雪の読書週間 雪遊び

校長室だより
平成 28 年 1 月 21 日
第 29 号
岡崎市立六ツ美北部小学校
雪の読書週間
今月の18日(月)~25日(月)は、
「雪の読書週間」です。この間、子供たちは、毎朝読
書をします。読書の楽しさを味わわせながら、子供たちの読書への関心を高めたいと思い
ます。18日(月)、この「雪の読書週間」の初日、朝の放送で図書委員会の子供たちが、
クイズ形式で図書室にある楽しい本を紹介したり、読書週間の目標を発表したりしました。
「雪の読書週間」にちなんで、『お母さんの請求書』(『ブラットレーの請求書』)という
お話を紹介したいと思います。これは、アメリカの教育者のシドニー・M・グルエンベル
ク氏が、子供と親のために書いたお話です。主人公はブラットレーという少年です。
ある日曜日の朝、ブラットレーは、朝食のテーブルに着くと、お母さんのお皿の上に、
丁寧に巻いた一枚の紙を置きました。お母さんは、巻いた紙を手にすると、するすると開
きました。その紙には、次のように書いてありました。
「せいきゅう書 お使いちん…50
セント パーティのときの留守番ちん…50セント 庭のはきちん…50セント 弟のお
もりちん…50セント 合計2ドル」
お母さんは、にっこりと笑いましたが、何も言いませんでした。そして、お昼の時間が
きたとき、ブラットレーの座っているテーブルの上に2ドルを置きました。ブラットレー
は、そのお金を見て大喜びしました。けれども、そのお金と一緒に、もう一つ、小さい紙
がたたんでありました。それには、次のように書かれていました。
「お母さんのせいきゅう
書 病気になったときの看病代…0セント シャツや靴下の洗濯代…0セント 毎日の食
事代・部屋の掃除代…0セント 生まれてから今日までのお世話代…0セント」これを見
たブラットレーの眼には、涙がいっぱい溢れました。そして、お母さんに駆け寄ると、も
らった2ドルを渡して、「お母さん、ごめんね……」と言いました。
このお話は、中学年の道徳の授業の資料として活用されることも度々ありますので、す
でにご存じの方もおみえになると思いますが、子供たちに親の深い愛情に気付かせたり、
家族の一員としての役割について考えさせたりするには、とてもよいお話だと思います。
雪遊び
昨日の朝、今年初めての雪が降り、校庭にも数センチの
雪が積もりました。子供たちは、朝から雪合戦をしたり、
雪だるまを作ったりしました。北日本では、大雪で大変な
思いをされている方があり、少々申し訳ない気もしますが、
本校の子供たちは、思いがけない雪のプレゼントに寒さも
忘れ、大喜びで雪遊びを楽しんでいました。