権現の森・笠森自然林 - 千葉県森林インストラクター会

活動紹介
千葉県森林インストラクター会
活動分野
森に親しむ野外講座
タイトル
権現の森・笠森自然林
実施日時
実施日時
平成 27 年 4 月 22 日(水)8 時 30 分 ~
実施場所
実施場所
長柄町・長南町
受講者
30 名
17 時
FIC会員他スタッフ
5名
活動の内容 上総丘陵北端部の植生観察と神社などで古に想いをはせる
天候不順が続いていましたが、久振りに安定した天気の中、色とりどりの新緑・春の野草・野鳥
のさえずり・田植えの済んだ田に吹く爽やかな風・奈良/平安/鎌倉時代に想いをはせる神社・・・
などを楽しむことができました。
ルートは千葉駅→「道の駅ながら」
→「権現の森」→林道歩き→バスで
「八重垣刑部神社」(梅の木荘で昼
食)徒歩で「関東ふれあいの道」→
「笠森自然林」→千葉駅
観察された主な植物など・・・
照葉樹や落葉樹のさまざまな展葉
は、目に優しく、心を癒してくれま
す。コクサギ、ヤマグワやコバノガ
マズミ、タラヨウなどの花々。花の
盛りは、過ぎていましたが、アオキ
の雄花・雌花の違い、マムシグサ、
ウラシマソウの雄株・雌株の見分け
方など、皆でわいわいがやがや
と議論に花が咲きました。
(八重垣刑部神社 杉の切り株を利用した龍の彫刻を鑑賞)
嬉しかったのは、下見では、ほとんど見ることが出来なかったムラサキケマン、ツルカノコソウ、
ホウチャクソウ、チゴユリ、フデリンドウ、ホタルカズラ、ニリンソウ、ナツトウダイなど、た
くさんの春の野草との出会いでした。
ウグイスやシジュウカラは至る所で囀り、キビタキの啼き声も・・・サシバも出現。
笠森寺の自然林では、笠森層の解説、芭蕉の句の各人各様の解釈、ホソバカナワラビとコバノガ
マズミの違いなど、いろんな話題で盛り上がりました。
春らしい一日を、皆さんと十分楽しみました。
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(作成:山内 和夫)