る の で は な く、 第 三
者の仲裁によってメンツを保つとい
う点。(五〇字)
⑵ ゴリラは対等性を維持する生き方
を 貫 く が、 人 間 は 対 等 性 の 維 持 に 気
を配りつつ、その一方で、相手に勝っ
て優位に立ちたいという気持ちも持
つという点。(七〇字)
問六 勝敗や優劣を明確にしようとするあ
まり勝利者が周囲から孤立する社会
で は な く、 互 い の 対 等 性 を 重 視 し、
ト ラ ブ ル が 生 じ た ら、 勝 敗 で は な く
仲間の仲裁に委ねることができるよ
う、 日 頃 か ら 顔 を 合 わ せ て 暖 か い 関
係を確かめ合っている社会。(一〇九
字)
二 問一 a=後白河院 b=乙前 c=乙前
問 二 ① い く ら 病 気 と い っ て も 命 に 関 わ
るようなことはあるまいと私が思っ
て い た う ち に、 ま も な く 乙 前 が 重 態
に 陥 っ て し ま っ た と い う こ と を、 人
が知らせてきたので
② 亡 く な る の を 惜 し ま ね ば な ら な
い ほ ど の 年 齢 で は な い け れ ど も、 長
年 な れ 親 し ん だ 仲 だ っ た の で、 乙 前
が亡くなった悲しさはこの上なく
③ こ の よ う に 丹 波 が 夢 で 見 た の と
同じく私が現実にも今様を朗詠して
い た 旨 を 私 は 語 っ て、 私 と そ れ か ら
女房たちもお互い感動しあっていた
問 三 乙 前 が 臨 終 の 際、 後 白 河 院 が 薬 師
如来の効験を詠んだ今様から院の上
達 を も 感 じ、 法 華 経 以 上 に 感 激 し て
い た こ と を 思 い 出 し た の で、 一 周 忌
にも経より今様を詠んだ方が一層乙
前の供養になるだろうとむしろ確信
する心情。(一〇〇字)
問 四 後 白 河 院 が、 乙 前 の 一 周 忌 の 命 日 に 死 後
の冥福を祈るため、乙前から習った多くの
今様を謡ったという事情。(四九字)
問五 (はじめ)法住寺の (おわり)うれしき
三
問 一 a = す で に b = ご と き c = つ
ひに
問二 自分は他人よりもすぐれていると
思う心
問三 そもそも才智がすぐれていればい
る ほ ど、 自 分 よ り 才 智 が す ぐ れ て い
ない人々に対してますます誇示する
気持ちが強くなる。
問四 そのために才智がすぐれていない
人 々 は、 い つ も 人 よ り も す ぐ れ た も
の が な い 状 態 に な り、 才 智 の あ る
人々に反抗しようとする。
問 五 雌 を 守 る 能 は ざ れ ば、 天 下 の 谿 と
為 る 能 は ず し て、 以 て 雄 を 天 下 に 称
するに足らず
問六 人はすぐれた才智をもっていても、
そ れ を 誇 示 す る と、 人 々 の 反 感 を 買
い、 争 い を 引 き 起 こ す。 そ こ で 張 雄
の 雄 と い う 名 に ち な ん で、 雄 々 し い
剛 強 の あ り 方 を 身 に つ け な が ら も、
自 分 の 才 智 を 人 に 誇 示 せ ず、 柔 弱 で
謙 虚 な 立 場 を 守 る こ と に よ っ て、 老
子にいう天下の谿のように、人々が慕い集
まるような人物になって欲しいと願った。
(一五〇字)