中学3年生を対象に、自分の描いた進路目標達成のための 学習支援塾

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活動です
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中学3年生を対象に、自分の描いた進路目標達成のための
学習支援塾
活動区分
福岡県添田町
添田「英峰塾」
関係する学校
添田町立添田中学校
基本データ
活 動 名
土曜日の
教育活動
学校支援
地域本部
放課後
※H25年度の実績
(補助の有無についてはH26年度の状況)
コーディネーター数
1人
コーディネーター数
子供の平均参加人数
58人
ボランティア登録数
開始年度
補助の有無
コーディネーター数
子供の平均参加人数
年間開催日数
補助の有無
開始年度
放課後児童
クラブとの連携
児童生徒数
学級数
子供教室
コミュニティ・
スクール
実施場所
指定日
委員数
21年度
開始年度
無
補助の有無
活動の概要
平成20年4月 添田町立添田中学校への学校応援活動として様々な支援・協力を行うことを目的に、男性保護者でつくる
「添田中おやじ会」を組織する。
平成20年10月 「添田中おやじ会」として本事業を計画し、添田町教育委員会との共催事業として立案する。
(運営委員会の設置、講師謝金の予算化と教育委員会内部にコーディネーターの設置)
同時期に福岡県立大学との連携を図るため、学生ボランティア講師として教職を目指す大学生の派遣と学内にコーディネー
ターの設置(准教授)を依頼し、承諾を得る。
平成21年6月 受験を控える中学3年生を対象に「添田中おやじ会」見守りによる学習支援塾として、添田「英峰塾」を
開講する。
その後、毎年6月から2月の毎週土曜日の午前中(英語、国語、数学)、年間30回程度実施している。
● 特 徴
【特徴的な活動内容】
大学生のボランティア講師が学習支援を行うことにより、学習する中学生との年齢が近いことから、親しみやすさと同じ目線で学習する関係が
育まれ、また学校では見られない新たな信頼関係が構築され、学生が子供たちのモデルとなっている。
指導の際には、大学生が自らの体験を吐露することで、中学校と並行した進路指導となっている。
平成25年度より受講生自身の選択による習熟度別コースを設定したことで、生徒の生き生きと活動する姿が見られるようになり学習意欲が高
まっていると思われる。
「添田中おやじ会」
が見守ることで、父親同士のつながりができ、学校行事やPTA活動への参加が増加している。また、最終日の閉講式後、女性
保護者の協力を得て、カレーライスをふるまう激励会を実施している。
【実施に当たっての工夫】
「添田中おやじ会」
・PTA・学校・教育委員会による運営委員会を設置し、運営の円滑化を図っ
ている。
大学と学校・教育委員会の両者にコーディネーターを設置し、連絡・調整を図ることがで
きていることが事業実施の大きな要因となっている。
添田町教育委員会で学生ボランティアへの謝金や交通費を予算化していることで、大学生
が参加しやすい体制が整えられている。
また、生徒の負担については、教材費及び激励会費のみの負担とし、結果として保護者の
負担軽減につながり誰でも参加しやすくなっている。
● 事業を実施して
おやじ会による学習支援の様子
毎年、半数を超える生徒の参加があり、保護者や地域の期待も年々高まっていることを感
じている。
生徒の学力の向上の一助となることを期待して始めた事業であるが年齢の近い大学生の交
流を通して中学生にとっての
「良き先輩」
「良きモデル」
となっている。中学生が、
「福岡県立
大学に行きたい」
と口にするようになった。
近年は添田
「英峰塾」
の活動が学生に認知され、学生たちの参加希望も増えてきている。ま
た、大学生の中には、教職を目指している者もおり、実体験として貴重な場となっており、
実際に、教育関係の現場で社会人として活躍する者も出てきている。
● その他
平成25年度の福岡県立大学の学生の中に、本塾の第一期生がボランティア講師として参
加している。これまでの添田
「英峰塾」
の取組が地域に根付いてきていると思われる。
きずな
地域を巻き込んでの活動であることから地域の絆づくりや教育力の向上につながっている
と思われる。
学生ボランティア講師の学習支援の様子
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