学校教育目標:「心身ともにたくましく,自ら学ぶ心豊かな児童を育成する」 大和町立小野小学校 校長室だより 平成27年6月30日(火)発行 ヘルメットで豆腐は守られた! 子供たちは,自転車に乗るときにヘルメットをかぶっているでしょうか? ほとんどは大丈夫でしょう が,暑い季節だと煩わしさを感じてノーヘルにしてしまう子も出てくるかもしれません。そんな時期です ので,学校集会の校長の話では,ヘルメットの大切さを目の当たりにするために実験をしました。 今日は,ヘルメットの実験をします。「ヘルメットの実験」って何でしょう? 自転車に乗るときにヘルメットをかぶっている人がほとんどだと思います。 「ヘ ルメットをかぶっていると,どんなよさがあるのか」ということを見せますよ。 人間のここ【と,言って頭を指さしました】,この頭の中には,人間にとって すごく大切なものが入っています。それは『脳』と言います。【脳の絵を見せま した】 脳のかたさ,というのはどれぐらいだと思いますか? 本当の脳をもってくる のはできませんので,脳と同じかたさのものをもってきました。【と言って,実 物の脳……ではなくて,豆腐を見せました】。 そうです。これは豆腐です。実は人間の脳というのは豆腐と同じぐらいの柔らかさなんだそうです。 脳は少しでも傷つくと,物を覚えたりすることができなくなったり,言葉を忘れたりして話すこと ができなくなったり,体が動かなくなったりすることもあります。 脳は頭蓋骨で守られていますが,脳が振動で動いてしまって傷つくことがあります。そこで,自転 車に乗るときには皆さんのようにヘルメットをかぶることが大切なんですね。この実験にあたっては, 理科の博士=岩舘先生に協力してもらいました。ありがとうございます。 では,実験しますよ。【と言って,やってみせました】 ①一つはビニル袋に豆腐と水を入れ,ヘルメットなしで,体育館のステージの上で落としました。 ②もう一つは同じようにビニル袋に豆腐と水を入れ,それをヘルメットの中に入れ,あごひもを付 けて,体育館のステージの上で落としました。 ①の結果…ほとんど原型を留めずに,ぐちゃぐちゃになってしまいました。 ②の結果…ほとんど形が崩れずに元の形を保っていました。 「皆さん! 皆さ んの頭の中の脳がぐ ちゃぐちゃになった ら大変なことですよ ね。」小野小学校の子 供たちは自転車に乗 るときにヘルメット をかぶっているはず ですが,もしかする と中にはかぶり忘れ る人もいるかもしれません。 自分の命は自分で守るのです。自転車だけではありません。歩いていても,急に飛び出したりする と,車にはねられて皆さんの脳みそが豆腐のようにぐちゃぐちゃになるかもしれません。大変です。 今日の校長先生のお話は「ヘルメットをかぶることの大切さ=自分の命は自分で守りましょう」 というお話でした。 ちなみに,2008年の改正道路交通法施行で,13歳未満の子どもに自転車用ヘルメットを着用させ ることは保護者の努力義務とされました。着用への声掛け,どうぞよろしくお願いいたします。
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