活動紹介 千葉県森林インストラクター会 活動分野 森に親しむ懇談会(もりこん) ・研修 タイトル 植物の見分け方 実施日時 実施日時 平成 27 年7月16日(木)18 時45分~20時45分 実施場所 実施場所 船橋市 中央公民館第二集会室 受講者 10名 FIC会員他神奈川会含む 21名 活動の内容 佐藤講師の出身校である福岡県の短大の造園科で学んだカリキュラムから有効だと思って実践 していることを中心に話をしていただいた。今回の内容は今後の同定に大変参考になったとの感 想が多く聞かれた。 1. 見分け方に関わる要素について ・植物区系・日本の地理区分・気候・地形・地質・土質(乾湿等含む)・生育地の特性(山地、 海岸、草原、林、田畑など)・草本か木本か・草本:芽、ロゼット、花、実、葉・木本:芽、 樹形、樹皮、冬芽、花、実、葉 などを考慮して類推することで図鑑等で調べるときに効率的になる。 2. 樹木を見分ける基礎 (短大で実習して実践し、学んできたこと/カリキュラム) ・山に行き、植物を前にしながら解説を聞き、見分け方を覚える(福岡は樹種が半島由来のも のからブナまで大変豊富である) ・樹木を 100 種腊葉(押し葉)する(何度も新聞紙を取り 換えるたびに観察するので同定の力が付く:四季や老若、採取場所よる違いなど) ・学校 の構内の樹木目録を作成する ・四季を通し、種から成木までの樹木の状態を観察する ・スケッチする(特徴を捉えることで同定の力が付く) 3. 葉の形態による見分け方 ・葉の形(円形、楕円形、卵形など) ・葉の先端(鋭尖頭、鋭頭,鈍頭など) ・葉の基部(楔 形、心形、円形など) ・鋸歯(全縁、鋭鋸歯、重鋸歯など) ・葉の変異(マンサク、イタヤ カエデなど) この後、実際にブナ科のカシなどの葉を見ながら皆で同定の実習をした。 4.科の見当をつけるための一覧式検索表の例を参考に自分のフィールドで実践する 5.実践していること ・植生図を確認 ・植生誌をあらかじめ読んでおく ・分からないものに出会ったら: 花や実、落ち葉その他、何か手がかりになるものがないか周辺を探す それでも分からない 場合:写真に撮って特徴を調べる(表裏、角度、托葉の有無などが分かるように) 持ち帰っ て育ててみる 定期的に(季節ごと)訪れて変化を観察する カシ類で見分け方を実習 持ち帰って育ててみる 本サイトの記事・画像等の無断転載は禁じます。 → マタタビと分かりました (作成:上江洲 三男)
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