5015 文化総合講座(宗教・思想) 担当教員名 行木 敬 授業概要 宗教を文化人類学の視点から考えていく。すなわち宗教を、個々人を巻き込み社会に組み上げていく文化 的な仕組みとしてとらえ、またそのような仕組みを明らかにするために文化人類学が作り出してきた 様々な理論を解説していく。 到達目標 ①文化を記述・分析するための理論を身につける。 ②それらを使い、何らかの文化的事象を分析、レポートとして提出する。 授業方法(展開) 具体的な事例を、毎回できる限りたくさんの画像や動画で示していく 準備学習(予習・復習)の内容と分量 関連科目・知識・スキル この講義で取り扱うのは主に民間信仰である。仏教やイスラム教など世界宗教に関心がある人には、他の 講義の受講を勧める。 成績評価 授業への取り組みや期末レポートから総合的に評価する。 教科書・参考書など 教科書は用いない。毎回レジメを配布する。 履修上の注意事項 配布したレジメは、期末レポートの執筆に必要となる。なくさないこと。 授業の柱(単元)と授業スケジュール 第1回 ガイダンスおよびレポート課題発表 第2回 初期理論1:宗教と呪術 第3回 初期理論2:呪力と精霊 第4回 機能主義:妖術と機能 第5回 構造主義1:神話分析 第6回 構造主義2:トーテミズム分析 第7回 構造主義3:構造と世界観 第8回 境界論1:アノマリー・禁忌・ケガレ 第9回 境界論2:境界化と儀礼的逆転 第 10 回 境界論3:コムニタスとトリックスター 第 11 回 象徴論1:病を投げ捨てる方法 第 12 回 象徴論2:供儀と身体の拡張 第 13 回 物語論1:うわさとリアリティ 第 14 回 物語論2:癒しと世界の再構築 第 15 回 まとめ 学生への一言 第1回でレポート課題を説明する。欠席しないこと。
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