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平成27年度学力向上プラン
平成27年度学校教育目標
周防大島町立島中小学校
「自ら学び、心豊かで強く生きる児童の育成」
平成26年度から完全複式学級となり、教科によっては学年別指導を行うため、教師が他の学年を
指導している間にも、自分たちで学習に取り組むことになる。従って、児童には、これまで以上に、
自分で判断し決める力、そして、互いに協力し合いながら、粘り強く取り組む力が求められる。
これらの力は、学習の自立を図り、確かな学力を身に付ける基盤にもなるものである。
昨年度は、特に間接指導中のリーダー学習による主体的な学びに取り組んだ。今年度は、リーダー
学習をさらに深化させ、ICT機器を活用した自ら学びを楽しむ児童の育成に取り組む。
◇研究主題
◆本年度の重点目標 学習の自立を目指した組織的な取組
自ら考え、伝え合い、学びを楽しむ
1 複式学級における学習システムの構築
島中っ子の育成
2 間接指導の充実に迫る校内研修の実施
~さまざまな関わり合いを通した
3 家庭との連携による家庭学習習慣の確立
主体的な学習~
国
語
小学校段階で本校児童が特に身に付けたい力
話すこと ・考えたり思ったりしたことを、自分
書くこと
の言葉で話したり書いたりする。
・文と文の意味のつながりを考えなが
ら、接続語を使って書く。
・目的や意図に応じて、複数の内容を
関連付けながら自分の考えを具体的
に話したり書いたりする。
・接続語を正しく使って話す。
・敬体と常体の文末表現に気を付けて
文章を推敲する。
・段落相互の関係を考えて適切な言葉
を使って書く。
・順序を表す言葉を使って、順序立て
て話したり書いたりする。
・一文を二文に分けて書く。
読むこと ・文章から要旨や中心となる語を読み
取る。
・話し合いの意見、新聞記事等の文章
を読む。
・複数の情報を整理して、それらの中
から目的に合ったものを選ぶ。
・限られた時間内で長い文章を読んで
理解する。
・長い問題文を的確に理解して問題の
趣旨に応じて答える。
・物語文から場面の情景や作者、登場
人物の心情をとらえる。
言語事項
具体的取組
・さまざまな字数の原稿用紙を用意してお
き、積極的な活用を促進する。
・字数を決めて自分の考えや感想を書く活
動を各教科で取り入れ、自分の思いを文
章で表現することに慣れるようにする。
・各教科で、条件を付けてまとめや考えを
書く活動を設ける。
・書いた文章を、友達と読み合わせて推敲
できるようにする。
・テーマを決めて日記を書いたり、自分で
表題を付けたりすることができるように
する。
・順序を表す言葉を教室に掲示し、意識化
を図る。
・図書カード等を活用して、読書習慣の確
立を図る。
・朝のスキルアップタイムを利用して、読
解問題に慣れるようにしる。
・放課後や長期休業で個別に指導する時間
を設ける。
・
「読書のあしあと」や「読書のしおり」を
活用したり、朝学や国語で読書の時間を
確保したりして読書の習慣化を図る。
・児童が興味をもっているスポーツや音楽
関係の新聞記事や雑誌等を教室内に常備
し、さまざまな読み物に触れるようにす
る。
・漢字を正しく書く。
・漢字やローマ字は、毎日のドリルや家庭
・ローマ字を正しく書く。
学習で定着を図る。
・漢字の部首名を理解する。
・国語辞典や漢字辞典を手元に置き、積極
・丁寧語、謙譲語、尊敬語等の敬語の
的な活用を促す。
正しい使い方を理解する。
・敬語は、繰り返し指導するとともに、日
・四字熟語の意味をつかむ。
常会話や日記等を通して、具体的に丁寧
・語彙の知識を豊富に持つ。
な指導を行う。
・国語辞典や漢字辞典を使う。
・活字を読む習慣を身に付けるようにする。
-1-
数と計算
量と測定
算
数
図
形
数量関係
学習規律
家庭学習
学
習
習
慣
指導法の
共有化と
協働体制
校内研修
の充実
研
修
体
制
・四則計算を正しく計算する。
・小数や分数の計算を正しくする。
・概数で表す。
・四則の混合している計算をする。
・やり方や答えを言葉で説明する。
・朝学や家庭学習で、計算プリント(やま
ぐち学習支援プログラム)やドリル学習
を計画的、継続的に取り入れ、計算の習
熟を図る。
・ノート指導を徹底し、発達段階に応じた
まとめ方ができるようにする。
・長さや重さ、面積やかさ等の単位を ・具体物、半具体物を多く活用して、理解
理解する。
の定着を図る。
・数直線上の数を理解する。
・生活経験の中で、意図的に学習したこと
・テープの長さを小数や分数で表す。
を結び付けるようにする。
・面積についての感覚を身に付ける。 ・面積を求める公式の理解の定着を図る。
・角の大きさを求める。
・さまざまな図形について問題を解決する
・合同な図形を理解する。
経験を積むようにする。
・重なり合う図形等、複雑な形の図形
の面積を求める。
・□や△を用いた式を立てる。
・朝のスキルアップタイムにおいて、数量
・交換法則、結合法則、分配法則を使
関係に限定した問題に多く取り組んだり
った計算をする。
自分のレベルに合った問題を選んで挑戦
・表やグラフを正しく読み取る。
したりすることができるようにする。
・平均の意味と求め方を理解する。
・他教科でもさまざまなグラフに触れる機
・基準量が複数あるなど、さまざまな
会を設ける。
割合を使った問題を解決する。
・自分が求めた方法を自分の言葉で説明し
・複数の情報の中から必要な情報を整
たり、友達の説明を聞いたりする活動に
理して問題を解決する。
より、根拠を明確にすることができるよ
・問題文を正しく理解する。
うにする。
・身の回りから、割合に関する資料を積極
的に活用して、抵抗を軽減する。
・学習用具等を大切に使い、忘れ物が ・
「島中スタンダード」に学習規律を盛り込
少ない。
み、全教職員同じ歩調で指導に当たる。
・ノートの字を丁寧に書く。
・学習の準備や姿勢は、全校で統一して全
・家庭学習の習慣を身に付けている。
員で指導に当たる。
・話を最後まで聞き、もう一度聞き直 ・家庭学習の手引きの見直しを行い、保護
すことが少ない。
者への協力を求める。
・わからない所を教師に質問する前に ・リーダー学習、一人学び、ペア学習、グ
自分で深く考えることができる。
ループ学習を確立し、自力解決できるよ
うにする。
目
標
・児童の学力差や・学年間、学級間の
能力差に対応した系統的な取組をす
る。
・教員相互の指導法の共有化を図る。
・柳井地区へき地・複式教育研究指定
校としての発表に向けて、計画的、
実践的な研修を行う。
・ユニバーサルデザインの授業等、特
別支援教育のさらなる充実と、今後
の体系化につなぐ工夫を行う。
・町教委の担当指導主事や管理職によ
る指導を生かす。
-2-
具体的方策
・個々の児童の実態を把握し、個に応じた
指導の方法について事例検討をする。
・学習規律、学び方について学年のつなが
りを考慮してスタンダードを作成する。
・1学期に公開授業を実施する。
・夏季休業中にICT教育や特別支援教育
の自主研修を行う。
・一人一授業の他に日常的に授業を見せ合
う環境を作り、複式指導の充実に向けた
研修を行うとともに、外部指導者を招聘
し、助言を受ける。
・「Skype」を活用し、浮島小学校との日常
的な合同学習を展開する。
・発達障害に関する研修会の開催により、
全教職員の専門性向上を図る。