地理歴史科「日本史B」シラバス

地理歴史科「日本史B」シラバス
目 標
【学習指導要領】
我が国の歴史の展開を、世界史的な視野に立って総合的に考察させ、我が国の文化と伝統の特色についての認識を深めさせることによっ
て、歴史的思考力を培い、国民としての自覚と国際社会に主体的に生きる日本人としての資質を養う。
歴史を考察する基本的な方法を理解させるとともに、身近な話題を歴史的事項と関連づけ、歴史への興味・関心を高め、歴史的な見方や
到達目標に向けての具体的な取り組み
考え方を身につけさせる。
【評価基準を念頭に置いた指導の上の留意点】
様々な歴史的資料を読み、その内容を理解させるとともに、正しい知識を身に付けさせる。
月
単元/章
文化と国家の形成
4
古代国家の確立
5
中世社会の成立①
学習項目
日本列島の旧石器文化
縄文時代の社会と文化
弥生時代の社会と文化
小国の分立から倭国の形成
へ
大和政権の形成
倭の五王と大和政権の勢力
伸長
氏姓制度と群集墳の出現
飛鳥時代の政治と文化
古代国家の形成
律令の成立と白鳳文化
平城京と律令政治
奈良時代の社会と政治
国家仏教と天平文化
平安初期の政治と文化
摂関政治の確立
国風文化の成立
中世社会の土地制度
武士団の成立
院政と保元・平治の乱
平氏の繁栄と治承・寿永の
乱
鎌倉幕府の成立過程
承久の乱と執権政治
目標/学習内容
・人間がまだ文字を知らない時代の歴史は、地中に埋まっている遺跡から考古学の成果によってわかることの意味を考えさせ
る。
・石器時代には、平等な社会だったが、農耕がはじまると貧富の差があらわれ、権力者が出現してくることの意味をとらえさせる。
・自分たちの地域に残る古墳と畿内にある巨大な古墳とのかかわりを調べさせる。
・飛鳥・奈良に古代の都が成立した意味を考えさせる。
・古代国家が中国など東アジア地域との関係のなかで成立したことをとらえさせる。
・古代国家の政治・経済・文化の特徴をとらえさせる。
・古代の都と地方の関係を調べさせる。
・古代国家の税制と鎮守国家仏教の特徴をとらえさせる。
・律令社会の変質過程をとらえさせる。
・藤原氏が摂政関白として権力をもつようになる過程を理解させる。
・荘園公領制が成立していく過程を理解させる。
・武士がしだいに権力を獲得していく過程を理解させる。
・御家人制度を基盤とする鎌倉政権の意義をとらえさせる。
前期中間考査
中世社会の成立②
6
中世社会の展開
7・9
統一政権の成立
地頭の荘園支配
農工業の発達と流通
蒙古襲来と鎌倉幕府の衰退
鎌倉時代の仏教と文化
北条氏の専制と悪党
建武の新政と南北朝の内乱
室町幕府の確立
室町幕府の東アジアと日本
南北朝時代の文化と北山文
化
室町時代の流通経済の発達
・農工業の発達と流通の発展の関係をとらえさせる。
・蒙古襲来が鎌倉幕府に与えた影響について考えさせる。
・鎌倉時代の文化と仏教の特徴をとらえさせる。
・執権政治と悪党の出現の意味を考えさせる。
・鎌倉幕府滅亡後、南北朝の内乱が長い間続くのはなぜか考えさせる。
・室町幕府の性格と対外関係の特徴を理解させる。
・南北朝時代の文化と北山文化の特徴を理解させる。
・室町時代の流通経済の発達過程を理解させる。
・惣村が形成されていく意義と特徴をとらえさせる。
・惣村を基盤とする一揆がなぜおこってきたのかを考えさせる。
惣村と一揆
・室町幕府の衰退から戦国時代の始まりまでの過程を考えさせる。
室町時代の衰退と戦国動乱 ・東山文化と地域文化の発展についてその特徴を理解させる。
戦国時代の政治と社会
東山文化と地方への波及
大航海時代と日本
・大航海時代とはどのような時代か考えさせる。
・織田信長の天下統一政策の特徴をとらえさせる。
織田信長の天下布武
・豊臣秀吉の天下統一政策の特徴をとらえさせる。
豊臣秀吉の全国統一
・豊臣政権の朝鮮侵略などの意味を考えさせる。
豊臣政権の対外政策
・桃山文化の特徴を理解させる。
桃山文化
・徳川家康の政権樹立過程をとらえさせる。
江戸幕府の成立
・徳川幕藩体制の特徴を理解させる。
幕府と藩の支配体制
・江戸時代初期の対外政策について考えさせる。
鎖国と四つの口
・武士と百姓の関係を考えさせる。
身分制と村・町の支配
前期期末考査
幕藩体制の展開
10
大日本帝国の形成
11
大日本帝国の展開①
幕府政治の転換
産業の発達
交通と都市の発達
町人文化と学問の発達
享保の改革と田沼の政治
商品経済の発達と社会の変
化
蘭学と国学の普及
寛政の改革と異国船の接近
大塩の乱と天保の改革
民衆文化の発展
開国と社会の変動
尊王攘夷から倒幕へ
明治維新と新政府の成立
文明開化と復古
地租改正と富国強兵
アジア外交と国境問題
民権思想と国会開設運動
私擬憲法と政党の結成
松方財政と民権運動の激化
大日本帝国憲法の制定
条約改正と立憲政友会の結
成
朝鮮政策と日清戦争
日清戦争後の東アジア
日露戦争と朝鮮
朝鮮の植民地化
産業革命と社会問題
欧米文化と伝統文化の交錯
大正デモクラシー
・幕府はなぜ文治政治に転換したのか考えさえる。
・民衆はどのように生産を高めたのか考えさせる。
・流通の発展の特徴をとらえさせる。
・町人文化はなぜ発展したのか考えさせる。
・徳川吉宗と田沼意次の政策の特徴を理解させる。
・百姓一揆や打ちこわしの背景を理解させる。
・国学や蘭学が誕生した背景と特徴を考えさせる。
・外国船が日本に何を求めてきたか考えさせる。
・天保の改革はなぜ失敗したのかを考えさせる。
・文化・文政時代の文化の特徴を理解させる。
・ペリー来航と開国がもたらした日本社会への影響を考えさせる。
・倒幕運動の展開過程を理解させる。
・新政府の基本政策の特徴を考えさせる。
・文明開化は暮らしをどう変えたか考えさせる。
・新政府は民衆の支持を受けたのか考えさせる。
・新政府の対外政策の特徴を理解させる。
・自由民権運動はどうひろまったのか考えさせる。
・国民が求めた憲法とは何か考えさせる。
・松方デフレ政策がもたらしたものを考えさせる。
・大日本帝国憲法の制定過程と内容の特徴をとらえさせる。
・日本が欧米列強のような植民地主義をとっていく過程を考えさせる。
・日露戦争の性格と特徴を考えさせる。
・朝鮮の植民地化の過程と意味を考えさせる。
・産業革命は何をもたらしたのか考えさせる。
・近代文化の特徴を理解させる。
・大正デモクラシーの特徴を理解させる。
後期中間考査
12
1
2
第1次世界大戦
第1次世界大戦後の世界
日本資本主義の成長
大日本帝国の展開②
米騒動と社会運動
普通選挙法と治安維持法
大正デモクラシーと文化
侵略戦争への序幕
満州事変と「満州国」
日中戦争
15年戦争と日本・ アジ
第2次世界大戦と日本
ア
アジア太平洋戦争
戦時下の文化と国民生活
日本の敗戦
戦後世界と日本
日本国憲法と民主主義体制
戦後改革の転換
経済復興と再軍備
戦後改革と高度経済成
サンフランシスコ平和条約
長
新日米安全保障条約
高度経済成長と公害
ヴェトナム戦争と沖縄
戦後の文化
低成長への転換から経済大
国へ
経済大国日本と国際経済
現代の世界と日本
湾岸戦争後の世界と日本
バブル崩壊と政界再編
21世紀の日本社会
21世紀の世界と日本
後期期末考査
・第1次世界大戦に日本がなぜ参戦したのか考えさせる。
・朝鮮や中国から日本への批判が強められたのはなぜか考えさせる。
・財閥が生まれた背景をとらえさせる。
・社会運動の高揚の意味を考えさせる。
・民衆文化が発展したことを理解させる。
・日本軍は中国で何をしたか考えさせる。
・国民が戦争に総動員されていく過程を理解させる。
・戦争は文化をどう圧迫したかをとらえさせる。
・「大東亜共栄圏」とはどのようなものか考えさせる。
・15年戦争は何をもたらしたのか考えさせる。
・敗戦の意味を考えさせる。
・占領政治の特徴を理解させる。
・新憲法を生みだした力は何か考えさせる。
・民主化政策の転換の背景を考えさせる。
・朝鮮戦争で日本はどう変わったのか理解させる。
・日本の「独立」過程の特徴を考えさせる。
・新安保反対運動はなぜおこったのか考えさせる。
・高度経済成長の光と影を理解させる。
・沖縄から戦後を考えてみる。
・戦後どのような文化が生まれたか考えさせる。
・高度成長がなぜ終わり、その後どうなったのか考えさせる。
・経済大国化がもたらしたものをとらえさせる。
・湾岸戦争がもたらした変化を考えさせる。
・バブル経済の特徴を考えさせる。
・21世紀の日本社会の特徴と課題を考えさせる。
・21世紀のアジアと日本の関係について考えさせる。