(NYダウ) 2016年3月号 - 三井住友トラスト・アセットマネジメント

ご参考資料
マーケットフォーカス (NYダウ) 2016年3月号
市場概況・今後の見通し
【2 月の市場概況】(NYダウ・米ドル/円)
2016年3月8日
NYダウ(米ドルベース)・米ドル/円レートの推移
(2011年2月末~2016年2月末)
(米ドル) 20,000
NYダウは、上昇しました。
NYダウは、欧州での信用不安の高まりや原油価格の下落を受けて投資家のリスク回
避姿勢が強まったものの、月後半は原油価格や欧州株式の反発などで市場心理が好転
し、持ち直す展開となりました。
18,000
米ドル/円は、円高・米ドル安となりました。
米ドル/円は、日米株式の大幅下落などを受けて投資家のリスク回避姿勢が強まった
ほか、先行きの米利上げペースは緩やかとの見方が強まったことなどから、一時約1年
4ヵ月ぶりの円高・米ドル安水準となる111円台をつけました。
12,000
NYダウ(米ドルベース)
◆
16,000
14,000
10,000
(円) 130
120
米ドル/円
◆
110
【今後の見通し】(NYダウ・米ドル/円)
米国の2015年10-12月期の実質GDP(国内総生産)成長率(改定値)※1 は伸びが減速し
ました。米景気は、原油安に伴うエネルギー部門の投資削減や外需低迷などによる輸出
の鈍化を背景に、製造業景況感※2の低迷が続いています。一方、雇用※3の持続的な改
善などを背景に個人消費※4や住宅市場※5は概ね回復基調を維持しており、全体として
米景気は緩やかな回復が続くと見ています。(※1:2ページ目の左図参照、※2:3ページ
目の右図参照、※3:2ページ目の右図、※4:4ページ目の左図参照、※5:5ページ目の右
図参照)
100
90
80
70
11/2
【 2 月のマーケッ トデータ】
NYダウ(米ドル)
NYダウは、米ドル高や原油安の一服感、企業買収や自社株買いなどの動きが下支え
となる一方、先行きの米国の景気減速や企業業績悪化への懸念などが相場の重石とな
り、一進一退の推移が続く見込みです。
米ドル/ 円
12/2
13/2
2月末
1月末
16,516.50 16,466.30
113.62
120.87
14/2
騰落率
15/2
最低
16/2
(年/月)
最高
0.30% 15,660.18 16,697.29
▲6.00%
111.96
121.17
※対顧客電信売買相場仲値(本邦営業日ベース)、為替の騰落率はプラスは円安、マイナス(▲)は円高
◆【 3 月の予想レンジ 】
米ドル/円は、政府・日銀による円売り介入への警戒感などが円安・米ドル高基調を下
支えすると見られますが、一方で、根強い米国の利上げ先送り観測に加えて原油価格次
第ではリスク回避の円買い圧力が高まる局面も想定されることから、上値の重い展開が
見込まれます。
NYダウ(米ドル)
15,500-17,500
米ドル/ 円
108円-118円
(信頼できると判断したデータを基に三井住友トラスト・アセットマネジメント作成)
当資料は三井住友トラスト・アセットマネジメントが作成したものであり、金融商品取引法に基づく開示書類ではなく、証券取引の勧誘を目的としたものでもありません。
当資料のお取扱いについては最終ページをご覧ください。
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米国経済①
○2015年10-12月期の実質GDP(国内総生産)成長率(改定値)は前期比年率+1.0%と7-9月期の同+2.0%から伸びが減速した。
○2月の失業率は前月比横ばいの4.9%。同月の非農業部門雇用者数は前月比で24万2,000人増加した。
雇用状況
実質GDP成長率寄与度(前期比年率換算)
(2010年10-12月期~2015年10-12月期、四半期)
(%)
8
6
(万人)
50
(2011年2月~2016年2月、月次)
(%)
10
40
9
30
8
20
7
10
6
4
2
0
-2
純輸出*
-4
民間企業設備
公的需要
民間在庫品
民間住宅
0
5
非農業部門雇用者数前月比(左軸)
民間最終消費支出
失業率(右軸)
実質GDP成長率
-10
-6
10/4Q
11/4Q
12/4Q
13/4Q
14/4Q
15/4Q
(年/期)
*純輸出 = 財貨・サービスの輸出 - 輸入
※4Qは10-12月期を意味し、例えば10/4Qは2010年10月から12月の3ヵ月間を示す。
※季節調整済み
(出所)米商務省のデータを基に三井住友トラスト・アセットマネジメント作成
11/2
12/2
13/2
14/2
15/2
4
16/2
(年/月)
※16/1、16/2は暫定値。
※季節調整済み
(信頼できると判断したデータを基に三井住友トラスト・アセットマネジメント作成)
当資料は三井住友トラスト・アセットマネジメントが作成したものであり、金融商品取引法に基づく開示書類ではなく、証券取引の勧誘を目的としたものでもありません。
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米国経済②
○1月の鉱工業生産は前月比+0.9%と4ヵ月ぶりにプラスとなった。
○2月のISM(米供給管理協会)製造業景況指数は前月比+1.3ポイントの49.5、同月の非製造業景況指数は前月比▲0.1ポイントの53.4となった。
鉱工業生産指数
(%)
2
ISM景況指数*
(2011年1月~2016年1月、月次)
110
(2011年2月~2016年2月、月次)
65
前月比(左軸)
ISM製造業
鉱工業生産指数(右軸)
ISM非製造業
60
1
100
55
0
90
50
80
-1
11/1
12/1
13/1
14/1
15/1
16/1
(年/月)
※季節調整済み
(信頼できると判断したデータを基に三井住友トラスト・アセットマネジメント作成)
45
11/2
12/2
13/2
14/2
15/2
16/2
(年/月)
*ISM景況指数:ISM(米供給管理協会)が発表する企業の景況感を示す景気転換の
先行指標。購買担当責任者に前月と比較しどう変化したかをアンケート調査し結果
を指数化したもので、50を景気の拡大・後退の分岐点としている。
(信頼できると判断したデータを基に三井住友トラスト・アセットマネジメント作成)
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米国経済③
○1月の小売売上高は前月比+0.2%と3ヵ月連続でプラスとなった。
○2月の消費者マインド(確定値)は前月比▲0.3ポイントの91.7と2ヵ月連続で低下したが、高水準を維持している。
消費者マインド *
小売売上高
(%)
3
(2011年1月~2016年1月、月次)
(億米ドル)
4,600
2
4,400
1
4,200
(2011年2月~2016年2月、月次)
100
90
80
0
4,000
70
-1
3,800
-2
3,600
60
前月比(左軸)
小売売上高(右軸)
-3
11/1
12/1
13/1
14/1
15/1
3,400
16/1
(年/月)
※季節調整済み
(信頼できると判断したデータを基に三井住友トラスト・アセットマネジメント作成)
50
11/2
12/2
13/2
14/2
15/2
16/2
(年/月)
*消費者マインド(ミシガン大学消費者信頼感指数):米ミシガン大学が調査・発表し、
1966年を100として指数化したもの。
(信頼できると判断したデータを基に三井住友トラスト・アセットマネジメント作成)
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米国経済④
○12月のS&P/ケース・シラー住宅価格指数(全米20都市)は前年同月比+5.74%と伸びが前月から横ばい推移となった。
○1月の住宅着工件数は前月比▲3.8%の年率換算109.9万件、同月の中古住宅販売件数は前月比+0.4%の年率換算547万件となった。
住宅価格*
(%)
20
住宅着工件数と中古住宅販売件数(年率換算)
(2010年12月~2015年12月、月次)
190
(万件)
160
前年同月比(左軸)
(2011年1月~2016年1月、月次)
(万件)
700
住宅着工件数(左軸)
住宅価格(右軸)
中古住宅販売(右軸)
15
180
140
600
10
170
120
500
5
160
100
400
0
150
80
300
-5
140
60
200
-10
10/12
11/12
12/12
13/12
14/12
130
15/12
(年/月)
*住宅価格:S&P/ケース・シラー住宅価格指数(全米20都市)
※季節調整済み
(信頼できると判断したデータを基に三井住友トラスト・アセットマネジメント作成)
40
11/1
12/1
13/1
14/1
15/1
100
16/1
(年/月)
※季節調整済み
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米国経済⑤
○2015年7-9月期の企業利益(年率換算)は前年同期比▲5.14%となった。
○NYダウのPERやPBRは、過去10年(2006年2月末~2016年2月末の日次データ)における平均を下回る水準にある。
NYダウのPER*1とPBR*2
企業利益(年率換算)
(兆米ドル)
2.5
(2005年7-9月期~2015年7-9月期、四半期)
(倍)
25
(2006年2月末~2016年2月末、日次)
PER10年平均(左軸)
PER(左軸)
PBR10年平均(右軸)
PBR(右軸)
(倍)
7
2.0
20
6
1.5
15
5
1.0
10
4
0.5
5
3
0.0
05/3Q
07/3Q
09/3Q
11/3Q
13/3Q
15/3Q
(年/期)
※3Qは7-9月期を意味し、例えば05/3Qは2005年7月から9月の3ヵ月間を示す。
※季節調整済み
(信頼できると判断したデータを基に三井住友トラスト・アセットマネジメント作成)
0
06/2
08/2
10/2
12/2
14/2
2
16/2
(年/月)
*1:PER(株価収益率) = 株価 ÷ 1株当たり当期純利益
*2:PBR(株価純資産倍率) = 株価 ÷ 1株当たり純資産額
※PER10年平均、PBR10年平均はグラフ期間の日次データを使用して算出
(信頼できると判断したデータを基に三井住友トラスト・アセットマネジメント作成)
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ご参考資料
米国金利・為替
○米10年国債利回りは、原油価格の下落などを受けて投資家のリスク回避姿勢が強まったことから、一時1.6%台半ばまで低下した。
○米ドルは、英ポンドに対しては上昇したものの、ユーロや豪ドルに対して下落するなどまちまちな展開となった。
対米ドル為替
10年国債利回り
(%)
5
(2013年2月末~2016年2月末、日次)
オーストラリア
米国
ドイツ
日本
4
(米ドル)
1.75
(2013年2月末~2016年2月末、日次)
米
ド
ル
安
1.50
3
1.25
2
1.00
1
0.75
0
米
ド
ル
高
英ポンド
ユーロ
豪ドル
-1
13/2
13/8
14/2
14/8
15/2
15/8
16/2
(年/月)
(信頼できると判断したデータを基に三井住友トラスト・アセットマネジメント作成)
0.50
13/2
13/8
14/2
14/8
15/2
15/8
16/2
(年/月)
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