役職、資格、賃金の関係

役職、資格、賃金の関係
役職と資格は一対一ではなく緩やかな対応
はあるが切り離されている。 P69,図3-2参照
why
A,企業は従業員が企業目的を達成するための
何らかの貢献を期待しているから。
※役職は役割期待の最小単位=労働需要側の要因
※資格は職務遂行能力の指数=労働供給側の要因
→つまり要因という意味でもともと異なる。
役職、資格、賃金の関係
 基本給の決め方には
• 仕事の価値を重視する職務給
• 職務遂行能力を重視する職能給 に分かれる
but
多くの企業はフロー(流れ)ではなく、ストック(蓄積)さ
れた職務遂行能力にたいして賃金を支払うため職能
給によって基本給を決める。
→よって日本の雇用制度は職能資格制度を
基本にしたストック型雇用制度である
「育成の論理」と「選抜の論理」
 職能資格制度がどのような原理によって規定されて
いるか??
育成の論理… …OJTやOff-JTを卒業し上位資格に昇格する
(卒業方式)と上位資格の要件を満たし昇格する(入学方式)
選抜の論理 …人件費コストの増大やインセンティブの低下
を防ぐために昇格という資源の供給を一定水準に調節する
職能用件を卒業した者
は昇格させたい
(育成の論理)
矛
盾
昇格にインセンティブを
与え人件費コストを抑制
(選抜の論理)