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ドイツセミナー「Industrie 4.0 を実行する」
4月22日(金)東京開催
コピーライト: NRW.INVEST GmbH
Save the Date! ドイツで始まった第4次生産革命 Industrie 4.0
。生産現場のみならず、あらゆる業種、あらゆる職種の人々をも取り込んだバリュ
ーチェーン全体での変革に、ドイツNRW州は如何に取り組んでいるかを紹介
ドイツ政府の科学技術イノベーション基本計画「ハイテク戦略2020」に盛り込まれ
、スタートしたIndustrie
4.0。同じく「ものづくり」を経済の根幹としてきた日本でも、ここ数年大いに注目
されている。
2014年、2015年に続き、来る4月22日、Industrie
4.0をテーマにNRW.INVEST/NRWジャパン主催でセミナーを開催する。今般は、サ
イバー・フィジカル・システムや、ソフトウェア・エンジニアリングに焦点を当て
、大企業のみならず、中小・中堅企業をも抱き込んで、経済全体の振興を図ろうす
るNRW州の取り組みを紹介する。また、日本とドイツ双方の科学技術政策に精通し
た永野博氏(政策研究大学院大学)に実例を交えながら、Industrie 4.0
に関わる政策をお話しいただく。 Industrie 4.0 を実行する ‒
ドイツのIoT:NRW州の産業・科学・政策における実例 日時:2016年4月22日(金)14:00 17:30 会場: 政策研究大学院大学 想海樓ホール (六本木 国立新美術館隣り)
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プログラム詳細は3月半ば以降ホームページに公開
お申し込み (4月18日締切。受付確認メールの送信は3月後半∼)
日英語・参加費無料
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ケルン大学病院が大規模ながんセンターを新
設
数多くの大学病院が立地するNRW州は、日本の企業にとり将来有望な魅力的な市場
。NRW州のヘルスケア産業は成長産業やイノベーションの原動力として州の主要産
業のひとつに発展し、日本企業との協力や提携の可能性が高い
近年では特にがん研究において顕著な進歩が見られる。ドイツでは毎年約50万人が
がんに罹患している。しかし現在、患者の治癒率はおよそ50%にも達しているのだ
。治癒の成功を決定づけるのは、病気の初期段階から様々な専門のスペシャリスト
たちが緊密に協力することで、さらに治癒率を高めるためには、研究成果を臨床現
場にいち早く実用化することが肝要である。
ケルン大学病院は、がん治療ではドイツ有数の医療施設である。病床数は1385床、
NRW州内最大級の病院であり、年間約30万人の患者の治療にあたっている。その
うちがん患者の総数は約1万6000人である。大学病院の主要課題は、がん研究にお
ける新発見の迅速な臨床現場での応用である。そこで2007年、ケルン・ボン統合が
んセンター(CIO)が設立され、約40の病院および機関が協力し、がんの研究、診
断、治療に携わっている。また、患者向けにスポーツ、音楽、あるいはサイコオン
コロジーなどの「支持療法」も提供している。
ケルン大学病院は、医師と研究者用の交流スペースを設けるため、2015年半ばから
大学キャンパス内に、1970年代以来で最大規模のCIO新棟の建設に着手した。この
新たな建物には、発生頻度の高い腫瘍疾病の外来診察室や治療室などの全機能を集
結する予定である。新棟建設に対しNRW州は7800万ユーロを拠出している。また
ケルン/ボン都市圏は、ヘルスケア地域としてNRW州医療センター(LZG.NRW)
から一連の財政援助を受けている。
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出典:ケルンマガジン 2015年4号
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ルール大学ボーフムとデュイスブルク=エッ
セン大学の東アジア研究者がAREA
Ruhrを設立
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ルール大学ボーフムの東アジア研究学部(OAW)とデュイスブルク=エッセン大学
の東アジア研究所(IN-EAST)が欧州最大級の規模と研究水準を誇る東アジア研究
機関を設立。名称はAREA
Ruhr。20人以上の教授の研究を束ねて、幅広い研究領域を網羅する
2月11日、ウルリヒ・ラトケ学長(デュイスブルク=エッセン大学)とアクセル・
シュルメリヒ学長(ルール大学ボーフム)は「東アジア研究アライアンス(AREA
Ruhr)」に関する協力協定に署名した。また国際学術諮問委員会の委員長としてシ
ェフィールド大学のグレン・D.フック教授が選出された。
新設されたAREA
Ruhrは、東アジア研究における協力を強化し、東アジアに関する研究と教育の幅を
広げ深化させることを目的とする。そうすることで関係する研究者および研究所と
の間に相乗効果が生じると、AREA
Ruhrの共同所長であるヴェルナー・パシャ教授とヨルン=カールステン・コットヴ
ァルト教授は強調している。研究テーマは、歴史から現代東アジア研究、言語学か
ら経済学、宗教学から社会学や政治学と多岐にわたる。これらが集約することで、
AREA Ruhrは他に類を見ない研究・教育環境を提供する。
設立後の第一段階として、まずは国際共同課程プログラム「トランスナショナル東
アジア研究:アイデンティティーと制度」(MA
TEAS)を新設する計画だ。同プログラムは、人文科学、社会科学、経済学系の学
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生のための研究志向の修士課程として構想されている。さらに博士課程の研究プロ
グラム「東アジアにおけるトランスナショナルな制度構築およびトランスナショナ
ル・コミュニティ」も設けられる計画にある。この博士課程プログラムは、国内外
の優秀な修士課程修了者向けである。これらの修士課程と博士課程は、一国に限定
しがちな東アジア研究を、より広範でトランスナショナルな、地域全体および地域
制度にまで広げることを目指している。
出典
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クロムバッハ・ピルス ドイツで売上上位の
人気ビール
ビール純粋令誕生500周年を祝い、ニュースレターで毎月NRW州のビールと醸造所
を紹介する。2回目となる今号ではクロムバッハ醸造所について紹介
ドイツ国内で人気上位を誇る「クロムバッハ・ピルス」は南ヴェストファーレンの
ジーガーランド地方
で生まれた。生産者はクロイツタールのクロムバッハにあるクロムバッハ醸造所
ベルンハルト・シャーデベルク社である。同社はドイツ第2位の醸造会社で、同ブランドはドイツ人、そしてまた世
界中から愛されるプレミアムビールである。理由は、クロムバッハ醸造所がピルス
ナーに特化してきたこと、また早くから一貫して地元と自然志向の販売戦略を行っ
てきたことにある。さらにドイツブンデスリーガやフォーミュラ1など多数のスポ
ーツビックイベントのスポンサーを長年行ってきたことも、テレビやメディアでの
高い知名度に繋がっている。
NRW州の美しい自然に囲まれたクロムバッハ醸造所は正式には1803年、料理店ハ
ースを引き継ぐ形で設立された。ジーゲンとケルンを結ぶ街道沿いに位置したこと
から、その評判は地域を超えて瞬く間に広まった。その後起きた産業革命はジーガ
ーランドやその他の地域にも経済発展と新しい繁栄をもたらし、19世紀後半、クロ
ムバッハ醸造所は売上を急進させた。一方、小さな個人醸造所は、独自ブランドと
ロゴで消費者に訴えかける近代的な大規模醸造所に飲み込まれていった。
クロムバッハ醸造所は1908年、町の名所であるキンデルスベルク塔をモチーフにし
たシンボルマークを採用し、それ以降、このマークは同社ラベルに登場している。
1950年代および60年代、ドイツに「経済の奇跡」と呼ばれる高度成長期が到来する
と、投資と消費の波が押し寄せ、ドイツ全国に事業展開する大規模醸造所は新たな
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醸造技術を確立するに至ったのだ。こうしてクロムバッハ醸造所は70年代初頭には
、大型タンク内発酵技術を早々に導入したのである。ピルスナーブランドへのこだ
わり、近代的な醸造技術、故郷と自然の恵みを大切にした商品・マーケティング戦
略は、今でもクロムバッハ醸造所の成功要因に数えられている。経済力豊かな
NRW州に拠点を構えるクロムバッハ醸造所は目覚ましい発展を遂げた成功者のひと
つだ。
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スマートシティ・ケルン エネルギーシフト
先進都市ケルン
ドイツが世界でも野心的なエネルギーシフト国となったのは福島の原子力発電所事
故のかなり以前からだ。NRW州はドイツのエネルギー最重要拠点であり、ヨーロッ
パのエネルギー中心地域。いまやNRW州は再生可能エネルギー技術の開発、試験、
市場導入において国際的にトップレベルで、福島県と再生可能エネルギー分野で覚
書を交わし、密接な連携関係を築いている
殊にケルンのような拡大し続ける大都市圏では、モビリティ、居住空間、大気質な
どエネルギーシフトと密接する多くの課題に直面している。そのような状況下でケ
ルンでは、持続可能で、また経済的で、社会に受け入れられるエネルギーシフトの
促進を目指し、2011年秋にスマートシティ・ケルンの取り組みをスタートさせた。
この取り組みの目的は、エネルギーシフトや気候保全に向けた革新的な技術やサー
ビスを市民と共に、日常生活環境下でテストし、評価することにある。
スマートシティ・ケルンを旗印に、すでに30のプロジェクトが始動している。例を
挙げると、ケルンのニッペス地区のいわゆる「Climate-Street(気候通り)」では、
建物の断熱改修、LED照明の取り付け、ならびに電気自動車用の充電スタンドの装
備が行われた。またステーガーヴァルト住宅地区のプロジェクトでは、自転車や電
気自動車のレンタルと交通網整備により、将来的にケルン市民のマイカー利用無し
での移動距離を全行程の3分の2にしようとしている。
ケルン市はシュテーガーヴァルト地区の構想実現に向け、EUプロジェクト「
GrowSmarter」から助成を得た。なお、欧州委員会は今後5年間で2500ユーロを投
じGrowSmarterを振興する。これによりEUの温暖化防止目標達成に貢献し、最大
1500人の雇用が創出されることが期待されている。即ち、スマートシティ・ケルン
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とGrowSmarterは、ケルン経済にとって重要な立地要因となっているのだ。
出典:ケルンマガジン 2015年4号
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2016年1月NRW.BANK.ifo景況感指数 (速報)
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懐疑的な見方が再び強まる。現況評価も先行きへの期待感も薄れ、期待指数は6ヶ
月ぶりにマイナスへ転じた
NRW.BANK.ifo景況感指数は年明けから大幅に悪化した。アンケート調査回答企業
は現況を、直近3ヶ月間のように好意的には判断しなかった。また先行き6ヶ月に対
しても2015年7月以来、初めて悲観的な見通しが大半を占める結果となった。
製造業の1月の景況感は前年末(2015年12月)から落ち込んだ。現況への満足度は
前月比で減少。また輸出見通しが直近5ヶ月比で不安定化したことを受け、ビジネ
スの先行きにも再びマイナスの見方が強まった。建設業の景況感は前月比で悪化し
た。現況に対し懐疑的な観測が強まり、先行きにも悲観的見方が大幅に増加した。
小売業でも1月の景況感は大きく冷え込んだ。現況評価が下降したのみならず、今
後6ヶ月の先行き動向でも前月のような確信的な展望はほとんど見られなかった。
卸業の景況感も大幅に落ち込み、現況では直近3ヶ月比でマイナス評価が増加し、
また先行き動向でも、2015年末に示された楽観的な観測が後退した。
NRW州の景況感指数(季節要因調整済)
月/年
02/15 03/15 04/15 05/15 06/15 07/15 08/15 09/15 10/15 11/15 12/15 01/16
景況感指数
0.8
3.9
3.6
6.7
5.1
5.3
7.5
6.2
9.0
6.3
7.7
2.9
現況
6.9
7.2
7.8
8.4
8.7
11.5
11.3
8.0
12.5
10.1
10.1
8.5
期待
指数
-5.1
0.6
-0.7
4.9
1.6
-0.7
3.7
4.5
5.5
2.5
5.4
-2.6
出典:NRW.BANK
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イベント in NRW
コピーライト: http://www.elbpresse.de/
第3回国際グラスファイバーシンポジウム。2016年10月17∼19日、NRW州アーヘ
ンにて開催
NRW州アーヘン工科大学繊維技術研究所がイニシアティブを取り、第3回目となる
国際グラスファイバーシンポジウムが、この秋、3日間にわたり開催される。グラ
スファイバーに関する原材料から最終段階での応用まで、最新の研究成果が発表さ
れる予定で、同分野に携わる研究者のみならず、多くのリーディングカンパニー等
が一堂に会す。
第3回国際グラスファイバーシンポジウム
日時:2016年10月17∼19日 会場;アーヘン工科大学 Super C
Templergraben 55, 52062 Aachen
詳細:www.igs.rwth-aachen.de
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