校区の住民が「ともえサポーターズ」を結成し、 学校の活動を支援してい

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活動です
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校区の住民が「ともえサポーターズ」を結成し、
学校の活動を支援しています。
活動区分
静岡県袋井市
袋井北小学校 学校支援地域本部 ともえサポーターズ
関係する学校
袋井市立袋井北小学校
基本データ
活 動 名
※H25年度の実績
(補助の有無についてはH26年度の状況)
土曜日の
教育活動
コーディネーター数
子供の平均参加人数
開始年度
補助の有無
学校支援
地域本部
コーディネーター数
1人
ボランティア登録数
51人
開始年度
21年度
補助の有無
有
コーディネーター数
子供の平均参加人数
年間開催日数
補助の有無
開始年度
放課後児童
クラブとの連携
児童生徒数
学級数
放課後
子供教室
コミュニティ・
スクール
実施場所
指定日
委員数
活動の概要
平成21年、学校・地域・家庭の三者が連携して袋井北小学校の子供たちを「健やかに育てたい」という願いで、三者がそ
れぞれの力を発揮してバランスよくという意味合いを込めて「ともえサポーターズ」を結成した。
結成当初は、学習支援を中心にボランティアを募り活動を行ってきた。しかし、活動を続ける中で、学校の現状を考えると、
学習支援だけの支援活動では十分でないというコーディネーターの呼びかけのもと、校区の地域住民全体を巻き込んだ活動に
発展していった。現在の活動に至るまでには、自治連合会、自治会、公民館、公民館運営委員会など様々な団体の理解を得る
中で、いかにして袋井北小学校の教育に関わってもらえるか話し合いを重ねた。話し合いの結果、「学校教育を地域で支え
る」、「学級担任が学級で子供と話す時間を確保する」、「教師が“教える”仕事に専念できるようにする」、「地域が子育
ての役割を分担する」、「地域の人材を活用する」、の5点を活動趣旨とし、活動を進めていった。しかし、参加されるボラ
ンティアの方の負担になってもいけないと、ボランティアには、「やれる範囲で活動に参加する」という文言を設け、多くの
方に参加していただけるような環境を整えていった。
現在では、活動内容を精選し、組織をより機能的にしました。ともえサポーターズでは、学校での支援活動を学習・安全・
環境の3つの活動に分け、支援者を募集しています。学習支援の活動では、ミシン実習補助や体育での記録計測補助など、授
業に直接関わる活動を行い、安全支援の活動では、入学当初の1年生の下校見守り活動等を行っています。また、環境支援の
活動では、校地内の樹木の剪定や草取りなどの活動を行っている。地域の住民が、それぞれ得意な分野で、学校を支援する活
動を行っている。
● 特 徴
【特徴的な活動内容】
活動の中心は、学校支援で、様々な授業に支援者としてお招きしています。家庭科では、ミシンの使い方指導、体育科では、記録計測係として
活動していただいた。その他、校地内整備で草取りや剪定作業、参観会の託児所ボランティアや駐車場ボランティア、行事では、保護者の案内や
駐車場係として、学校においては“なくてはならない存在”となっている。
袋井北小学校の外国人児童の増加に伴い、学習をいかに進めるかについての課題に対して、放課後に外国人児童を対象とした日本語学習
(市主催)
にボランティアとして参加し、学習支援を行っている。日本語理解に課題を抱える外国人児童にとって有意義な時間となっている。
また、年間4回
「ともえサポーターズのつどい」
を設け、児童からの感謝の気持ちを伝えたり、サポーターズの願いを児童に伝えたりする機会を
つくっている。学校・地域・保護者それぞれが、バランス良く活動できる原動力になっている。
【実施に当たっての工夫】
本事業を開始するに当たって、「地域の学校を支援する」という“強い地元の思い”と“無理のない活動で長続きする活動”をモットーに事業
を立ち上げた。登録ボランティアとの連携が図りやすくなるよう、支援コーディネータ-を地元
から選出し、小回りのきく体制づくりを行った。学校との細かい連絡調整ができるよう、支援コー
ディネーターは、元教員が行っている。
ともえサポーターズの活動が長く続くように、年4回の「ともえサポーターズのつどい」を設
け、支援がより効果的になるよう、児童から生の声を聞いている。
また、ともえサポーターズが参加した活動後には、必ず振り返りを行い、1回だけの活動になら
ないようにサポーターズの願いを次の活動に取り入れている。
● 事業を実施して
本事業を実施することで、地域と学校とのつながりが強くなってきており、本活動は、子育て
を終え、学校に行く機会がなくなった高齢者の方にとって、学校に行くきっかけの一つになってい
ます。また、地域で児童と会話を交わすことがほとんどなかった高齢者の方も、この活動をとおし
て、地域で子供たちと会話を交わすことが多くなった。何よりも、地域に住んでいて、学校の状況
がリアルタイムで分かり、学校の大変さがよく分かったなどの感想が寄せられている。
年度末に集約されるアンケートでは、成果として、「参加者の意欲が高まり、活動が楽しみの
1つになっている。」、「学校をより深く理解できるようになった。さらに活動を続けていきた
い。」という意見があった。また、「現在は、点で活動しているが、今後はこれを面での活動に広
げていきたい。」、「学校と地域双方向の情報交換が必要である。」、「会員の確保が最大の課題
である」などの課題も挙った。
学校・地域・家庭がそれぞれにバランス良くという「ともえ」の精神が根付き、今後も本事業が
継続、発展していくことが期待できる。
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【参考URL】 www3.tokai.or.jp/kitasho
体育科記録計測支援
外国人児童日本語学習支援