桜木っ子ふれあいじゅく - 学校と地域でつくる学びの未来

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活動です
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ん
こ
子供が地域で育つ環境づくり
活動区分
埼玉県熊谷市
桜木っ子ふれあいじゅく
関係する学校
熊谷市立桜木小学校
基本データ
活 動 名
※H25年度の実績
(補助の有無についてはH26年度の状況)
土曜日の
教育活動
コーディネーター数
子供の平均参加人数
開始年度
補助の有無
学校支援
地域本部
コーディネーター数
ボランティア登録数
開始年度
補助の有無
コーディネーター数
子供の平均参加人数
年間開催日数
補助の有無
1人
21.7人
30日
放課後
子供教室
実施場所
校庭、体育館、裏庭、公民館、自治会館
指定日
委員数
コミュニティ・
スクール
開始年度
12年度
児童生徒数
有
放課後児童
クラブとの連携
無
学級数
活動の概要
「桜木っ子ふれあいじゅく」では、①「子どもが、地域で育つ。その地域のコミュニティー創り。~挨拶に始まり、挨拶に尽き
る。子どもの姿は親の姿~」②「親が変われば、子も変わる。~親が動けば、子も動く~」③「異年齢、世代間のコミュニ
ティー創り。~学年のつながりから、地域のつながりへ~」をモットーとし、学校を核にしながら地域で一体となって学校支
援活動に取り組んでいる。年間を通して、ミニ菜園で野菜を育て、収穫祭も行ったり、郷土かるたやソフトボール遊び等を
定期的に行っている。6月には、学校でキャンプを行ったり、1月には地域の方との交流をねらい、餅つき体験を行い合計で
100名近くが参加した。10月には、親元を離れ地域の公民館に宿泊しながら学校に通学する「合宿通学」を実施している。2
月には、地域の学生サポーターさんを中心に、学習と運動を一緒に行う「文武両道」というイベントも実施している。
● 特 徴
【特徴的な活動内容】
10月に親元を離れ地域の公民館に宿泊しながら学校に通学する
「合宿通学」
を3泊4日の日程で実施している。合宿中は地域の方々に食事の世
話や学習、就寝にかかわる面倒を見て頂いたり、地域家庭にお風呂を借りたり
(もらい湯)
しながら、地域の人たちの協力を肌身で感じながら生活
する。また、地元の大学生が学生サポーターとして子供の面倒を全面的に見てくれている。
【実施に当たっての工夫】
① 「異年齢集団で寝食を共にする」異年齢の子供たちと交流する機会が減少している中で、寝食を共にしながら共同生活を体験することで子供
たちのコミュニケーション能力を養い、自立心を養うことにつながっていく。② 「通学しながら日常生活にほぼ近い状態で生活する」家庭にお
いて日常的に炊事・洗濯・清掃などを手伝う機会が減少している中で、この生活体験が自活へとつながっていく。③ 「ゆっくりとしたリズムで
生活する」特別なプログラムを設定せず、自主性を尊重し、ゆったりとしたリズムでの生
活体験を繰り返すことで基本的な生活習慣を身につける。④ 「自ら考え工夫する」指導の
なかでは、手出し口出しを最小限度にして子供たちの自立性や自主性を引き出す。⑤ 「日
常の生活圏で行う」学校と家庭と地域が一体となって子供たちを育てていき、この合宿通
学を通して、地域の教育力も増していく。⑥ 「熊谷の子供はこれができます 4つの実践
(〇朝ごはんをしっかり食べる。〇呼ばれたら「はい」と元気よく返事をする。〇「ありが
とう」「ごめんなさい」と言う。〇友だちをたくさんつくる。)と 3減運動(テレビの時
間を減らします。ゲームの時間を減らします。携帯電話やパソコンに触れる時間を減らしま
す。)」を実践する場である。
● 事業を実施して
共同生活を体験することで子供たちのコミュニケーション能力がついてきた。家庭にお
いても炊事・洗濯・清掃などを手伝う機会が増えていった。また、基本的な生活習慣が身
につき、自立性や自主性が増していった。 合宿通学での食事
● その他
学校において6月に「キャンプ体験」を実施している。高学年は、芝生の上に張ったテ
ントで、低学年は、体育館に蚊帳を吊って泊まる。夕食は、みんなでカレーを作る。ご飯
は、防災倉庫から竈、釜を借りて炊く。それが保護者の「炊き出し訓練」にもなっている。
翌日は、うどん打ちを行っている。
参加者:小学生67名、中学生5名、地域10名、大学生34名。
合宿通学での登校風景
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